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(更新: ORICON NEWS

キャンプ×コーヒーの楽しみ方 【男の趣味】

身近だけれど追求するほどに奥深さが楽しめるコーヒー。ここ数年、本格的なドリップコーヒーを提供する店が大きなウェーブを起こしているのは周知のこと。その本格的なコーヒーを、自分の好きな空間で、自分の好みの味で、自分でじっくりと淹れて楽しむ。そんなコーヒーの楽しみ方にハマる人が増えている。

ここでは、アウトドア系アイテムを多く揃えているブランド「HALF TRACK PRODUCTS」の代表・土屋雄麻さんに、彼が愛する「キャンプ×コーヒー」の楽しみ方と魅力について聞いた。
Topics
P1.キャンプで楽しむコーヒーの魅力
P2.キャンパーが好むコーヒーアイテムとは
<前編はこちら>本当においしいコーヒーの淹れ方(外部サイト)

大好きなキャンプで楽しむコーヒーの魅力

時間と共に変わる“自分の好み”とじっくり向き合える
豆選びからこだわって淹れるコーヒーは、自分の好みの味と向き合えることが魅力だと語る土屋さん。「昔は苦味の強いコーヒーが好きでしたが、好みが変わってきて、今は酸味が感じられるものが好き。コーヒー店を経営する友人に相談しながら豆を買っている」という。「趣味でも仕事でも、定番を決めない」というこだわりを持つ土屋さんは、コーヒーも「好きな味わいのものだけを飲み続けるより、いろいろ試したい。好みが変わったり、新たな好みの発見があったり、それが楽しみのひとつ」なのだそう。
魅力的なアイテムが男の“コレクション願望”を満たす
豆のほかに惹かれる要素のひとつが、ミルやドリッパー、サーバーなどの関連アイテム。種類も豊富でデザイン性が高いものが多く、インテリアとしても栄えるため、コレクション願望がくすぐられる。もちろん、おいしいコーヒーを淹れるための器具としても、細かなところまでこだわれるのが面白いとか。「ドリップ式やプレス式など、毎回シーンに合ったドリッパーを選んだり、デザイン重視で気分や雰囲気に合うものを選んだりと、味を楽しむ以外でも遊べるのが魅力。キャンプにも、毎回違うものを持っていく」という。

時間だけはある。そこでコーヒーを飲むことだけに集中する贅沢さ
コーヒーにこだわるようになったきっかけは、大好きなキャンプにある。「時間だけはいっぱいある、そんなキャンプ中に何をしようかなと考えたとき、ゆっくりじっくりと好きなコーヒーを淹れて過ごすのもいいなと思った」。キャンプで迎えた朝に、何をするわけでもなく、仲間とのんびり過ごしながら飲む1杯が格別。「寒い時期のキャンプでは体も温まるし、朝のひんやりとした空気の中でコーヒーの香りを嗅ぐと、すっきりとして気持ちがいい」。

好きなものしかない、そんな空間で味わうコーヒーは格別
自分が愛する物に囲まれて楽しめるのもキャンプの魅力。土屋さん自身もアウトドアアイテムなどの開発・販売をしているだけあり、「作った人のこだわりや思いを想像しながら、物を使うのが好き」という。「物選びは見た目重視」と言いつつ、面白いものやユニークポイントに惹かれたこだわりのアイテムが、愛用のキャンプ道具の中にはたくさんある。お気に入りのテントや寝袋、木のテーブル、チェア、ガスコンロ、オーディオ機器。それら好きなものだけに囲まれた空間で本格的なコーヒーを楽しむのが贅沢なひと時。「キャンプに行けないときは、庭にテントを張って、そこでコーヒーを飲む」というほどのハマり具合。

心に残る1杯は、ひとり登山キャンプでのコーヒー
「昔はバイクに道具をすべて積み込んで、一人でキャンプに行ってた」と言う土屋さん。思い立ったときに、ふらりと旅に出る気楽さが好きだという。そんな土屋さんが人生で一番心に残っている1杯は、いつものようにふらりと一人でキャンプに行った雲取山で飲んだコーヒー。「夕暮れに、テントの中から外の景色を見ながら、自分で淹れたコーヒーを飲んだときです。その状況といろいろな思いが合わさって、すごくおいしく感じた」。
どこにいても気を使ってしまう。だからキャンプが好き
友人が多く、70〜80人の仲間を集めたキャンプイベントを年に一度開催するという土屋さん。友人と過ごすのが好きな一方で、「旅行や友人の家に泊まる、自分の家に友人が泊まるというのは、あまり好きじゃない。迷惑をかけないようにと気を使ってしまい、心からのんびりできないから」だとか。その分、キャンプは誰の家でもなく、好きなだけ気を使わずに過ごせるのが魅力。「キャンプでは時計を見ないですよね。気がつけば日が落ちて暗くなっていて、気がつけば明るくなっている。シームレスに一日が過ぎていく、その感じが好き」。

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