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【推し活・上級者向け】“推し活”と“課金”のバランスは? プロの考えを聞いてみた
PROFILE 中村 辰之介
1983年、愛媛県宇和島市出身。奈良大学大学院文学部国文学科修士課程修了。現在、出身地で会社勤務。「栄、覚えていてくれ」名義でnote、ブログを中心に活動。クラウドファンディングにて自身の雑誌『かける人』を年1回のペースで発刊。kindle電子書籍による著書に『推し事3.0宣言』、『黄昏の彼女たち〜AIイラスト+人間俳句』、『持続可能な推し事〜推しと金、ファンと金〜』がある。
この記事をざっくりまとめると…
・推しの活躍の機会を作ってみよう
・無理のない範囲で自分軸の課金を心がけよう
・推しの活躍の機会を作ってみよう
・無理のない範囲で自分軸の課金を心がけよう
推しのモチベアップのために、ファンができる推し活とは
僕はクラウドファンディングを利用して、『かける人』という雑誌を作りました。初めてのことで失敗もありましたが、多くの推し活仲間の協力もあって、現在は年1回のペースで発行できています。
1ファンでも推しの活躍を作る方法は、いくらでもあると考えられます。必要なのは<推しの活躍を願う気持ち>と<アクセルを踏み出す勇気>。推しの活躍が減って気落ちしている方が、僕の経験を参考にしてくれたら、こんなにうれしいことはありません」
グッズ購入に投げ銭…シビアに考えたい“推しへの課金”
たとえば推しのCDを大量に積み上げた写真をSNSに投稿すること。それはもしかしたら他のファンに対する<マウント>なのではないか? あるいはライブ配信の多額の投げ銭も『自分はこれだけ投げた』という<見栄>になっていないか? 自分の心に問いかけて『いや、推しを推したい自分のためにやったことだ』と納得できるなら、ぜんぜんいいと僕は思います。
それでも、あくまで<無理のない範囲の課金>に留めてはいかがでしょうか。推しにのめり込むあまり自己破産に陥ったり、不本意な仕事に身を投じるなど、楽しかったはずの推し活が自分を苦しめてしまわないよう、くれぐれも注意して欲しいと思います」
著書
人生を賭した推し活の物語とガイド! 入社式前日に結婚も考えていた彼女と別れ、うなだれ立ち寄ったCDショップでふと聴いたグループアイドルの曲をきっかけに沼落ちした著者。以降、15年にわたるコアな推し活のリアルな体験・エピソードの「物語」と、そこで得た20の推し活の「秘訣」を語る。同時代・同世代を中心とした推し活体験者には強い共感を呼ぶとともに、これから推し活を始めよう/深めようという読者には、体験に裏打ちされたガイドが役立つ一冊。