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【めちゃイケ・リレーインタビューVol.6】ネタ職人・ジャルジャルの葛藤と黒歴史 先輩メンバーの激励に感謝

 今年3月をもって22年の歴史に終止符を打つフジテレビ系バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』(毎週土曜 後7:57)。数々の人気企画を生み出し、日本のバラエティー史に名を刻んだ人気番組の最後の花道を盛り上げるべく、ORICON NEWSではメンバー全員にインタビューを行い、リレー形式で毎週掲載していく。

 第6回に登場するのは、2010年に新メンバーとして加入したジャルジャル。2007年の『NHK新人演芸大賞』演芸部門の大賞、翌08年の『ABCお笑い新人グランプリ』優秀新人賞に輝き、09年から10年まで放送されていた、ウッチャンナンチャンの内村光良がMCを務めるコント中心のバラエティー番組『爆笑レッドシアター』にもレギュラー出演するなど、早くからその才能を注目されていた。そんな“ネタ職人”ジャルジャルが『めちゃイケ』の舞台に飛び込んでいった際に抱えていた“苦悩”と、メンバー・スタッフへの“感謝”の思いを打ち明ける。

武田真治のお願いに戸惑い 『めちゃイケ』の変わらない“学校感”に感嘆

ジャルジャル・後藤淳平(左)、福徳秀介(右)

ジャルジャル・後藤淳平(左)、福徳秀介(右)

福徳 『めちゃイケ』が終わることを知らされた段階で、放送があと10回くらいっていうことだったので「そんだけしかないんや」っていう心境でした。いまだに実感がわかなくて、現場でもそんな話は特に出ないです。

後藤 終わると言われてから、あと何回って言われているんですけど、正直まだあんまり実感と言うか「ホンマに終わるんかな?」っていう感覚はありますね。収録もいつも通りです。武田(真治)さんは新しいカメラを持ってきて「みんなで写真撮ろうよ」って言って、やっていますけど、それは武田さんだけですね(笑)。
  • 武田真治(左)

    武田真治(左)

福徳 武田さんといえば、新メンバーとして入りたての頃に僕と敦士と三中(元克)くんをご飯に連れて行ってくれたことがありました。その時に、いきなり「オレのことを“真治兄さん”と呼んでくれ」と言っていたことはスゴく印象に残っています。焼き肉も全部焼いてくれて、逆に僕らには1枚たりとも焼かせてくれない“焼き肉奉行”で、なおかつ呼び方も指定されて…。結局は、誰ひとりも「真治兄さん」とは呼ばなかったんですけど、あれは何やったんやろう(笑)。僕らが入る前までは武田さんが一番年下だったから、たぶん初めて『めちゃイケ』の中で後輩ができたっていう思いがあったのかもしれないですね。

後藤 そういう意味では、出演者のみなさん、総合演出の片岡飛鳥さん、双方がおっちゃんになっているんですけど、何か学校感みたいなものが『めちゃイケ』にはあるんですよ(笑)。もともとは、皆さんが若い頃からスタートしていたので、その時は総合演出が“先生”で、出演者は“生徒”というわかりやすい構図だったと思うんですけど、そのまま歳を取っていって、20年以上が経ったのに先生と生徒のままというのは独特ですよね。番組が長い間続いていて、信頼しあっているからこその雰囲気だと思います。武田さんの一件も、先輩と後輩のやりとりみたいですもんね。

福徳 打ち合わせする時の皆さんの座り位置、ロケ車での座り位置、全部が決まっているのも長年やってきたからこそだなと思いますね。ほかの番組では経験したことないので。僕は最初入った時に打ち合わせで適当に座っていて、誰からも何も言われなかったんですけど、岡村(隆史)さんが帰って来た時に『ここ、オレの場所…』と言われて、席を移動したことがあって…。やっぱり、決まっているんだなと思いましたし、前もって誰か言ってほしかったですね(笑)。

