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ORICON NEWS
藤原竜也 心のままに歩んだ20年
美しき“人間のクズ”を熱演
「最初に脚本を読んだ時に、非常に良くできた話だなと思いました。今作は入江監督が何度も改訂を重ねてより面白くしようという試みが感じられました。日本社会における時代の流れや法改正などを細かく調べて、全てが成立するようにしっかりと作り上げてくださったと思います。キャラクターに関しても、それぞれが抱える設定やテーマが丁寧に描かれていたので、現場に入る前から楽しみでした。なかでも僕が演じた曾根崎という男は、予告編などで見る限りは“単に時効を迎えた後に名乗り出てきた殺人犯”と捉えられがちですが、その行動の裏に実はあるとんでもない目的があります。22年目にして何故こういった告白をしたのか、それは映画をご覧になると分かるのですが、とにかくやりがいのある役を演じることができて良かったです」