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（更新：） ORICON NEWS

“考察”好きもうならせる？　韓国発“ラブロマンスミステリー”配信開始…美人弁護士と年下男子が立ち向かう“謎”の先にあるものとは？

『なぜオ・スジェなのか』 （C）SBS

『なぜオ・スジェなのか』
（C）SBS

　昨今、話題となるドラマには共通項がある。それは、張り巡らされた伏線を見つけ、登場人物の過去や関係性と結び付けて“謎解き”し、SNSで自論を投稿して議論する「考察ドラマ」であることだ。放送終了から翌週の放送日まで、「考察」で盛り上がった日曜劇場『VIVANT』（TBS系）が終了した今、“考察ロス”になっている人も多いのではないだろうか？　そこでおススメしたいのが、10月5日よりさまざまな動画配信サービスで見放題配信が始まった韓国発の『なぜオ・スジェなのか』だ。本作は、韓国ドラマ王道である恋愛要素を含みつつ、次々と事件に巻き込まれる女性弁護士を主人公に、複雑に絡み合う事件の考察を堪能できる“ラブロマンスミステリー”。これまで韓流に興味がなかった人も、つい先が気になって観てしまう。そんな本作の見どころを紹介しよう。
【『なぜオ・スジェなのか』公式サイト】
https://culture-pub.jp/lp/whyher/（外部サイト）

【あらすじ】たたき上げの美人弁護士を陥れたのは誰？　真相解明に挑むも次々と巻き起こる事件

『なぜオ・スジェなのか』場面カット （C）SBS

『なぜオ・スジェなのか』場面カット
（C）SBS

　物語の主人公は、高卒でありながら、国内屈指の法律事務所・TKローファームのスター弁護士にのし上がったオ・スジェ（ソ・ヒョンジン）。勝つためには手段を選ばない冷徹非情な弁護士として知られ、その確かな実力から最年少にしてローファームの代表弁護士の座を獲得する。だがその就任直前、ある事件に巻き込まれ、ロースクールの教授へと左遷されてしまう。

　自分を陥れた人物に心当たりがあるスジェは、ロースクールの担当学生らとともに事件の真相解明に乗り出していく。そのひとり、コン・チャン（ファン・イニョプ）は、10年前、異母妹を殺した罪を着せられ、受けてきた仕打ちに苦しみ、本名のキム・ドングから改名した過去を秘めていた。しかもそのとき、国選弁護人としてチャンのそばに寄り添ったのが、スジェだった。

　チャンは無実を訴えるも、家族すら信じてくれない状況のなか、唯一自分を信じ、優しく包みこんでくれたのがスジェだった。そんな過去があるから、チャンは冷徹非情になったスジェと再会しても、変わらず厚い信頼と好意を寄せる。しかし、スジェはチャンがドングであることに気付かない。お互い明かせない秘密を抱えたまま、事件の解明に挑むも、ひとつの事件を追うごとに、また他の事件との繋がりが発覚。2人は複雑に絡み合う事件の渦中へと巻き込まれていく。
　主人公のスジェを演じるのは、これまで『また!? オ・ヘヨン〜僕が愛した未来〜』はじめ数々のヒット作に出演し、豊かな感情表現と人間味あふれた演技で “ラブコメの女神”と呼ばれるソ・ヒョンジン。『浪漫ドクター キム・サブ』でも努力家の熱血外科医を演じた彼女が、本作では、“ラブコメの女神”の姿から想像できないほどイメージを変え、ときにゾッとするような冷たい視線と笑み、そして鋭利な物言いで、成功と復讐のためには手段もいとわない敏腕弁護士を怪演。特に所属するローファームの会長チェ・テグク（ホ・ジュノ）と互いの思惑を隠しながら対峙するシーンは、緊迫感あふれ、観る者をも謎の渦中へと引きずり込むこと必至。ホ・ジュノは『ミッシング〜彼らがいた〜』など数々のヒット作に出演し、圧倒的な存在感を放つ実力派俳優。本作で2人はSBS演技大賞の最優秀演技賞を受賞している。実力派俳優同士のスリリングな掛け合いは見ものといえるだろう。

　スジェの周囲に起こる不可解な出来事と複雑に絡み合う事件の数々、傷を抱える者同士の切なく美しい恋愛、上を目指す者たちの熾烈な心理戦……次からは、さらにその見どころを深堀りしよう。
【『なぜオ・スジェなのか』公式サイト】
https://culture-pub.jp/lp/whyher/（外部サイト）

