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(更新: ORICON NEWS

ドローンレースのはじめ方【男の趣味】

Topics
◆男の“楽しい”が詰まった「ドローンレース」
◆インテリアとしても楽しめる「自宅ファーム」

インテリアとしても楽しい「自宅ファーム」

多肉植物やエアープランツなどユニークで育てやすいグリーンが登場し、暮らしに緑を取り入れる人が増えている昨今。その進化系とも言える趣味として、「自宅ファーム」が密かに注目されている。植物を育てる楽しさと、食べる楽しさ両方が手に入るのが、その人気の理由。そこに、インテリアとしても申し分のないおしゃれアイテムが多数加わり、楽しみ方は多様化している。春は植物栽培のハイシーズン。この機会に始めてみてはいかがだろう。
ナビゲーター
江里 祥和(えり・よしかず)
世界各国の農地を巡る旅を経て、2014年に株式会社おうち菜園を創業。自社WEBサイト「おうち菜園」では、オーガニック系の野菜を中心に、種やアイテム、世界の家庭菜園事情など多数の情報を日々発信している。

インテリアとしても活躍する、おしゃれプランター

せっかく緑を育てるなら、インテリアとしても活用したいところ。“ザ・家庭菜園”を感じさせるような無機質なプランターだと、なんだか少しワクワク感が減ってしまう。最近は、今までにない、おしゃれでユニークなプランターが多く登場している。そして、どれも初心者でも使いやすい便利なものばかり。今までの“家庭菜園”のイメージを覆す楽しみ方ができるはず。まずは、自分の家に合うプランターを見つけてみて。
◆逆さまなのにちゃんと育つ、不思議なポット。『スカイプランナー(Skyplanter)』
天井から逆さまに吊るして栽培できる、なんとも不思議でおしゃれなプランター。これなら、キッチンに置いても邪魔にならず、インテリアとしても活躍する。ちょっとしたハーブや葉物を育てて、料理のときにサッと摘んで使う、なんて楽しみ方もできてしまう。また、水やりの簡単さも魅力のひとつ。上部に給水ポットがあり、そこに水を溜めておくと、必要なタイミングで植物が勝手に水を吸ってくれる。


◆水槽の中に鉢が浮かんでいるよう。『ボスケ キューブ(Bosske Cube)』
クリアなポットがシンプルでおしゃれな印象。リビングや窓際において、インテリアとしても楽しめる。まわりの水槽部分に水を溜めておけば、植物が必要なタイミングで水を吸ってくれる。水の補給は1ヶ月に1度ぐらいでOK。多忙な人にも、ちょっとした旅行に出かけるときにも、水やりを心配しなくていい、嬉しいアイテム。


◆さかなと植物が一緒に育てられる“小さな生態系”。『アクアスプラウト』
水やり、肥料やり、草取り、水槽の水の交換が必要ない、なんとも便利な水槽兼プランター。仕組みは、魚の排泄物を微生物が分解し、それを植物が栄養として吸収。植物でキレイになった水が再び水槽に戻るというもの。その繰り返しで、“小さな生態系”が家で楽しめるユニークなアイテム。


◆軽くてたためる、バルコニーにぴったりなプランター
ポリエチレン製(上)とフェルト製(下)のプランター。いずれも繊維が細かく土を通さないため、床が汚れず鉢底石の必要もない。土をいっぱいに入れたプランターは、想像以上に重くなりがち。バルコニーでの栽培では、少しでも軽く出来るのは嬉しいところだ。カラー使いも個性的で、“自宅ファーム”をおしゃれに演出できる。

初心者でも育てやすい&食べやすい、野菜8選

自宅で野菜を作れる場所といえば、庭やバルコニーや家の中のプランター。そんな限られた場所で、ちゃんと食べられる野菜を作るのはなかなかハードルが高い。初心者でも育てやすく、かつ料理にも使いやすい野菜は何か。この時期から始められる、江里さんおすすめの8種を紹介。
1. パクチー(コリアンダー)
香草の代表格で、専門店もあるほど好きな人が多いパクチー。発芽しやすく、摘んでも次から次へと葉が出てくるため、何度も収穫できる。
Point
種まきから発芽までは2〜4週間程度。花が咲くと葉がかたくなるため、葉を長く収穫したい場合はつぼみをハサミでカットするといい。種をまく前に軽く板ずりして2つに割り、それを一晩水につけてからまくと発芽率がよくなる。

How to use
自宅では、エスニック料理にはもちろん、肉や魚の臭い消しにも使える。種はカレーやピクルスに、根も香り付けに使え、有効利用度がかなり高い。葉をみじん切りにして醤油に加えるだけでエスニック風ソースが完成。
2. イタリアンパセリ
小型のプランターでも栽培できる。キッチンに置けば、ちょっとしたときに料理に使えるから便利。ビタミンや鉄分が豊富な緑黄色野菜。
Point
強い日光に当りすぎると葉が硬くなるため、夏は日陰に置くといい。葉が硬くならないよう、つぼみを見つけたらハサミでカット。コンパニオンプランツとして、トマト、ニンジン、アスパラガス、バラと相性がよく生育を助けてくれる。

