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「ゴルフの祭典、マスターズ目指す」、“世界”を見据えた国内ゴルフ大会の在り方とは? アース製薬・大塚達也会長に聞く
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プロゴルフの灯は消さない! コロナ禍での開催を英断したワケ
【大塚会長】今年からは海外選手も参戦するようになり、より国際色豊かな大会になっています。世界の一流プレーヤーが自発的に手を上げて大会参戦を熱望する…そんな大会になっていくことを望んでいます。
――単なる国内大会ではなく、世界規模の大会を目指すということですね。それこそ大塚会長がオーガスタに魅了されたことが原初であるという意味でも、“女子プロゴルフ版マスターズ”を目指すという目標に一歩一歩近づいている印象を受けます。その工程として、ある種の分水嶺となったのが、2020年大会だったと思います。コロナ禍による各種大会・イベントが軒並み中止・延期する中、感染防止を徹底し、無観客による大会を英断されました。当時はどのような想いで開催に至ったのでしょうか?
【大塚会長】さまざまなご意見があるなかではありましたが、とにかく大会を継続したかったという想いが強かったです。開催をするにはどのような運営方法が最良なのか? またその準備をどのように行うべきか? さまざまな方のご意見を伺いつつ、慎重に開催に向けて進めていきました。今後のプロ選手の方々の行く末、プロゴルフの在り方を見据えて、中止という考えは無かった。とにかく開催するための最善の策を運営スタッフ全員で導き出しました。
――当時のコロナ禍における閉塞感と不安のなか、感染者を出すことなく無事に完遂させたことは、後続イベントにも大きな影響を及ぼした大会だったと思います。「コロナ禍におけるイベント開催の在り方」を提示したというか。
【大塚会長】“答え”が無い中での開催でしたので、当然ながら不安もありました。選手はもちろん、医療スタッフや自治体、協賛社の方々が心を一つにして実現できた大会だった。むしろ開催させて頂き、本当にありがたかったです。
――無観客の中でプレーするということは、大会では考えられなかったことです。選手してもやりづらさはあるものの、良いプレーが多く生まれていました。
【大塚会長】そうですね。あの大会での選手ひとりひとりの1打には、何か特別な想いが乗せられていた…現場で見ていた私にはそのように感じられました。同大会で優勝した渡邉彩香選手の優勝者インタビューでの涙も忘れられないですね。
――渡邉選手の涙は、コロナ禍における不安や閉塞感に風穴をあける光明となりましたね。そして後に続くコロナ禍におけるイベントの試金石にもなった。
【大塚会長】そうですね。我々でも大会を無事に終えることが出来たのだから、他のイベントも可能なはずですよ、ということを立証できたことは大会主催者側としても大きな自信に繋がりました。
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多くの企業がプロ大会を主催して欲しい「原石からダイヤモンドへと磨き上がった選手がもっと見たい…それが私の夢」
【大塚会長】ゴルフは誰にでも出来るし、そこに技量の差があっても皆で楽しむことが可能です。勝負論だけでなく、長時間一緒に楽しむことで絆も強くなる。人と人とを結びつけてくれるツールとしても最適なスポーツだと思います。一方では、技量を磨けば常人では考えられないようなプレーも生まれ、“魅せるスポーツ”としても楽しむことが出来る。これだけ振り幅が広いスポーツも稀だと思います。だからこそ、日本ゴルフ界全体の底上げは必須であり、世界で活躍するプレーヤーの更なる台頭が望まれています。ですが、現状では育成面も含め、明日のスターを生む環境においては、もっと整備が必要だと感じます。個人の資産や環境の有無で優劣がついてしまっては、眩い光を放つ才能も埋もれてしまう。そこに危機感を常に感じていますね。ですから主催する大会を通じて、原石からダイヤモンドへと磨き上がった選手が続々と誕生していく…それが私の夢なんです。
――それが『アース・モンダミンカップ』を継続している最大の理由なのですね。
【大塚会長】ですが、いち企業だけで出来ることは限られていますから。もっと多くの企業がプロ大会を主催して欲しいですね。今年の『アース・モンダミンカップ』を観て、我々ならもっと面白い大会を開催できるという想いに駆られた企業・実業家の方がどんどん出てきて欲しいですし、私たちと一緒にゴルフ界を盛り上げてほしいと願っております。
『アース・モンダミンカップ2025』
6月26日(木)〜6月29日(日)、千葉県・カメリアヒルズカントリークラブにて開催。賞金総額3億円、優勝賞金5,400万円という国内最高の賞金額を目指し国内外の有力プレーヤーが集結ししのぎを削る。4日間72ホールのストロークプレーで行われ、36ホール終了し上位70位タイまでの選手が決勝ラウンドに進出。72ホールを終了し、第1位が複数の場合は、即日指定ホールにおいてホールバイホールによるプレーオフを行い、優勝者を決定する。
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