新メンバー加入時の葛藤と先輩たちの支え 『めちゃイケ』での“黒歴史”も告白

後藤 新メンバーとして加入した時、個性を出せないもどかしさみたいなものは、めちゃめちゃありました。何やってもうまくいかないし、手応えもない、みたいな状況がけっこう続いて。心のなかで、『めちゃイケ』で目立って、それをきっかけにジャルジャルとして売れていこうという気持ちがありましたけど、ある時に加藤(浩次)さんが「若いから、その気持ちもわかるけど、『めちゃイケ』としての一つひとつの放送を面白くすることを優先して考えないといけないじゃないか?」と言われて、そんな大人な考え方があったんかと。それは目から鱗でしたけど…特に『めちゃイケ』は全体のことを考えながらという思いでやっていますけど、正直、今もその境地にたどり着いているかどうかはわからないです。

福徳 そこに関しては、僕も全く同じ気持ちです。最初はどうしたらエエねんっていうのもあったし、入ってすぐの時に彼女がいるかを聞かれたので「彼女います」と答えて、そこで終わりかなと思ったら、名前まで言わされたことがあって…。正直、なんで、そこまで言わないとアカンのやろうって感じました(笑)。でも、ある時に濱口(優)さんが「企画上、人を痛める立場になることがあるけど、こっちも面白くなると思って心を痛めてイジっている」ということを言っていて、なるほどなと納得できましたね。
――“土8”というバラエティーの聖域に途中加入という難しい立場ながらも、『めちゃイケ』のメンバーとしての正解を模索していたジャルジャル。特に苦労した企画を聞いてみた。

福徳 大変だったのは…、僕は『27時間テレビ』でのバスケットボールですかね(※)。あの時は、悪い意味で反響が大きかったです(苦笑)。でも、『めちゃイケ』新メンバーになって以降はジャルジャルではなくて「めちゃイケの人や」って声をかけていただくことが多かったんですけど、あれをきっかけに「福徳」という個人名を覚えてもらったので、いいきっかけだったと自分で言い聞かせています。
※2011年に放送された『FNS27時間テレビ めちゃ×2デジッてるッ! 笑顔になれなきゃテレビじゃないじゃ〜ん!!』内のコーナー「すぽると! 美女アスリート合コンSP」で、岡村、中居正広、福徳チームと美女アスリートチームによる3on3を実施。その中で、岡村のみにボールを回さない“コント”のようなやりとりをする流れで、福徳が岡村にボールをぶつけた様子が「本気でイジメているように見える」とネット上を中心に炎上した。
  • よゐこ・有野晋哉(左)、濱口優(右)

    よゐこ・有野晋哉(左)、濱口優(右)

後藤 僕も悪い意味で言うと、僕の新居にメンバーみんなが来て、カレーをこぼしたっていうことですかね(※)。僕に対して直接という訳ではなかったんですけど、番組に対して「イジメじゃないか?」という批判が殺到して、僕のツッコミが甘かったのかなと反省したり、いろんなことを考えましたね。そのロケ終わりに、唯一よゐこさんからだけ、バラバラで『ごめんな』っていうLINEをいただきました(笑)。よゐこさん2人だけでしたね。別に2人で決めたわけでもない様子で、バラバラできたのでビックリしました。
※昨年9月2日放送の『めちゃイケ』で、メンバーが後藤の新居をサプライズ訪問し、居間でチョコファウンテンのカレー版を盛大に開催。大騒ぎする中で、カレーのルーが新居のあちこちにこぼれ落ちてしまう様子に、一部ネット上で批判が寄せられた。

収録以外で感じたナイナイからの愛情 目標は『めちゃイケ』後番組のMC就任?

