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広瀬すず×平手友梨奈対談 「自分の道は自分で作る」

 10代の頃からトップ女優として知られた広瀬すず(20)と、アイドル界に旋風を巻き起こしている欅坂46のセンター・平手友梨奈(17)。広瀬は8月31日公開『SUNNY 強い気持ち・強い愛』に出演し、平手は9月14日公開『響-HIBIKI-』で映画初主演を果たす。一見接点がないように見える2人だが、TOKYO FMの『SCHOOL OF LOCK!』の女子企画『GIRLS LOCKS!』のパーソナリティーを2人とも担当し、また広瀬は映画『ちはやふる』に17歳で映画初主演、平手も現在17歳で映画初主演と共通点が多いことから対談が実現。2人の共通の知人である、『SCHOOL OF LOCK!』の“とーやま校長”ことお笑いトリオ・グランジの遠山大輔をMCに迎え、ティーン誌で長らく専属モデルを務めた広瀬と、中高生から絶大な支持を集める欅坂46のセンター・平手、若年層から“憧れ”の2人が “コギャル”文化や90年代のカルチャーについて語り合った。

90年代“コギャル”ブームと欅坂46の共通点は「自分たちの道を自分で作る」エネルギー

――お互い初対面でしょう? まずは、お互いの印象はどうですか?
広瀬すず テレビでみたことがある、本物だ!っ…て(笑)。

――友梨奈ちゃんは?
平手友梨奈 あぁ〜広瀬すずさんだ!って感じです(笑)。女優さんは役によって髪型が変わるから、普段はどうなっているんだろうって思っていて。今日はボブなんですね。

――2人の共通点は、『スクールオブロック』だよね。ちょうどすずちゃんの後に入れ違いでさ。ラジオでも話していたけれど。すずちゃんは欅坂46の事とかTwitterでつぶやいていたんだよね?
広瀬すず 欅坂46は“自分達のロードを自分たちで作っている”ように見えて、すごく“いいな”って思って。女性は、自分が上に行きたいというよりは、周りの人と同じであることで安心を感じるんじゃないかと思っていたんです。でも、90年代のコギャルもそうでしたけれど、“自分達の力で何かを変えよう”という気持ちがすごくカッコいいなって。私もそうでありたいなって思います。
平手友梨奈 男性の方は、“俺は負けない”という気持ちがあるのかもしれないけれど。女性は周りと同じだと安心というのは、確かにそうかもしれないですね。

広瀬すず、平手友梨奈から見た90年代の女子高生ブームは「信じられない」

――じゃあ、本題に。お互いに出演する映画が近々公開ということで。まずはすずちゃんの『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の話から。舞台となっている90年代のコギャルの世界にすずちゃん演じる奈美がいるわけですが。17歳の友梨奈ちゃんからはどう見えた?
平手友梨奈 女子高のコギャルたちが描かれていたじゃないですか。本当にこんな感じなの?!って驚きました。私は実際に90年代を生きていないから、『SUNNY〜』の女子高生たちがリアルなのか、それとも映画だから少し盛っていてリアルと違うのか分からなくて、どっちなんだろうなって。

――この時代の女子高生は、みんなルーズソックス履いて、劇中にもたくさん出てきたヒットチャートの音楽をみんな聞いていて、本当にそのまんまだったよ(笑)。すずちゃんもあの時代に生きてなかったわけじゃん。撮影の時はコギャルのことを勉強したの?
広瀬すず ギャル雑誌の『egg』に携わっていた米原康正さん、“よねちゃん”ってみんなから呼ばれている方がらっしゃって。米原さんのコギャル講義をクランクイン前にみんなで受けて。大根監督にも「当時はこんな感じだった」と聞いたり、動画をみんなで観たりして基本のイメージのベースを作っていたと思います。

――演じる側としてはどんな感覚でした?
広瀬すず そうですね。やっぱり平手さんと同じように、“こんな時代があったんだ!”という感じですね。

――友梨奈ちゃんは、もしあの時代にいたらどんな高校生活だったと思う?
平手友梨奈 えっ?自分が?…想像がつかないです!でも、『SUNNY〜』で描かれていたように、強烈な思い出を共にする仲間がいる友情関係はとても素敵だなって思いました。

――今は欅坂46で仲間と一緒に活動しているわけで。アイドルの活動に通じるところはあるのかな。
平手友梨奈 そうですね。いつかグループが解散したとしても、メンバーとは集まれる関係でいたいと思います。

90年代の“音楽の力”に引っ張られた

――今まさに友梨奈ちゃんは高校生だし、映画の中の奈美(広瀬すず)と同じ世代を生きているわけで。映画で流れていたような90年代の音楽はどうだった?
平手友梨奈 90年代の音楽に詳しくなくて…でも、TRFさんの「EZ DO DANCE」は知っていました! 物語を見たくて、でも音楽も聞きたいから、どっちに集中していいか難しい瞬間もありました(笑)。

――楽曲の力に引っ張られちゃたってことか。中でも印象に残った楽曲は?
平手友梨奈 うーん、あったけれど曲のタイトルが…(笑)ラストあたりに流れた曲だと思います。
広瀬すず じゃあ、「強い気持ち・強い愛」かな?

――小沢健二さんの「強い気持ち〜強い愛〜」ってやつね!
平手友梨奈 あ、その曲じゃない(笑)
広瀬すず (笑)

――すずちゃんはどうだった?90年代の楽曲で、印象的なものはあった?
広瀬すず 全部聞いたことがありました。世代じゃないけれど、全部知っています。 PUFFYさんとかCharaさんは元々大好きで。あ〜素敵な声だなと思ってメイク中にも音楽かけてもらって。それを聞いてから現場に入っていました。

――友梨奈ちゃんは2010年代に生きているわけですけど。90年代の楽曲の力についてアーティストとして感じたことは?
平手友梨奈 今の同世代の人たちは、それこそ登美丘高校のバブリーダンスとか、そこら辺からちょっと前のものが流行り始めているんですかね。この前『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演させてもらった時も、まさに80年・90年代の音楽特集をやっていたんです。その時代の音楽が今の中高生に流行っているらしいですよ。だから、『SUNNY〜』も若い人が観ても楽しめると思います。

――ダンスといえば、映画のラストでは300人くらいで踊ってたシーンが圧巻だったね。
広瀬すず 練習はしていたんだけど、実際あの衣装で全員で踊るのが当日しかなかったんです。ステージ上から出てきてみんなで踊っているところも、現場に行かないと、そのシチュエーションが分からなかったから、映像を見てもああ、こうなったんだってすごく楽しかった。私たち90年代コギャル組の後に、篠原涼子さんら大人のサニーのみんなさんの撮影だったんです。撮影が終わった後に繋げたのを見せてもらったんですけども、その時全員泣いてしまって。

今回は“二人一役” (※コギャル時代は広瀬すず、大人時代は篠原涼子)で大人組の方たちとは役の話をする機会があまりなかったんですが、その時、みんなのサニーへの思いを共有することが出来たと思います。そんな貴重な経験ができました。

(写真/Tsubasa Tsutsui)


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映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』

8月31日(金)公開

監督・脚本:大根仁
音楽:小室哲哉
企画・プロデュース:川村元気
出演:篠原涼子、広瀬すず、小池栄子、ともさかりえ、渡辺直美、池田エライザ、山本舞香、野田美桜、田辺桃子、富田望生、三浦春馬、リリー・フランキー/板谷由夏 
オフィシャルサイト:http://sunny-movie.jp/(外部サイト)
(C)2018「SUNNY」製作委員会

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