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【推し活】“推し疲れ”や“ロス”を乗り越え、永続的な推し活をするには? プロにノウハウを聞いてみた
PROFILE 中村 辰之介
1983年、愛媛県宇和島市出身。奈良大学大学院文学部国文学科修士課程修了。現在、出身地で会社勤務。「栄、覚えていてくれ」名義でnote、ブログを中心に活動。クラウドファンディングにて自身の雑誌『かける人』を年1回のペースで発刊。kindle電子書籍による著書に『推し事3.0宣言』、『黄昏の彼女たち〜AIイラスト+人間俳句』、『持続可能な推し事〜推しと金、ファンと金〜』がある。
この記事をざっくりまとめると…
・推し疲れしても安易に推しを批判するのは控えよう
・推しの幸せは自分の幸せ。推し活は人生の喜びを2倍にする
・自分の環境や気持ちに沿って柔軟に推し活スタイルを変えよう
・推し疲れしても安易に推しを批判するのは控えよう
・推しの幸せは自分の幸せ。推し活は人生の喜びを2倍にする
・自分の環境や気持ちに沿って柔軟に推し活スタイルを変えよう
推し活勢が最も恐れる”推し疲れ”への対処方法とは
その時はいったん立ち止まって、前より少し遠い距離から推しの活動を見守ってみるのは、いかがでしょうか。やがて『あの活動はこのための布石だったのか!』といった答え合わせができる瞬間が来ることもあります。
何より推しの活動に納得ができなくても、推しを傷つけるようなことをSNSに書き込むのは、絶対にしないでほしいと思っています。それは推しだけでなく、推しを推していた自分も否定する行為になる可能性もありますよね」
卒業…結婚…“ロス”を乗り越え、永続的な推し活をするには?
そんな僕もその推しがグループを卒業した時には、ショックで寝込んでしまったのも事実です。卒業ならまだしも、引退などによって完全に推せなくなった時の喪失感は計り知れません。
推しが目の前から消えてしまった──。そうしたロス状態に陥ったら、しばらくはいろんな界隈に満遍なく興味を持ってみる、グループアイドルだったら<箱推し>をしてみてはいかがでしょうか。やがて次なる推しと出会った時、ロスによる心の痛みもきっと癒えているのではないでしょうか」
持続可能な推し活を実現する<二周目>のススメ
推し疲れやロスにも通じる話ですが、僕自身、推しが卒業した時からそのグループアイドルにやや興味を失っていました。それでも<好き以上の喜びのある推し活>を手放すのはあまりに残念なこと。そこで僕は<二周目の推し活が始まった>と考えるようにしました。具体的には人生をかけて没入していた<一周目>にはやっていなかった、さまざまな推し方を試してみたんです(詳しくは本を読んでください笑)
熱量高く推すだけが推し活ではないと思います。自分の気持ちに沿って推し方のスタンスを柔軟に変えていけば、人生に喜びを与えてくれる推し活はきっと持続可能なものになる、という考え方もあるのではないでしょうか」
著書
人生を賭した推し活の物語とガイド! 入社式前日に結婚も考えていた彼女と別れ、うなだれ立ち寄ったCDショップでふと聴いたグループアイドルの曲をきっかけに沼落ちした著者。以降、15年にわたるコアな推し活のリアルな体験・エピソードの「物語」と、そこで得た20の推し活の「秘訣」を語る。同時代・同世代を中心とした推し活体験者には強い共感を呼ぶとともに、これから推し活を始めよう/深めようという読者には、体験に裏打ちされたガイドが役立つ一冊。