後藤 岡村さんは、コンビとしてのことをスゴく気にかけてくださります。2013年に『ABCお笑いグランプリ』で優勝させてもらった時も、岡村さんが「おめでとう」って連絡をしてくれました。

福徳 矢部(浩之)さんは、僕らがネタ番組に出た後の収録でそっと近寄ってきて「あれ、おもしろかったでー」と言ってくれたことがありまして。そういうのはあまり見ないのかなと勝手に思っていたので、ちゃんと注目してくれているんだと感じられてうれしかったです。
後藤 加藤さんも、僕が「『めちゃイケ』が終わって、ほかのレギュラー番組も終わって、新居を買ったばかりのタイミングで…」みたいなことを言っていたら「まぁ、でも芸人は腐りかけが一番面白いから」と励ましてくれました。移動のロケバスでも、横が矢部さん、うしろが有野(晋哉)さん、ななめうしろが加藤さんという席順で、先輩たちの会話に入らせてもらうことも多かったなぁ。皆さんあれだけの先輩でスターですから、普通は「おはようございます!」みたいなキチッとした感じになると思うんですけど、もう7年も一緒にいて、楽屋あいさつに行く文化もないので、いざ『めちゃイケ』が終わって、離れて再び会った時にどんな感じになるのかちょっと想像つかない(笑)。
福徳 この前、復活版の数取団に出た時に思ったんですけど、昔から担当しているメイクさんが、絶妙におもしろメイクをしてくれました。「まゆげをもうちょっと1センチくらい離そうか?」言ってくれて、それで手直ししたら、ホンマにおもしろくなって…。やっぱり、この番組は、出演者やディレクターの方だけでなく、メイクさんまで“おもしろ感性”を持っているんだと感じたし、名物キャラがたくさん生まれるはずやわと思いました。ただ“シュウ活”になってからじゃなくて、もっと早く出会いたかった(笑)。そんな『めちゃイケ』が終わってしまうのはさみしいですし、ほかの現場でもし会うことになったら、たぶん照れくさい感じになると思います。今でもそうですけど、メンバーの方と違う現場で会うと、本当に学校の先輩に外で会う感覚になるんです。
後藤 僕は番組が終わるまでに「あの時こうしておけば良かったな」という場面をリベンジさせてもらいたいです。同じシチュエーションを作ってもらって、理想の出方というかコメント、100点の立ち振る舞いやり直す…みたいな感じで。やっぱり、新居のやつをリベンジしたいですね(笑)。番組が批判されないように、何をやるのか全部わかった上でやり直したい(笑)。
福徳 僕もあの場で一緒にいながら「演技がリアルすぎるわ。顔キレてるやん」と思っていたので、ぜひ実現させてもらいたいです(笑)。今年はコンビ結成15周年なので『キングオブコント』と『M-1グランプリ』、特に『M-1』はラストイヤーになるので、ダブル優勝して「めちゃイケにおったあの子ら、優勝したわ。めちゃイケ終わらせたの残念やな」と思ってもらえるように頑張りたいです。
後藤 じゃあ、僕は『めちゃイケ』終了後の土曜8時の新番組にジャルジャル奇跡のMC抜てき。これをちょっと狙っていこうかな(笑)。

福徳 いや、気まずいわ(笑)。
後藤 何なら、僕らがMCとしてメンバーの皆さんをゲストとして呼ぶなんてことも…
福徳 エラい上から目線やな(笑)。
◆後藤淳平(ごとう・じゅんぺい)1984年3月20日生まれ、大阪府出身。高校時代からの友人同士である福徳秀介と2003年にジャルジャルを結成。吉本興業の養成所であるNSC出身。2010年の『キングオブコント』では第4位、15年の『M-1グランプリ』では第3位に輝くなど、漫才・コント両面で高評価を受けている。2010年10月に『めちゃ×2イケてるッ!』の新メンバーに選出。番組では、極端に早口で何をしゃべっているかわからない高校生というキャラクターのみなみくんで人気を博した。

◆福徳秀介(ふくとく・しゅうすけ)1983年10月5日生まれ、兵庫県出身。高校時代からの友人同士である後藤淳平と2003年にジャルジャルを結成。吉本興業の養成所であるNSC出身。2010年の『キングオブコント』では第4位、15年の『M-1グランプリ』では第3位に輝くなど、漫才・コント両面で高評価を受けている。2010年10月に『めちゃ×2イケてるッ!』の新メンバーに選出。番組では彼女の名前を告白させられるなど、私生活をさらけ出すほか、先日1回限りで復活した人気コーナー「数取団」での新キャラなどで人気を集めた。

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