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ゼリーと一緒に冷やして販売? “冷やしポテチ”誕生の背景を開発担当に聞いた

 『わさビーフ』などの商品で知られる山芳製菓が、『ポテトチップス 塩あずき味』(税抜き130円)を全国発売した。アイス『あずきバー』でおなじみの井村屋とコラボし、同社の“あずきパウダー”を使った甘じょっぱい味わいだ。それだけでも十分にインパクトを感じるが、“冷蔵庫で冷やせばより美味しく食べられる“というのがもう一つの大きな特徴。企画を担当した山芳製菓マーケティング部の小川知希さんに開発の背景を聞いた。

「和風の甘いポテトチップスもいけるのでは…」というひらめき

 今回、 “塩あずき”というポテトチップスでは類を見ないフレーバーだったため、発売前から、Twitterでは「塩あずき味」というワードがトレンド入りするなど、この商品に関する反響は大きかった。

「弊社で以前『ポテトチップス パインアメ味』(『パインアメ』とのコラボ商品)を発売していたのですが、お客様から『甘いポテトチップスも美味しい!』とご好評いただいていました。それなら“和“の甘いポテトチップスでもいけるのではないかという着眼点から“塩あずき味”を企画いたしました」(小川知希さん)

 肝心の“冷やして食べる”という発想だが、チョコやクリームパンなど、夏向けに冷やして食べることを推奨した商品が年々増えていることから、「ポテトチップスを冷やしても面白いかも」と思いついたのがきっかけだそうだ。

冷やしたときに美味しく感じる味のバランスに苦心

 実際に、ゼリーやサンドイッチと同じく“冷蔵棚”に陳列して販売している小売店もあり、食べた人からは「甘みが増した気がする」「だんだんとあずきの風味が広がって美味しい」と、反応は上々だ。それもそのはず、今回開発に当たりもっとも苦心した点は「冷やした時に最適な塩味と甘みのバランス」だったという。

 これまで、山芳製菓では「クリームソーダ味」「キャビア味」などユニークなポテトチップスを作り続けてきた。そうした企画はどこから生み出されているのか尋ねると「お客様に楽しんでもらいたい、ただその思いからです」との答えが返ってきた。もちろん、今回のSNSの反応を見るに、消費者が楽しんでいることが十分にわかるが、根底には代表商品『わさビーフ』にも見られる“ユーモアがあって、美味しくて、長く愛される”商品づくりのノウハウが詰まっている。

 最後に、山芳製菓が井村屋の『あずきバー』を再現したことに対し、井村屋にも『わさビーフ味のアイスバー』を作ってもらうのはどうか?と、Twitterでもが書き込まれていた質問をしてみた。

「特に予定はございません。でも、できたら面白そうですね(笑)」

 消費者が喜びそうな企画だったのか、少し商品化への含みをもった反応をしてくれたように思えた。『ポテトチップス 塩あずき味』は、ローソン、ファミリーマート(沖縄地区のみ)、ローソンストア100のコンビニエンスストア、各スーパー、ドラッグストア、小売り店で取り扱い中。

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