• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
  • ホーム
  • ライフ
  • 甲子園では今年も熱闘! 伝説の高校球児ランキング
(更新: ORICON NEWS

甲子園では今年も熱闘! 伝説の高校球児ランキング

 夏の風物詩のひとつと言える、全国高校野球選手権大会。これまで数々の歴史に残る名勝負やスター選手を輩出してきたが、中でも“レジェンド”として語り継がれている球児とは誰なのか? 『アメトーーク!』(テレ朝系)の“高校野球大好き芸人”が人気を博すなど、注目度が高まっている高校野球の歴史にちょっぴり触れてみよう。

社会問題にまで発展した、異例の5打席連続敬遠

 白熱するリオ五輪と時を同じく、連日激闘が繰り広げられている全国高校野球選手権大会。勝負は負けたら終わりのトーナメント戦。球児たちのひと夏にかける想いはもちろん、残念ながら試合に出られなかった仲間や応援団による力いっぱいの声援には、毎年胸を熱くさせられる。そんな高校野球も昨年で誕生から100年、これまで数々の歴史に残る名勝負や未来のスター選手を輩出してきた。そこで、ORICON STYLEでは10代〜50代の男女を対象に、「伝説を残したと思う高校球児」について調査。その結果、ずっしりとした体格と並外れた長打力で名門・星稜高校(石川県)1年生時から4番を務め、“ゴジラ”の愛称でも親しまれた【松井秀喜】氏が1位に選ばれた。
 小さい頃から体の大きかった松井少年は、野球のほか柔道や相撲にも勤しむスポーツ少年だった。中学進学のタイミングで野球一本にしぼるとメキメキ腕を上げ、3年生の頃には飛距離130mを記録するまでになったという。その後、ラブコールを受け名門・星稜へと進み、その実力を遺憾なく発揮。日本プロ野球界からも注目を集める存在になっていった。そんな松井と高校野球を語る上で欠かせないのが、最後の甲子園での出来事。2回戦の明徳義塾戦で相手チームから徹底的にマークされた松井は、5打席連続で敬遠にあいバットを振らせてもらうことができず…星稜高校は2対3でその夏を終えた。

 その“事件”は、高校野球のあり方を巡りさまざまな物議を醸したが、当の本人は「敬遠は相手のやり方だと思う」などと悔しい気持ちをグッと堪えてコメント。スポーツマンシップを貫いた大人の対応に、いち球児ながら国民的な好感度を高めていったことは言うまでもない。その異例の出来事は、「敬遠にあったのに泣き言ひとつ言わなかった松井選手。若い頃から人間としての器が大きかったのだと改めて驚かされます」(岩手/30代・男性)、「体格もプレーも超ド級だったので、(敬遠は)それだけの大物だったんだなと感じさせる出来事でした」(北海道/50代・女性)などと、今も視聴者の脳裏に焼き付いているようだ。

甲子園から続々と輩出される“平成の怪物”たち

 次いで2位には、横浜高校(神奈川県)のエース投手として活躍した“平成の怪物”【松坂大輔】選手。2年生時に夏の県大会で悔しい敗北を喫して以降、猛特訓を積み、翌3年時には見事夏の甲子園に出場したのだが、その98年の横浜高校は、壮大なドラマを繰り広げたことでも知られている。まず、準々決勝のPL学園戦では、延長17回におよぶ激しい攻防戦を。準決勝の明徳義塾戦では、劇的な逆転勝利をおさめた。そして運命の決勝・京都成章戦では、松坂が嶋清一以来59年ぶり2人目となる決勝戦でのノーヒットノーランを達成し、春夏連覇を成し遂げた。その一連の活躍は、「疲れている体で決勝の舞台で偉業を達成する松坂の気力と精神面の強さに感動を覚えた」(神奈川/50代・男性)、「高校生ながら150キロ超えの剛速球も投げていた松坂はやはりすごかった」(広島/30代・男性)と、お茶の間に多くの衝撃と感動を届けた。
 続く3位の早稲田実業高校(西東京)【斎藤佑樹】選手と、4位の駒大苫小牧高校(北海道)【田中将大】選手は、やはり06年夏の甲子園決勝での“投手戦”が印象深い。夏季大会3連覇を目指す駒大苫小牧の田中と初優勝を狙う早実の斎藤、両エースは一歩も引けをとらない投球を見せ延長15回でも決着がつかず… 37年振りの決勝引き分け再試合に。2人は翌日も全力投球で挑み、最後は斎藤が田中を三振に打ち取ってゲームセットするという、まさに劇的な決勝戦だった。“ハンカチ王子”の愛称でアイドル的な人気を博した斎藤と、男気あふれる東北魂を見せた田中の対照的なキャラクターも話題になったが、あれから10年、2人の今を誰が想像できただろうか?

