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中島健人、時代を逆行する“王道王子様”キャラでバラエティー独走状態に

 2011年、帝国劇場で一輪のバラを持ち、平均年齢14.4歳のジャニーズ最年少グループとしてとしてメジャーデビューを果たしたSexy Zone。その中で、最年長メンバーとして活躍しているのが中島健人(23)だ。昨年は主演映画2本に、CMにも出演しているが、昨今は特にバラエティーで活躍が顕著だ。『林先生が驚く初耳学』(TBS系)へのレギュラー出演をはじめ、数々の人気バラエティー番組にゲスト出演しているほか、『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)内のコーナー『ゴチになります!』新メンバーに抜擢。共演者への“甘い言葉”や“エスコートする姿”から王子様と評されているが、なぜ今、中島の“王子様キャラ”が注目されているのだろうか?

どんな振りにも必ず“王子様コメント”で返す瞬発力でバラエティー界を席巻

 ひと昔前は、男性アイドルや若手俳優といえば、学校にいそうな不良っぽいカッコよさが主流であった。また、近年も「自然体」や「リアル彼氏」志向が増え、時代は常に男性アイドルへ身近なカッコよさを求めている。そんな中、注目を集めているのが、“王子様キャラ”と評される中島健人だ。もともと、王子様キャラは2次元の世界のもの。それをリアルな世界に呼び込んだのが彼といえるだろう。

 昨年放送された『しゃべくり007』(日本テレビ)で見せた観覧客との“神対応”握手会では「今日誕生日なんです」と言われれば「仕事終わったら、一緒にケーキ食べに行こう」と答え、「なんでそんなにカッコイイんですか?」という質問には「なんでそんなにキミはかわいいの?」と回答。MCの上田晋也が「大喜利みたい」と評するほど、どんな振りにも“王子様”なコメントで即座に返し、全力でぐいぐいと攻めてくる。リップサービスだとわかっていても、その真摯な姿勢に「感心する」という反応がSNSなどで見られる。

 すべての女性をお姫様に見立ててくれる“王子様キャラ”は、現在、主流とされる彼女気分になれる“彼氏感”とは逆行する。だが、それは常に新しいキャラクターを探しているバラエティーに風穴を開けることとなった。

さんま、マツコもお墨付き! どんな番組やMCにも“ハマる”対応力

 とは言え、「キャラを作っているのでは?」と斜に構えて見る人もいるだろう。時として作られたキャラは批判の対象となりかねないが、そうとも言えない姿はバラエティー番組で垣間見ることができる。明石家さんまがMCを務める『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ)では、女性評論家とのデートで性格分析されるという企画に出演。そのデートでのさりげない気づかいや言動に明石家さんまも驚きの反応を示した。それは普段から紳士であるからこそできることで、その自然で卒のない共演者への“お姫様扱い”に、マツコ・デラックスから「次世代は中島健人だな!」と太鼓判を押された。

 また、たびたび使用される「セクシー○○」は、もちろんグループ名・Sexy Zoneに由来。もともとインパクトの強いグループ名ではあるが、多用することでグループの知名度アップにも貢献したい意図があるという。そんな、都度のコメントで見せる瞬発力と、オリジナリティのあるキャラクター性、そして、それらを意図的に出せるセルフプロデュース力の3つを融合させる言動は、厳しい芸能界を生き抜いてきたベテランのタレントたちも一目置く存在となっているのだろう。

 そうして毎度のように爪痕を残してきた結果、どんな大物や番組にも“ハマる”若手アイドルとして重宝されるようになった。しかし、そんなタレント然とした対応力を見せるだけではない。エンタメ誌ライターによると「『林先生が驚く初耳学』で共演する林修さんは、『ウケると思った言葉がウケなかったとき見せる健人くんのシャイな表情もカワイイですよね』と言っています」。そういうギャップも先輩芸能人たちの好感度を上げているのかもしれない。

“キャラ変”なし! デビュー当時から変わらぬアイドルマインド

 そんな彼のキャラクターは今に始まったものではない。ライブパフォーマンスの実力もさながら、投げキッスなどの王子様然とするファンサービスには定評がある。中島の“神対応”の由来も、もともとグループのイベントとしてデビュー当時から行われていた握手会だ。彼を取材したライターも口をそろえて「常に紳士に対応してくれる」と言っている。「取材陣が立っていると、わざわざ椅子を持ってきてくれたり、飲み物を取ってくれることもありますよ」(エンタメ誌ライター)。それは両親から常にジェントルマンであれと教わったからかもしれないが、観客だけでなく取材陣にも“神対応”している。

 また、デビュー間もない2013年には『JMK 中島健人ラブホリ王子様』(日本テレビ系)という30分の単独冠番組を放送。“ラブホリ王子様”は本人が雑誌で発言した「ラブホリック」に由来しており、出演者は中島のみ。カメラを彼女に見立ててデートをするというトンデモ企画をやり切っている。「本人も最初はラブホリという言葉が一人歩きして困惑していましたが、『JMK 中島健人ラブホリ王子様』が始まると、『本当にうれしかったんですよ』と言ってました」(エンタメ誌ライター)。“困惑した”と言うだけあって、そのワードセンスも持ち前の感性なのだろう。

 ほかにも、メンバーの松島聡が病み上がりのお見舞いに中島から100本の薔薇をプレゼントされたというなど逸話があるなど、メンバーも声をそろえて「これが素です」と主張。その王子様っぷりは、いまやジャニーズ内でも浸透している。1月1日に行われたHey! Say! JUMPのコンサートを見に来ていた中島健人に、薮宏太は「JUMPのファンにセクシーなひと言を言ってあげてよ」と不意打ちのオーダー。それに「音楽を体に感じることができて、本当セクシーサンキュー!」と答えた。今までもキャラクター性がブレてこなかったからこそ、信頼して“振る”ことができるのだろう。

 素であるのであれば「王子様」と持ち上げられるのが本意かどうかはわからないが、時代を逆行する独自路線の“王道王子様”キャラの需要に、メディア側が今さらながら気付かされたのは事実だろう。これから先、また新たなキャラクターが出て来るだろうアイドルの中で、“キャラ変”せずにそのまま唯一無二の独自路線を突き進んでほしい。

(文:今 泉)

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