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元モー娘。工藤遥、スーパー戦隊で女優デビュー「アイドルだったことを忘れさせたい」

アクションシーンもヒールで撮影!? 「余裕なんですよ、これくらいなら(笑)」

――女優としては1歩踏み出したところではありますが、アイドルとしてライブや舞台などで活躍してきて“見せる”ことはプロ。撮影が始まって、どんな時にアイドルをしていてよかったと思いますか?
工藤遥 今回は衣装でヒールを履いているんですけど、変身後の衣装もヒールなんです。ヒールを履くスーパー戦隊は新しいと聞いたので、“だったらよりおしゃれに気を遣って、アクションもやりたい!”と思ってヒールを履いています。皆さん怪我とかを心配してくれるんですけど、頑なに「大丈夫です」って言っていますね。アイドル時代もずっとステージの上をヒールで踊って走り回ってきたので、“アイドル時代に培ってきたものだなぁ”としみじみ思っています。今では、スタッフの皆さんも慣れてきて「もともと踊っていたんだもんね」って言われるようになってきて、「そうなんです。余裕なんですよ、これくらいなら」と(笑)。

――動いているときの見え方まで意識できるのも、ステージで歌って踊っていたアイドル経験があるからですね。
工藤遥 小さなプライドと言いますか、やっぱり見た目もきれいに見せたいですね。正直、現役時代は“一刻も早くスニーカーで踊りたい”とか、“早くこの靴脱ぎたい”とか思ってたんですけど(笑)。あの時ちょっと頑張ったおかげで今に生きているなって思います。

スーパー戦隊シリーズに1年間出演「卒業後が勝負だったのが、次は来年が勝負」

――逆に、アイドルの経験、舞台の経験だけではうまくいかないときはどんな時ですか?
工藤遥 舞台は2時間通して役を演じ続けて、尚かつお客さんの前に立っているので、気持ちが切れることはないんですよね。でも、今は細かいカット割りがあって、セリフごとに演じ方も変わったりとか、何回もトライする時間があればあるほど戸惑うことも多いです。ゲシュタルト崩壊じゃないですけど、分からなくなってくる時はありますね。舞台とは違う厳しさは感じています。

――それぞれ、2時間やり通す集中力と、短時間を何度も繰り返す集中力ですよね?
工藤遥 そうなんです。同じ集中力でも全然違うんだなと思います。それに今まで舞台でやってきた役柄と全然違うし、ずっとグループで活動してきて、今はひとりで頑張っていかなきゃいけないですし…。正直、いろんなものを抱えながら手探り状態でやっています。でも、1年経った時には「あの時はアイドルの経験も生きていたな」って余裕を持って、胸を張って言えるようになりたいと思います。

――今はまだ戸惑うことも多いかもしれませんが、ルパンイエロー・早見初美花を演じる1年間をどのように過ごしていきたいですか?
工藤遥 今はこうして、ドラマはもちろん映画にも1年間出演できて、アクションに挑戦したりアフレコに挑戦したりと、色んなことをやらせてもらえます。でも、やっぱり問題は1年後。この前までは卒業後が勝負だったけど、次は来年が勝負になります。この1年で頑張らなきゃいけないことがどんどん増えていくので、この勝負にかける想いと根性に、アイドルの経験もプラスしていけたら、より成長できるかと思っています。

――1年後はどのように成長していたいですか?
工藤遥 最初の1話2話の姿を見て、「恥ずかしいな」「今だったらこんな下手な芝居しないわ!」って自分で思えるようになっていたいです。

アイドルから女優へ「真野恵里菜さん、川栄李奈さんみたいにいろんな作品に出たい」

――では、これから女優としてどのように活躍していきたいですか?
工藤遥 もちろん女優として、若手女優の皆さんと肩を並べられるくらいになりたいという思いもありますし、ただ、“この歳だから”とか“この若さだから”とかではなく、いつまでもどんな役でも幅広く必要とされる女優さんになりたいです。アイドルから女優さんへ転身した先輩の真野恵里菜さんや、川栄李奈さんみたいに、常に主役を演じるだけでなくて、いろんな作品でいろんな人から支持される女優になりたいです。

――今回、晴れてメインキャラクターで女優デビューとなりましたが、これから演じてみたい役はありますか?
工藤遥 必要としていただけるのなら、「なんでもやります!」という感じです。でも、まさに初美花が今までやりたかったような役だったので、「やっとできる! やったー!」という気持ちはあります。なので今後は、内容が難しくて、心理描写がたくさん描かれるような作品にも挑戦してみたいですね。

――最後にファンの皆さんにメッセージをお願いします。
工藤遥 モーニング娘。時代に、アイドルに対する想いや姿勢などを見てきてくださった方はたくさんいらっしゃると思うのですが、今もひとりの女優として、私なりに大きな決断をして大きな壁に立ち向かっています。そして、今後さらなる活躍をするために一生懸命に頑張っている姿を応援していただけたら嬉しいです。

(写真:TAKU KATAYAMA)

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』

■テレビ朝日系 毎週日曜 前9:30〜前10:00 / 2月11日スタート
原作:八手三郎(講談社「テレビマガジン」/小学館「てれびくん」連載)
監督:杉原輝昭 ほか
アクション監督:福沢博文
特撮監督:佛田洋(特撮研究所)
出演:伊藤あさひ(ルパンレッド/夜野魁利)、結木滉星(パトレン1号/朝加圭一郎)、濱正悟(ルパンブルー/宵町透真)、横山涼(パトレン2号/陽川咲也)、工藤遥(ルパンイエロー/早見初美花)、奥山かずさ(パトレン3号/明神つかさ)、アイクぬわら(超新塾)(ヒルトップ)、温水洋一(謎の執事コグレ)
公式サイト(外部サイト)】(C)2018 テレビ朝日・東映AG・東映

<ストーリー>
 42作目となる新シリーズは、テレビシリーズ史上初となる2つの戦隊、“W戦隊”が登場。ライバルとなるスーパー戦隊は「快盗」と「警察」。民衆から英雄視される快盗「ルパンレンジャー」は過去に失った大切な人を取り戻すため、戦いに身を投じる3人組。一方、警察「パトレンジャー」も市民の正義と理想の未来のために戦う3人組。水と油のように決して交わることのないこの2つの戦隊が、異世界犯罪者集団「ギャングラー」の手に落ちたルパンコレクションを巡り、火花を散らす。

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