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“不幸属性”が定着の窪田正孝、夏ドラマで幸せ掴めるか?
不幸せを見事にまとう、「誰も僕の幸せを願ってないんだなと(笑)」
過去の出演作を振り返ると、バリエーションに富んだ役柄を演じている。全国的に認知度を高めた『花子とアン』(NHK総合)では、ヒロイン・花子の幼馴染。子供の頃から花子を思い続けているのだが、本人にはまったく気づかれず、他の男との結婚を祝福するという切ない役だった。
ベストセラー小説を野島伸司脚本によりドラマ化した『アルジャーノンに花束を』(TBS系)では、頭はいいがどこか投げやりな性格で、詐欺罪で逮捕歴のある青年。湊かなえ原作のドラマ『Nのために』(TBS系)では高校生から32歳までを演じきった。島一番の料亭の一人息子・成瀬は、高校時代に店が経営不振に陥り、何者かの放火により家ごと焼失してしまう。主人公・希未(榮倉奈々)に思いを寄せながら、自らある罪を共有する役どころを熱演し、「Nロス」「成瀬ロス」との声も上がった。
物静かで控えめな佇まいは、窪田にしか醸し出せない雰囲気。それが演技力と相まって、ストーリーをより引き立てる。
バラエティーで見せるギャップ 演技とは対極の“かわいらしさ”
バラエティー番組で見せる、シャイで天然な姿も度々話題に上がる。動物と無邪気に戯れる窪田に対し「なんてかわいいんだ」とノックアウトされる視聴者が続出し、SNSで「窪田くん」というワードがトレンド入りするほどの反響もある。
このギャップも彼の持つキャラクターであり、胸が締め付けられるほど切ない役や演技をより際立たせる魅力のひとつなのだろう。
ファンの思いが届くか? 夏ドラマ“ヒモ男”でついに幸せを掴む!?
同作の記者発表会では、スウェットの短パンにグレーのスウェットの上下、まさに“THE ヒモ”といった感じの貧乏くさい衣装で登場。悲しい過去や運命もサイコパスな要素もない、まさに「楽に生きる」ために「絶対働かない」という信念を持った、“100%のクズ男”に見えた。
★まさに“ヒモ男”記者発表会でスウェット姿の窪田正孝
珍しく、無職でずっと家にいるのに家事もできないが、彼女が落ち込んだときにはキュンとする優しい言葉をかけるという役柄。心からの笑顔を見せる翔ちゃんに、「窪田くんのいろんな表情が見られて幸せ」「ついに“薄幸俳優”窪田正孝に幸せが舞い降りる?」と、SNSではすでに歓喜のコメントが。窪田の表情に一喜一憂せず、久しぶりに安心して見ることができそうな『ヒモメン』。窪田自身にとっても新境地を開拓するドラマになるかもしれない。