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吉本興業、日中共同エンタメ教育機関設立へ 中国・CMCと提携

「第三国を含む、日中共同の高度エンタテインメント人材育成に関する戦略提携覚書」調印式に出席した吉本興業 共同代表取締役社長 CEOの大崎洋氏とチャイナ・メディア・キャピタル(CMC)のリー・ルイガン総裁(左)

「第三国を含む、日中共同の高度エンタテインメント人材育成に関する戦略提携覚書」調印式に出席した吉本興業 共同代表取締役社長 CEOの大崎洋氏とチャイナ・メディア・キャピタル(CMC)のリー・ルイガン総裁(左)

 吉本興業は、中国を代表する投資&事業運営グループのチャイナ・メディア・キャピタル(CMC/華人文化グループ)と提携し、世界に通用するエンタテインメント人材の発掘、育成を目的としたエンタテインメント教育機関を日中共同で設立する。同教育機関は、エンタテインメント専門大学になる見込みで、来年9月をめどに中国国内数ヶ所に設立する方針。設立場所やカリキュラム、中国国内の大学との単位交換制度のほか、吉本興業の投資額などはCMCと協議中とし、吉本興業の共同代表取締役社長 CEOの大崎洋氏は「年内には具体的な事業計画を策定したい」とする。

「日中第三国市場協力フォーラム」による日中民間経済協力の1つ

 日中共同の同専門大学設立は、中国・北京で先週10月26日に行われた、安倍晋三首相や世耕弘成経済産業大臣、河野太郎外務大臣、中国の李克強総理ほか政府要人、日中の経済界トップが出席した「日中第三国市場協力フォーラム」による日中民間経済協力の一環となり、同フォーラムにて提出された52件の協力覚書の1つ。フォーラム前日の25日、吉本興業の大崎氏とCMCのリー・ルイガン総裁による「第三国を含む、日中共同の高度エンタテインメント人材育成に関する戦略提携覚書」の調印式が行われ、両氏も出席したフォーラムにて提出された。

 本提携により、日本側は教育体制、教育プログラムなどを提供し運営を行い、中国側は同専門大学の設立に関する許可申請、場所の選定、宣伝プロモーション、中国での学生募集、運営管理などの関連業務に参画する。

 育成する人材は、俳優やダンサー、歌手などのパフォーマーのほか、映画などの映像、CG、アニメなどの制作者、音響、舞台、照明、衣装などのクリエイティブ系スタッフ、VR、AR、MRなど最先端技術の領域のクリエイターなど。日中およびアジア、ASEANの若者を受け入れ、吉本興業が運営する専門学校や制作現場、吉本興業とともにMCIPに参画する滋慶学園グループの専門学校、CMC傘下の芸能会社や制作会社での実施教育のほか、世界の関係教育機関と連携を図り、相互交流や単位互換なども進める。また、こうした人材が活躍する場を提供するため、吉本興業とCMCは共同で日本と中国のほか、アジア、アセアンなど第三国で映画館や劇場、放送局など発信拠点の開発、整備にも取り組む。

提供元: コンフィデンス

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