(更新: ORICON NEWS

モーニング娘。『新10人体制になって変わったことは? 2013年夏の思い出も語る!』

シングルが2作連続で週間ランキング1位を獲得するなど、勢いが加速する新生モーニング娘。 そんな彼女たちが、田中れいなが卒業し10人体制になって初のシングル「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」を8月28日にリリース。今回は、サブリーダーになった譜久村聖(9期)に、工藤遥(10期)、小田さくら(11期)の3人に話を聞く。

グループをまとめていこうという意識が強くなった(譜久村)

――小田さんが11期メンバーに合格してから、もうすぐ1年ですね。
小田さくら加入した時と顔が変わったと言われます。あと、前から私を知ってる友だちに、鼻歌だけでも「ハロプロの歌い方だね」と、よく言われるようになりました。

――同期がいなくて寂しかったりは?
小田さくら最初はずっとそうでした。9期さん、10期さんがすごく仲が良くて、モーニング娘。としてのグループ愛もあるなかで、急に私がひとりで入って“ここにいてもいいのかな?”と何度も思いました。でも、話しかけてもらえることも増えてきて。
工藤遥私は小田ちゃんと趣味が合います。好きなものを紹介すると、すごくハマってくれるんですよ。SEKAI NO OWARIさんの曲とか、マンガの『青の祓魔師』とか。
小田さくら面白かった!
工藤いい話し相手ができました(笑)

――譜久村さんはサブリーダーになって、やることが増えたりも?
譜久村聖みんなのことを見て、まとめていこうという意識は強くなりました。コンサートのリハーサルで、先生の言葉に返事ができてないメンバーがいたら注意したり。

――「わがまま 気のまま 愛のジョーク」ですが、つんく♂さんが「メンバーみんなに当てはまる感じ」とコメントしてますね。
譜久村特にサビの部分はそう感じます。9、10、11期はみんな目立ちたい、前に出たい気持ちが強いと思うんです。それが<負けない 負けない 負けたくないから>という歌詞に出てたり。A、Bメロで不器用な面が出てるところも重なる部分が多いですね。
小田サビ前に<本当の私がどんな事企んでるか>とあるのも、私はいまはモーニング娘。で一番下ですけど、心に秘めて企んでることはすごいと思うんです(笑)。“ビックになる!”という思いは強いので、自分に置き変えられます。
工藤私は<ニキビが増えたって>のところを歌ってますけど、一時本当にニキビが増えたんです。でも、歌の通りストレスなんかなかった(笑)。それをつんく♂さんは知ってたから私にこのパートが来たんじゃないかって、ビックリしました(笑)。いまは肌がきれいに治りました。年齢的なことだったのかな?

――ボーカルは出だしからウィスパーっぽく入ってたり、ハードルが高いのでは?
小田私はウィスパーが苦手だと気づかされました。息を多くすると声が小さくなっちゃって。最後の<愛されたい>も、“た”と“い”の間をどう歌うか、いろいろ難しかったです。

――プロなら当然とはいえ、そういう細部まで考えて歌っているんですね。「愛の軍団」では<「苦労」買ってでもした方が良い>の歌詞に<ほんと? ほんと?>とリフレインが続きますが、その辺は本当だと思います?
工藤この業界にいたら“苦労は買ってでも”というのはわかります。その分チャンスも増えると思うし。でも普段の中学生の私は、苦労はなるべくしたくないです(笑)
小田<叱られるうちは花>も最近になってわかってきましたけど、普段は叱られると“見離された方がいい”ってイジケる時もありました(笑)

――小田さんはしっかりしてそうだから、叱られることは少ないんでしょうけど。
小田いや、すごく多いです。我が強くて、「私はこう思う」って自分の意見を言い張るんです。それが本当は間違っていたら、正しいことを教えてもらわないといけないので、“叱られるうちは花”と本当に思ったんです。
工藤私は毎朝起きられてなくて、お母さんとバトルですね(笑)。朝が本当に苦手で、前の夜にどんなに早く寝てもダメ。怒鳴られ叩かれ、必死に起こされてます(笑)
譜久村私もまったく一緒。ベッドを揺らされて(笑)。目覚ましが鳴っても聞こえないんです。お母さんの声も聞こえないし、揺すってもらっても記憶にないくらい。一時はスプレーで水をシュッとかけられて起こされていました(笑)
工藤最近気づいたのは「起きなさい」という声は聞こえないけど、「遅刻するよ」だと聞こえるんです(笑)。お仕事の日に「遅刻する」と言われたら、敏感になっていて飛び起きるので。これからは「遅刻するよ」で起こしてもらおうと思います(笑)

卒業後のいま、田中(れいな)さんの存在感の大きさをより感じる(工藤)

――ところで、歌詞にある<近くにあるときゃわからなくて 遠く離れたら気がつく>ものってあります?
小田モーニング娘。に入って、学校が終わったら急いで帰って仕事に行く時に、当たり前だった放課後の友だちとの時間がすごく大事だと気がつきました。いまは中学3年生で、いずれ失ってしまうものだし。
工藤モーニング娘。は卒業と加入を繰り返すグループじゃないですか。田中れいなさんは一緒に活動していた時から憧れで大好きでしたけど、卒業されてからの方が存在感の大きさに気づきました。田中さんのパートをほかのメンバーが歌うようになって、“もう田中さんはいないんだ……”って。
譜久村私は家族ですね。親には怒られてばかりで、面倒くさいとか帰りのお迎えも必要ないと思ってた時期もありましたが、いまは帰ってきたらお風呂が沸いていたり、「ただいま」と言える環境をすごくありがたいと感じています。

――8月も押し迫ってきましたが、この夏は良い思い出はできましたか?
譜久村全国握手会やハロー!プロジェクトのコンサートで、日本中のいろいろなところに行きました。行った先の方たちが「ここまで来てくれてありがとう」って、すごく喜んでくれるんです。
工藤泣きながら来てくれた女の子がいたり。
譜久村島根では、私たちのヒット祈願で出雲大社に行ってくれた方がいたり。嬉しかったし、握手しながら“感謝の気持ちをもっと返さなきゃ”と思いました。
小田私は握手会で行く前に徳島で、番組の企画で阿波踊りをやりました。おじゃましたグループのチビッコたちとも本当に仲良くなれて、人と関わる楽しさを感じました。握手会でもまたひとりで徳島に行けたので、思い入れの強い場所になりました。

――秋にはモーニング娘。の単独ツアーもあります。
譜久村最近は私たちが加入してからの曲をたくさん歌ってましたけど、アルバムで昔の先輩たちの曲をカバーさせてもらうことになったので、そういう曲も歌っていきたいです。昔のモーニング娘。の曲を歌うことで、いまのモーニング娘。の良さを見てほしくて。それと“夏ハロー”で気づいたんですけど、モーニング娘。には各地方で地元出身メンバーがいるんです。広島なら(鞘師)里保ちゃん、福岡ならえりぽん(生田衣梨奈)とか。アンコールがそのメンバーの名前に変わったり、感動がたくさんありました。秋ツアーもいろんなところを回らせていただくので、たくさん思い出を作っていけたらと思います。
(文:斉藤貴志)

「わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団」 ミュージックビデオ

関連リンク

フォトギャラリー
【動画コメント】自由時間があったら何したい?
【新曲ミュージックビデオ】
【前作インタビュー】先輩・れいなへの想い
過去の特集一覧
プロフィール/CD売上げ
公式サイト

あなたにおすすめの記事

メニューを閉じる

 を検索