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永野芽郁インタビュー『想像できないくらいイメージを壊してみたい!CM三女役は“かわいい女の子”を変えてくれた』
中学2年生のときに気づいたお芝居への自分の熱量
永野芽郁そうですね。お芝居だけでいっぱいいっぱいの時期もありましたし、演じることの難しさに悩んでいた時期もあったので、少しずつ余裕ができてきたのかもしれません。最近は現場にも慣れてきて、リラックスできたり共演者の方々のことも考えられるようになりました。
永野芽郁中学2年生のときに映画『繕い裁つ人』に出演させていただいて、ずっと神戸で撮影していたんですが、途中で体調を崩してしまって……。それまでだったら、母親に電話して「帰りたい」と弱音を吐いていたんですけど、体力的にも精神的にもギリギリの状態で電話せずに踏ん張っている自分がいました。そのとき、どんなに辛くても逃げ出さないということは、お芝居が本当に好きなんだと心から思えたんです。お芝居をやめてしまったら自分のなかにポッカリ穴があいてしまうかもしれないと……。それ以降はお芝居に対する熱量が増したように思います。
――この先も『ピーチガール』『帝一の國』など出演作が続きますが、演じる役の幅もどんどん広がっていますよね。
永野芽郁少し前までは、ほわほわした可愛らしい女の子の役で声をかけていただくことが多かったのですが、UQモバイルのCMに出演させていただいてから大人っぽいイメージを持ってくださる方が増えたのか、今まで演じたタイプとは真逆の役や実年齢よりも上の役もいただくようになりました。
不安だったけど本当の三姉妹のようになれたCM撮影現場
永野芽郁おふたりは大先輩で、演技の実力も人気もある大女優さんなので、最初は「私が三女でいいのかな?」と不安に思っていたんです。でもいまでは本当の姉妹のように仲良くしてくださっていて。三人ともマイペースなので一緒にいると居心地がすごく良いんです。おふたりとはひと月に一回の撮影日くらいしかお会いできないので、撮影が終わった瞬間に次に会える日を確認して、その日を楽しみにしています。家でもお姉さんたちの活動をネットでチェックしてて、「いまそんなことやってるんだ〜」って思ったりしています(笑)。
――おふたりとお仕事されたことで学んだことはありますか?
永野芽郁居心地の良い雰囲気をおふたりが作ってくださるおかげで、変に緊張することもプレッシャーを受けることもないですし、台詞を間違えても笑わせてくださるような優しくて素敵な方々です。私もいつか後輩のことをフォローできるようになりたいと思いました。女優さんとして憧れるだけでなく、女性としておふたりを尊敬しています。
永野芽郁演じることに慣れすぎたり、“演じている自分”を意識してお芝居をするのが嫌なので、どんなシーンでも新鮮な気持ちで臨めるような役者になれたらと思うようになりました。そのためには、当たり前のように見過ごしてしまいそうな仕草ほど、自分のなかに何パターンもストックしていく必要があるのかなと。例えば人があくびしているのを見て「あんなに可愛いあくびの仕方があるのか!」と発見することが増えました。そんなふうにいろいろなやり方を見つけていけば、シーンごとに自然なリアクションができるようになるんじゃないかなと思っています。
――今後チャレンジしてみたい役は?
永野芽郁狂気的な役を演じてみたいです。いまの私からは想像もつかないような役にチャレンジして、イメージを壊してみたいです。いますぐではなくても徐々にいろいろな面を見せていけたらいいなと思っています。
(文:奥村百恵/撮り下ろし写真:逢坂 聡)
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すずめの真っ直ぐな気持ちを受け止めながらも、教師という立場から素直になれない獅子尾。そんななか、すずめはクラスで隣の席に座る“女子が大の苦手”なはずの馬村から告白される。果たしてすずめの初恋の行方は!?
監督:新城毅彦
出演:永野芽郁 三浦翔平 白濱亜嵐(EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBE)
2017年3月24日全国東宝系にてロードショー
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