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(更新: ORICON NEWS

西川貴教 「プレッシャーは新しい自分を見出すチャンス」

自信を持ってステージに立つために必要なこと

本著で、働き盛りの男たちが気になるのは「実現力」ではないか。一例として挙げた「いつでも準備OKであるために、日々のワークアウトを欠かさない」。これは、準備ができているだけでなく、その先にある“いつでも最高のパフォーマンスを発揮するため”の西川流プロ魂の現れだ。


「本にも書いてありますが、僕が筋トレを始めたのは歌うための身体づくりだったんです。でも、もはやトレーニング量はその範疇を超えてしまっていて、今僕の身体についている筋肉のほとんどは、歌うこと自体には関係なくなってきているかもしれません(笑)。でも、僕が自信を持ってステージに立つためには、絶対に必要なものなのです」
―「自分はこれだけやっている」―
そう思えるだけのトレーニングを自らに課す。負荷を与えてそれを乗り越えることが自信につながっているのだ。
「今回、この本の撮影があるからと身体を仕上げたわけではなく、いつも通りの身体で撮影に臨んでいるんです。筋肉は継続して鍛えないとあっという間に落ちてしまいます。なので、日々トレーニングを怠らずに、作っていった身体が、この写真です。この本を執筆している際に、ツアーもイベントもあったりしていたので、通常以上のトレーニング時間も取れなかったですしね」

西川貴教のリーダー論「無駄な出会いなどこの世にはない」

今でこそ前向きで明るく社交的という世間のイメージがある西川だが、人付き合いに悩んだ時期もあったという。アーティストであり会社の社長でありという活動をする中で一つ一つ自分の中での答えを積み重ねていく過程で気づいた“生きるヒント”が著書に凝縮されている。地元の滋賀県を舞台に西川が主催する県初の大型野外ロックフェス『イナズマロック フェス』では行政とタッグを組み、無数のスタッフをまとめ上げる立場でもある。リーダーとしての西川貴教は人を引っ張っていく秘訣をどう考えているのだろうか。

「この地球上には約70億人の人がいて、実際に会えて、さらに名前がわかる人って、一生のうちに何人いるんだろうって考えると、自分にとって意味の無い出会いなんて絶対に無い。たとえコントロールが難しい部下がいたとしても、その大切な出会いを自分からシャットダウンしてしまわないで、掴んですくい取ろうとします。全ての出会い、一つ一つに意味がある、無駄なんて無い、と思えるかどうかがリーダーとしての才覚なんじゃないかなと思っています。

30〜35歳くらいで“人生が変わってきたな”と思うタイミングがありました。それまでは仕事の現場には自分より年上の人が多かったんですが、この年齢くらいの時に自分より年下のスタッフが増えてきたことに気づいた。それまでは受け身だったんですが、もう自分が引っ張って行かなきゃいけない立場なんだということを実感したんです」

「自分の会社で企画会議をする際にも、すごく気をつけています。ただ出てきた案を、ダメとかイヤとかって、そんなの誰でも言えるんですよね。そうではなくて、もしもその案を否定するのであれば、それを超えるものが自分の中から出せないと、人は絶対ついて来ないと思うんです。だから、より良いものを生み出すために、アンテナは常にビンビンに張って、どう精度を高めていくかを、いつも自分自身に課しています」
<インタビュー動画>『20年後、天下を取りたい』 仕事観・人生観を西川貴教が語る

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