3年分の革新
スバルとトヨタの協業によって生まれた電気自動車「ソルテラ」と「bZ4X」が、デビューから3年を機に大幅改良。スバル版であるソルテラに試乗し、パワーにドライバビリティー、快適性……と、全方位的に進化したという走りを確かめた。
最初のつまずきを取り戻すべく
2025年4月のニューヨーク国際オートショーで世界初公開されていた、スバル・ソルテラの大幅改良モデル。その日本仕様が2025年10月下旬に正式発表される。
ソルテラといえば、それまで以上にトヨタと一体化した協業体制のもとで開発されたBEVだ。ソルテラとDNAを共有するトヨタ版は、いうまでもなくbZ4Xである。ご承知の向きも多いように、そのbZ4Xも、改良モデルを2025年3月に欧州で初公開。国内発表もひと足早く10月9日に済ませている(参照)。
今回のソルテラの新しいところは、内外装デザインの変更、航続距離や充電時間、電費といったBEV性能の向上、そして静粛性に操縦安定性などのダイナミクス性能のアップである。こうしたメニューは(ブランドごとの細かい差別化はあるものの)基本的にはソルテラもbZ4Xも同じ。いずれにしても、デビュー3年でのマイナーチェンジとは思えないほど、全面的に手が入っている。
ソルテラ/bZ4Xはスバル/トヨタとしては初の本格量産BEVである。ただ、デビュー直後にホイールハブボルトにまつわるリコールでつまずいたばかりでなく、当初は「急速充電は1日2回まで」とした(マージン取りすぎの?)バッテリーマネジメントなど、2022年に新開発BEVとして華々しく発売されたわりには、進化のスピードがすさまじいBEV群のなかに埋もれてしまった感は否めなかった。というわけで、今回は内外装デザインやクルマとしてのアップデートとともに、やはりBEV性能の方面でも最新技術を可能なかぎり導入したというわけだ。...