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(更新: ORICON NEWS

知るだけで「なぜ買ったのか・・・」の後悔が減る 物欲と上手に付き合う方法

Chapter2 
“NG物欲”を嗅ぎ分けて、物欲と上手に付き合おう
生きる上で切っても切り離せない欲。中でも、手軽に快楽を得られる物欲は、注意すべき存在。買った後に後悔する“NG物欲”と買ってよかったと思える“OK物欲”を嗅ぎ分けて、上手に付き合いたい。
01 やりがちな“ストレス発散買い“は、“NG物欲”の典型例
「ストレスが溜まるとモノを買いたくなる人も多いと思いますが、本当にその物が欲しいわけではないことが、往々にしてあります。脳内でドーパミンが出て、気分が高揚しているだけ。残念ながら、その状態はいつまでも続かず、達成した(買った)瞬間に消えていきます。だいたい15分ぐらいが限度だという研究結果も出ているほど。買った後、家に帰り冷静になってみると“なんでこんなもの買ってしまったんだろう”と後悔するのはそのためです」。
快楽はほんの一瞬のものにすぎない。後からの後悔のほうが大きいというのを知っておくだけで、抑止力になるはず。

衝動的な物欲が生まれたら、最低でも15分、できれば3日間考えて、それでも欲しいと思ったら“OKな物欲”だと思います」。
02 “おすすめ”“限定”“残りわずか”は“NG物欲”を引き起こす最大のトラップ
買って後悔するのは、“脳のサボり”や誰かに“買わされた”ときに起きることが多いという。「脳というのは、深く考えていそうで、実はそうではないんです。自動的に判断していることのほうが多いですね。いちいち細かいことを考えていると疲れてしまうから」。
例えば、ルーティンの歯磨きを「何で歯を磨かないといけないんだろう」、「どうやって手を動かして磨けばいいんだろう」といちいち考える人はあまりいないはず。

「省エネのために、自動的に判断する“脳のクセ”がついているんです。物を買うときも、いちいちじっくり考えていたら疲れてしまう。だから、おすすめという文字を見ると自然に選んでしまったり、料金プランが松竹梅の3つあると、なんとなく真ん中を選んだりします。そのような脳のサボりグセを把握して、日頃から、“本当に自分が買いたいものか”を考える習慣を付けるのが大切です」

脳のサボりの他に、“買わされた”ときにも後悔がついてくる。世の中には様々なセールス手段があって、巧みに誘導されがち。いくつか例を紹介しよう。
例1)『最後の一点』と聞くと無性に欲しくなる!
心理的リアクタンス:人は自分がコントロールできないことに対して執着心が沸き、欲しくなる


例2)『在庫を調べてきますね』の親切さに流されて買ってしまう
返報性の法則:人に優しくされると、優しさを返したくなる心理によるもの。試食すると買ってしまうのも、同じメカニズム


例3)『せっかくここまで払ったんだから、もったいない』がもっともったいない
埋没費用(コンコルド効果):入会金を払って通い始めたジム。あまり行かなくなったけど、高い入会金を払ったからもったいなくて辞められないという心理。一度払ったものは二度と返ってこない。これから払うお金のほうがもったいないことに気づこう!

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