How to use
トマトソースと相性がよく、イタリアン好きにはおすすめ。飾りとしてはもちろん、風味付けにもあると便利。ドライでも冷凍でも保存できる。
3. ディル
フレンチの魚料理などでよく目にする香草。爽やかな芳香が特徴で、手料理に添えれば一気に格上げできるかも。
Point
草丈20cmになったら、茎の先端を切ると脇から枝数が増えて大きく育つ。アブラムシの天敵を呼び寄せてアブラムシの害から植物を守るため、コンパニオンプランツとしても使える。

How to use
細かく刻んで、ドレッシングやマヨネーズ、スープにも使える。オリーブオイルに生の葉1〜2本を漬けこむと風味豊かなハーブオイルに、ビネガーに漬けこむとハーブビネガーになる。刻んだ葉をポテトサラダに混ぜ込むと絶品。
4. リーフレタス
小さなプランターでも育てられる葉物野菜。植えてから1〜2ヶ月で収穫できる。株の中心から次々と新葉が出てくるため、たくさん収穫でき経済的。外葉から収穫するように。春と秋によく育つ。
Point
25℃を超えると発芽不良になるため、夏の栽培は要注意。種からでも育つが、苗からのほうがよく育つ。プランターの底に赤玉土を敷き詰め、水はけをよくするのがポイント。水の与えすぎは病気の原因になるので、乾燥気味で育てる。

How to use
サラダはもちろん、ゆでたり、海鮮物と一緒に炒めて中華料理に使ったりと、使いやすい野菜。店で買うと、通常のレタスより高価なことが多いため、栽培するとお得かも。
5. 水菜
京都が原産地の日本固有の野菜で、関西では京菜(きょうな)と呼ばれている。水やりを欠かさなければしっかりと育つ、丈夫な野菜。植えてから1〜2ヶ月で収穫できる。鍋の具や漬物にピッタリ。
Point
乾くと生育不良になるので、種まきの段階から常に水はたっぷりと与える。肥料の与えすぎや、株が大きくなりすぎると葉が固くなるため、肥料は適量に。収穫のタイミングは春まきで50〜70日、秋まきで90〜120日程度。

How to use
鍋はもちろん、そのまま生でサラダ用としても使える。1〜2月がもっとも葉が柔らかく旬なので、秋植えがおすすめ。寒さに強く、冬の間でも育つ。
6. ラディッシュ
種をまいて20日前後で収穫できることから、別名「二十日大根」。小さなプランターでも丈夫に育つため、自宅ファームの人気品種だ。1〜2週間ごとに種まきをすれば、1年で何回も収穫できるが、なかでも春と秋に種まきするとよく育つ。
Point
土が乾いたらたっぷり水をやり、適度に間引きするのがポイント。間引くときは丈夫な苗を残す。地面から見える赤い根が3cmほどになったら収穫時期。大きくなりすぎると割れたり、筋っぽくなったりするから要注意。

How to use
生のままサラダの彩りとして、また、葉ごと味噌汁の具として使うとおいしい。
7. ベビーリーフ
レタス、ほうれん草、ルッコラ、水菜などの葉物野菜の若菜のことで、7〜10種類ほどの種をミックスしたものが売られている。年中栽培が可能で、1ヶ月以内で収穫でき、次々と育つから経済的。
Point
「ベビー」とあるように若菜の状態で収穫するため、密集していても問題はない。生で食することが多いので、虫食いには要注意。窓際での栽培や防虫ネットを活用するといい。

How to use
サラダはもちろん、サンドイッチやパスタのトッピングなどにも使える。
【クレジット】
◆『スカイプランター(Skyplanter)』
デザイナー: Patrick Morris (パトリック・モリス)
価格(税抜): Sサイズ=4200円 / Mサイズ=9000円
問い合せ先: TRICO (トリコ) [[URL BLANK:http://www.bytrico.com">www.bytrico.com
◆『ボスケ キューブ(Bosske Cube)』
デザイナー: Patrick Morris (パトリック・モリス)
価格(税別): Sサイズ=2500円 / Lサイズ=3700円 / トリプル=5300円
問い合せ先: TRICO (トリコ) [[URL BLANK:http://www.bytrico.com">www.bytrico.com
Profile
江里祥和(えり・よしかず)
1987年大阪生まれ、千葉県育ち。中学時代3年間をサイパンで過ごす。2012年4月より世界各国の農地を巡る旅に。2013年4月に帰国。2014年4月に株式会社おうち菜園を創業。オーガニック家庭菜園通販サイト「おうち菜園」をオープン。
取材協力:『おうち菜園』
「”生産者=わたし”を増やしたい。」というビジョンをもって設立。ハーブ・野菜の苗、オーガニック種子・培養土、鉢、ニームオイル、栽培セットなどを取り扱う通販サイト「おうち菜園」の運営や、アクアポニックス(さかなで野菜を育てる農業)の学校、会員制情報サイトの運営、アクアポニックス関連商品の販売を行う。
公式サイト:http://ouchisaien-onlinestore.com/(外部サイト)
(取材・文 / 駒場彩佳)

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