1つ目の見どころ…次々とつながる事件…深まる謎の“考察”

『なぜオ・スジェなのか』場面カット （C）SBS

『なぜオ・スジェなのか』場面カット
（C）SBS

　スジェが左遷されるきっかけとなったのは、ある議員とのトラブルを抱えていたひとりのホステスの転落死だった。自殺と判定されるも、議員の弁護士としてトラブル解決のために女性に会っていたスジェは自殺教唆の疑いをかけられ、長年、目指していた代表弁護士の座を就任直前に奪われてしまうのだ。女性はなぜ自殺したのか？　そもそも本当に自殺だったのか？　誰がスジェを陥れたのか？　その解明に乗り出すスジェだが、実はその事件は単なる序章に過ぎなかった。

　その後、スジェのまわりで次々と起きる不可解な事件や出来事に、やがて10年前のコン・チャンの異母妹殺害事件の真相も絡んでくる。異母妹はなぜ殺されなければならなかったのか？　真犯人は誰なのか？　そして、一見、関連性のないように見える事件の数々はどうつながっているのか？　すべての裏で糸を引く“黒幕”は誰なのか？
　事件の謎解きはもちろんだが、本作ではスジェとチャンの関係性の考察も大きな見どころだ。何があっても自分を信じ、愛情を寄せるチャンにスジェもまた次第に魅かれていくのだが、スジェはチャンがかつて自分が弁護したキム・ドングだったと知った途端、態度を急変、距離を置こうとする。冤罪を晴らしてあげられなかったという後悔があるにせよ、なぜ、スジェはそこまで頑なにチャンを拒むのか？　そして何よりなぜ10年前、心優しく純真だったスジェが、最上級の地位を得ることだけを目指す冷徹非情な弁護士へと変わってしまったのか？

　最後まで次々と提示される怒涛の「なぜ？」を考察しながら観進めると、次話が気になってしまい、一度見始めたら、止められなくなることは間違いないだろう。

2つ目の見どころ…美人弁護士と年下男子の王道ラブロマンス

『なぜオ・スジェなのか』場面カット （C）SBS

『なぜオ・スジェなのか』場面カット
（C）SBS

　年下男子とのラブロマンスは韓国ドラマの得意とするところだが、本作でもスジェとチャンの恋愛が、切なく、そして美しく展開する。

　チャンを演じるのは、大ヒットドラマ『女神降臨』でブレイクしたファン・イニョプ。本作では、常にスジェの身を案じ、危険にさらされたときにはすぐに駆け付け、ひたむきにスジェを支え続ける青年を好演。10年前、自分が出会ったときのスジェの本質が、冷徹非情になった今も変わっていないことを1ミリも疑わず、何があっても揺らぐことなく、スジェを守り抜く。その健気さ、笑顔、優しさ、涙は視聴者にとってまさにビタミン剤。心にスーッと浸み入ること間違いないだろう。

　さらに、もうひとり、ロースクールの学生で、TKローファーム会長の次男のチェ・ユンサン（ペ・イニョク）もラブロマンスを語るうえで見逃せない存在だ。かつて自分の家庭教師だったスジェを「ヌナ（姉さん）」と呼び慕うユンサンは、チャンをライバル視する一方で、スジェと対峙する父親との間で葛藤する。ユンサンの心の動きや行動にも注目だ。

　本作の楽しみは、ミステリーとラブロマンスのほかにもある。韓国ドラマでは、ジャンルを問わず、仲間や家族と飲食を共にするシーンがふんだんに盛り込まれるのが特徴。本作でも、スジェとチャンを支える個性豊かな人物たちとのコミカルで心温まる団らんシーンが描かれ、物語にヒューマンドラマとしての深みも加えている。さらにスジェとチャン、ユンサン、そして事件を取り巻く権力者たちを通して、家族愛について考えさせられるのも脚本の妙。ミステリーの醍醐味である「考察」とともに、奥深いヒューマンドラマとしても堪能できる本作に、秋の夜長、存分にのめり込んでほしい。

インフォメーション

『なぜオ・スジェなのか』
【配信】
見放題配信中
アジアプレミアム／FOD／ひかりTV／Hulu／iT’SCOMオンデマンド／J:COMオンデマンド／Lemino／milplus／Prime Video／TELASA／U-NEXT／ideomarket
【DVD】
vol.1〜16レンタル中
DVD-BOX1・2発売中
レンタル・セル発売元：PLAN Kエンタテインメント
セル販売元：ハピネット・メディアマーケティング

【『なぜオ・スジェなのか』公式サイト】
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