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男の趣味連載【HOBBULOUS LIFE】Vol.2 セパレートスノーボード
Person ―人物―
寺島さんとボードの出会いは10歳のとき。姉の板を借りて滑ったのがきっかけ。ただ楽しくて続けていたが、12歳のときに子供ながらに「スポンサーを付けたいと思った。だからプロになろうと決意した」とか。念願の初スポンサーは22歳。その夢は叶ったが、滑りや技にはまだ満足したことがない。
約20年におよぶボード人生を支えたもの。それは、憧れる男がいたから。「滑りはもちろんのこと、人間的に尊敬できるかっこいい人。その人の背中を追い続けてきた」という。その人が、山口寿文さん。現在は戸隠そば「山口屋」の専務兼スノーイベントのオーガナイザーを務めている。一緒に滑れる機会は多くないが、「チャンスがあれば滑りはもちろん、モデル、プロライダーとしての在り方など多くを学ばせて頂いた」。そんな先輩の存在が、今までもこれからも原動力になっている。
ゲレンデの雪景色はどれも美しい。数々の雪山に足を運ぶ寺島さんが、いまだに忘れられない景色。それは、長野県「ヤマボクワイルドスノーパーク」で経験したパウダースノーだとか。「目の前が真っ白で、何も見えないぐらいの深いパスダースノーに入ったとき、そのキレイさに感動した。その中を滑るのはすごく楽しくて、今でも忘れられない」。このゲレンデは非圧雪エリアが多く、上級者ボーダーたちに人気が高い。
Favorite Items ―愛用アイテム―
シーズン中はほぼ毎週末、雪山に滑りに行くという寺島さん。気になる愛用ギアはこちら。板は「nico」のハイステージモデル「URASIMA(ウラシマ)」。九州在住のデザイナーTaddyさんが描いた、2匹の亀が女性を引っ張っている迫力あるデザインがお気に入り。その他にもこだわりのアイテムが多数。
ギア以外の愛用品は、実用的なモノからユニークなモノまで豊富。日焼け止め、化粧水、乳液の美肌ケア用品は欠かさない。ウエアのポケットには、穀物とドライフルーツを混ぜたシリアル食品“ミューズリー”をバー状に固めたおやつを忍ばせているとか。小腹が満たせるので長時間トライできる。リフト乗り場には水分補給のための水を必ずスタンバイ。極めつけは、どこへでも連れて行くという「ARBN君」人形。背中には健康お守りが入っている。
映像クリエーター兼セミプロスノーボーダー
寺島直人(てらしま・なおと)