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ORICON NEWS
のん5大都市ツアー直前、根強い“女優待望論”への想い
映画『この世界』で“物づくり”と“女優業”がリンク、「ゾクゾクした」特別さがあった
のん確かに自分が「これだ!」と思った役を企画して演じるのは、機会があればやりたいことのひとつです。役者のお仕事って演出家の意向に沿って表現するという部分は変わらないと思うんですけど、私が声優を務めた映画『この世界の片隅に』では、片淵須直監督が一緒に役と向き合ってくださって。私も監督が考えるすずさんをしっかりとらえたいと監督を質問攻めにして、ディスカッションしながら「すずさんってこうなんじゃない?」「監督の意図はこうなんじゃない?」ということを読み取っていったんです。
――監督との共同作業はどんな感覚でしたか?
のん皆で積み上げていっている感覚がありました。関わっているスタッフの皆さんやキャストの皆さんがとにかく作品に対して誠実で。それが見てくださる方にも伝染して、皆が同じ思いになっていた気がして。こういう映画のかたちもあるんだなと思いました。
――まさにのんさんが今やっている“ものづくり”と“女優業”がリンクしたかたちですね?映画『この世界の片隅に』のように最初はクラウドファンディングで小さくはじめても、輪が広がっていってたくさんの人に見てもらえる。役者として醍醐味ですよね。
のん考えてみると、ゾクゾクしますね。作る側も見てくださる方々も、気持ち的な部分で一緒の感覚になることは特別なんだなと思いました。
――お話聞いていると、近々また“演じているのんさん”が見れるのかなっていう気が。
のんお楽しみに!(笑)
「子どものときの経験は忘れられない」幼少期の経験が今の音楽活動につながっている
のん今回、大阪のライブに来てほしいと声をかけた方がいて。私が音楽を始めるきっかけになった方です。一人は私が地元にいたときの役場の職員さんなんですが、子どもたちが自由に楽器で遊べる場所を開放していて。私もそこでギターを始めたりバンドを組んだりしていたんです。もう一人は地元でずっとギターを教えてもらっていた方で、初心者にも丁寧に教えてくれたんです。その方たちに連絡をとりましたね。
――幼少期の経験から、すべてが今につながっている感じがしますね。
のんそうですね、子どものときの経験は忘れられないです。もう一度あの時に感じた“熱さ”を体験してみたいですね。
――ではあらためて、全国ツアーへの意気込みを教えてください。
のん短期間でライブをポンポンやっていくのが初めての経験なので、ちょっと緊張しています。でもバンドもどんどん進化しているので、皆さんにそれを見届けていただけたらなという気持ちです。絶対楽しいと思います。楽しくします!!
Information
●9月6日(木) 大阪・なんばHatch
開場18:00 / 開演19:00
●9月7日(金) 広島・広島CLUB QUATTRO
開場18:00 / 開演19:00
●9月14日(金) 福岡・福岡イムズホール
開場18:00 / 開演19:00
●9月26日(水) 仙台・仙台Rensa
開場18:00 / 開演19:00
●9月30日(日) 東京・日比谷野外音楽堂
開場16:00 / 開演16:45
With 仲井戸麗市BAND