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とにかく明るい安村、大きな挫折と服を着るタイミングの苦悩…「60歳・芸能活動の理想に向けて!」

一時期、本気で地元の北海道に帰ろうと思っていた

――この1年で大ブレイクを果たした安村さんですが、どんな心境の変化がありましたか?
安村実は、たくさんテレビに出演させてもらう代わりに、大きな挫折も味わいました。やはりテレビには力があって売れている人たちが集まっているから、とんでもない戦場なんです。なかなか自分の存在感を示せないですし、ツメあとも残せない。おもしろい人たちが多すぎるんです。そこでどんどんスベるわけだから、自信をなくして……。一時期、本気で地元の北海道に帰ろうと思っていました。事務所にもそう伝えたんですが、まったく聞いてくれなくて(笑)。それならがんばるしかないと気合いを入れ直したんです。

――将来的には北海道に戻りたいという気持ちはあるんですか?
安村あります。大泉洋さんや安田顕さんは、東京で俳優をしながら北海道のバラエティ番組にもバンバン出ていますよね。僕も50〜60歳くらいには、北海道の情報番組のMCとかをして、半年に1度くらい東京に行って、若手に「安心してください!」って言ってツッコまれるようなポジションに立ちたいです。

――すごく素敵なビジョンですね。
安村理想ですけどね。でも、最終的にそうなりたいと思う夢があるから、いまはどんなお仕事も全力でがんばれます。ただ、北海道のお仕事ってぜんぜん楽ではないんですよ。むしろ、東京のバラエティよりカラダはきつい……。

――たとえば?
安村北海道は寒い場所。だから、北海道出身のタレントはみんな寒さに強いとスタッフが勝手に思っているんです。北海道の番組にゲストで行くと、裸の僕を外に出したがるんです! たしかに寒さにはいくらか強いかもしれないですが、それは服を着ているから大丈夫なだけであって、裸で出されたら誰だって寒いし風邪をひきます! そこ以外は「心の底から北海道を愛しています」って言えるんですけど(笑)。

安定している職業ではないから…給料の8割は貯金

――ブレイク前といまでは生活が一変したと思うのですが、いまだからこそ特別にしていることはありますか?
安村貯金です(笑)。安定している職業ではないですし、バイトも辞めてお笑いだけで生活をしているので、給料の8割は貯金するようにしています。生命保険も入りました。「さっぽろ雪まつり」に裸で出たりするわけですから。いつ凍死しても娘と嫁が困らないように生命保険は必要だと(笑)。

――なんだかすごくマジメなんですね。
安村かなりマジメな方だと思います。だって、なにがいつどうなるかわからないし、僕なんて芸人としてまだまだだと毎日ひしひし痛感していますから。

――またネガティブな“とにかく明るい安村”さんが出てきましたね(笑)。
安村あれっ! まったく明るくありませんでしたね(笑)。いつもは明るくておもしろいです!

――そのギャップがまたいいのかもしれないですね。ところで、『映画 クレヨンしんちゃん』シリーズに声優出演した芸人さんは一発屋になる……(!?)そんなジンクスもまことしやかにネットでささやかれているのをご存じですか(笑)?
安村え〜! 本当ですか!? (資料を見て)長洲小力さん、小島よしおさん、波多陽区さん、日本エレキテル連合さん! ほんとだ……って、違いますよ。でも、みなさんきっと、それをおいしいと思ってネタにしているんじゃないですか。テレビも含めてあちこちで活躍されているのを拝見していますから。“一発”を当てるってほんとにすごいことですし、すごい方々なので、いい意味でみなさんに続けるように僕もがんばりたいと思います!
(文:吉田可奈)

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監督:高橋渉
声の出演:矢島晶子 ならはしみき 藤原啓治 こおろぎさとみ 安田顕 吉瀬美智子 とにかく明るい安村
2016年4月16日(土)全国東宝系にて公開
(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2016
【公式サイト】(外部サイト)

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