 PL学園高校(大阪)で1年生時から4番打者として名を馳せた【清原和博】氏は5位、エース投手として活躍した【桑田真澄】氏は6位と、ここでも“KKコンビ”が仲良くランクインしたほか、作新学院高校(栃木)出身で、剛速球と巧みなカーブを武器に“元祖怪物”と呼ばれた【江川卓】氏や、早稲田実業高校(西東京)出身で投げてよし、打ってよしのマルチな才能を発揮した【王貞治】氏など、上位には記憶に新しい名球児から往年のスターまで、バラエティ豊かな名前が並んだ。

 歴史ある全国高校野球選手権大会だが、その鮮度や球児たちの情熱は今も失われることなく引き継がれている。それには、名を馳せた球児たちが卒業後もプロとして国内外で活躍し、輝かしい功績を残していることが大いに関係していることだろう。“魔物が潜む”と言われている甲子園。今年は21日に決勝戦を迎えるが、どのようなドラマ、そしてスター誕生が待ち受けているだろうか?
【調査概要】
調査時期:2016年7月25日(月)〜7月27日(水)
調査対象:計1000名(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員10代、20代、30代、40代、50代の男女)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査
調査機関:オリコン・モニターリサーチ

伝説の高校球児ランキング

松井秀喜

  • 何度敬遠されても怒りを態度に表さず素晴らしい(石川/20代・女性)
  • 甲子園で全打席敬遠は、伝説でしょ(佐賀/30代・男性)
  • 敬遠のファーボールが忘れられない(大阪/40代・男性)

松井秀喜

1

松坂大輔

  • PLとの延長になる戦いはまさしく伝説だと思う(和歌山/30代・女性)
  • 決勝のノーヒット・ノーランは鮮明に覚えている(熊本/30代・男性)
  • 横浜高校での実績はまさに怪物(福岡/30代・男性)

松坂大輔

2

斎藤佑樹

  • 白いハンカチで汗を押さえるのが印象的だった(兵庫/50代・女性)
  • 穏やかで謙虚なヒーロー、今までいないタイプ(和歌山/50代・女性)
  • 田中将大投手との投げ合いを鮮明に覚えている(熊本/30代・男性)

斎藤佑樹

3

田中将大

  • 斎藤佑樹投手との連戦は全国で話題になった(東京/20代・女性)
  • 北海道を有名にした英雄だから(北海道/30代・男性)

田中将大

4

清原和博

  • PL学園の歴史に残るスター(京都/50代・男性)
  • チームを優勝に導く力強さ(奈良/30代・男性)

清原和博

5

桑田真澄

  • 冷静に打者を打ち取り、バッティングもすごい(岩手/40代・女性)
  • 春夏大会に出場しぶれない信念でプレーしていた(三重/40代・男性)

桑田真澄

6

江川卓

  • 甲子園の本当の怪物だった(大阪/30代・男性)
  • 元祖「怪物」剛速球を投げていたのは伝説(北海道/40代・男性)

江川卓

7

ダルビッシュ有

  • 日本人離れのスタイルから繰出される球がすごい(東京/30代・女性)
  • ハーフ球児の先駆けとして規格外のピッチャー(愛知/30代・男性)

ダルビッシュ有

8

大谷翔平

  • 二刀流はそうそう居ないと思う(三重/40代・女性)
  • スピードも奪三振の数もバッティング完璧(岩手/40代・女性)

大谷翔平

9

王貞治

  • 伝説だから(大阪/20代・男性)
  • 能力が秀でている(兵庫/40代・男性)

王貞治

10

あなたにおすすめの記事

 を検索