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(更新: ORICON NEWS

AKB総選挙8位・大場美奈が語る舞台裏、「影で珠理奈さんが励まし続けてくれた」

 6月16日に愛知県・ナゴヤドームで開催された「第10回 AKB48世界選抜総選挙」で、8位と躍進を果たしたSKE48の大場美奈。26歳で初の総選挙選抜入りと、遅咲きの大場が、大きな舞台でいかにして花を咲かせたのか。その秘策や、総選挙舞台裏の様子、初の女王に輝いた松井珠理奈への感謝など、知られざるアイドルの本音をORICON NEWSに語ってくれた。

初の総選挙選抜入りの秘策は…「1年間、ファンの総選挙熱を温め続けていた」

 今年でアイドル9年目の26歳。AKB48の9期生ぱるること島崎遥香との同期であり、元々AKB48で4年活動し、5年前にSKE48に移籍。昨年の総選挙で26位だった大場美奈は、大幅に票数を伸ばし53,998票で8位にランクインを果たした。

「何回も経験させていただいて分かったのが、上位を狙うなら総選挙だけを考えてはいけないということ。総選挙の時だけ頑張っても上位は狙えません。遠征をしてきてくれるファンもいらっしゃって、東京と名古屋を行き来しなきゃいけないし、総選挙はある種ファンの方に負担をしいてしまう一面もあります。ファンの方たちとコミュニケーションをとって、作戦を一年間練ってきたんです」

ファンとのコミュニケーションは、握手会以外にも、Twitter、インスタグラム、ブログ、SKE48のメルマガを活用してきた。

「一番の本音は友達に送るみたいにフランクな感じでクローズドのメルマガに乗せています。ブログはアイドルファン以外の方が見る可能性もありますから、分かりやすさを重視しています。文字数制限がないので、自分の言葉でありのままを書くことが出来るのも利点ですね。土屋太鳳さんもものすごい長文をSNSに投稿していたりします。私は、ツールの特性ごとに使い分けて、地道に想い伝えていくことが一番大切だと思っていました」

 発信することに意識を置いてきた1年と語った大場。1年間投げかけ続けたメッセージは、シンプルな想いだった。

「この1年は、原点に返って“総選挙の選抜に入る”っていう目標を掲げて、完全に総選挙に向けて活動していました。世間の意識は、5月以降にならないと“総選挙モード”にならないんですよね。なので私は、私自身が意識を高める意味も含めて、冬も春も一年間ずっと総選挙への想いを発信し続けていました」

 大場美奈は1年間ずっと、ファンの“総選挙熱”を温め続けてきた。大場美奈のファンはその想いを受け止めて、総選挙で爆発させたのだ。今年も同じ戦法で過ごし、来年の総選挙ではさらなるランクアップを狙うのかと問いかけると、意外にも「いいえ」と答えが返ってきた。

 「ファンの方たちが頑張ってくださって、私に8位というプレゼントをくれました。1年間、私に会えるイベントの参戦を減らして、そのぶん総選挙の投票を頑張ってくださった方もいたと思います。こうして選抜入りという活躍の機会をいただいたので、『大場美奈を8位にしてよかったな』と思ってもらえる1年にしたい。ファンの方たちはゆっくりお休みしてもらって、私の活躍をぜひ見守ってもらいたいですね」

総選挙の舞台裏でメンバーを励まし続けた松井珠理奈への感謝

 総選挙当日、昼のライブでは、松井珠理奈が倒れるというハプニングもあった。夜の総選挙開票イベントでは念願の女王に輝くも、体調不良を引きずり翌日出演する予定だったイベントは中止に。同じSKEメンバーからみた総選挙当日の様子を聞くと、大場は松井珠理奈への感謝を何度も口にした。

「珠理奈さんは先頭を走って引っ張ってくれている、SKEの“将軍”です。テレビには映っていませんでしたが、100位の発表からずっと後ろを振り返って『みんな大丈夫だから、信じて!』『ちゃんと笑顔でいないとファンの人たちが不安になっちゃうよ』ってSKEのメンバーに声を掛け続けてくれていました。私もずっと名前を呼ばれなくて、本当に私は呼ばれるのか、呼ばれないのか、すごく不安になっていたんです。でも珠理奈さんが『みなるん、ついに来たね!』って、目を合わせて微笑んでくれていて、心強かったです」
「SKEのメンバーが、珠理奈さん、だーすー(須田亜香里)に頼る部分は大きいです。私たちもできることはしてあげたかったけれど、自分のことでいっぱいいっぱい。珠理奈さんは自分が1番プレッシャーがあって大変な時なのに、メンバーのことを思いやれてファンのみなさんにもファンを手を振っていて。今までは苦楽を共にしてきた仲間がいましたが、総選挙に参加する一期生がこれだけ少ないのは今年が初めてで、その不安は想像を絶します。珠理奈さんに私たちが寄り添っていきたい、この人を追いかけていかないといけないって思えた、グループの絆が深まった総選挙だったと思います」
 最後に、今後の活動について明るく意気込みを語ってくれた。

「シンプルに、今年の8位は私だけですから、一生ものです。歴代の8位の先輩たちの名前を見ると、すごいことですね。総選挙からまだ3日、あと362日精一杯頑張ります!」

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