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再始動のKAT-TUN、ジャニーズグループ復活で成功の鍵握る“強み”とは?

 2016年から充電期間に入っていたKAT-TUNが、22日に横浜・大さん橋で野外イベント『KAT-TUN 2018 FIRST IMPRESSION-Ask Yourself』を開催。亀梨和也、中丸雄一、上田竜也の3人は、多くのファンの前でグループとして本格始動したことをアピールした。波乱の多かった彼らの道のりを振り返りつつ、充電期間を支えた力、そして苦難を乗り越えたグループの強さを考える。

「まずは行動で示さなきゃいけない」、亀梨が充電中の思い語る

 2年前の2016年5月、デビュー10周年ツアー東京ドーム公演を最後に、充電期間に突入していたKAT-TUN。本格的な再始動となったこの日のイベントでは、ヒット曲「Real Face」をパワーアップさせた「Real Face♯2」をはじめ、新曲「Ask Yourself」、「Sweet Birthday」、人気曲「ハルカナ約束」の4曲を披露。その模様は、ジャニーズ事務所でも初の試みとなるLINE LIVEで生中継された。

 登場した3人は、実に晴れやかな表情。亀梨は2年前の東京ドーム公演を振り返りながら、「(ファンの前に立つ)景色を一番近い目標として、2年を過ごしていた」と心情を明かし、「まずは行動で示さなきゃいけない、そういう思いでいた」と告白。中丸は、「すごくすっきりと清々しい気持ちでこの日を迎えました」、上田も「充電後、ファンの方の前で初めて歌うことができるので、想像するだけでワクワクしていました」と、素直に現在の気持ちを語った。

★3,000人のファンと再会を喜ぶKAT-TUNの様子

華々しいデビューから一転、“ギリギリ”な波乱が続いたKAT-TUN

 この3月22日は、12年前の2006年、KAT-TUNがシングル「Real Face」、アルバム『Best of KAT-TUN』、DVD『Real Face Film』という3タイトル同時リリースで華々しくデビューを飾った日である。当時のメンバーは、亀梨、中丸、上田に加えて、赤西仁、田中聖、田口淳之介の6人。デビュー前から人気を得ていた彼らだが、亀梨と赤西が2005年に出演したドラマ『ごくせん』(第1シリーズ/日本テレビ系)が決定打となり、一般層からも注目を集めることに。そんな下地もあり、デビュー3作品はすべてオリコン週間ランキングで首位を獲得。「Real Face」はミリオンヒットを記録した。

 ジャニーズといえば優等生のイメージが浸透していた中で、新たに“不良枠”を確立したのがKAT-TUNだった。「ジャニーズっぽくない」「ギラギラしている」というイメージを引っ提げ、彼らの快進撃はその後も続くと思われた。ところが4年後の2010年、亀梨と人気を二分していた赤西が脱退。その後も田中、田口とメンバーが去り、亀梨、中丸、上田は 一時“充電”するという道を選ぶことになった。何かが起こるたびに、ネット等では「Real Face」の“ギリギリでいつも生きていたい”という歌詞をもじって、揶揄されたこともあった。まさに波乱万丈の道のりを経て、今回ついに再始動を果たしたのがKAT-TUNというグループなのである。

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