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なぜポムポムプリンのお尻には「しるし」が? 「黄色いキャラは売れない」セオリー覆した意外な歴史
キャラクター界もソロよりグループの“サブキャラ文化”? SNSない時代に浸透できた理由
「最近ファンになった方はプリンのお友だちのことをご存知ない方も多いため、改めてご紹介する意味も込めてマフィンに主人公になってもらいました。もともとポムポムプリンのファンは“みんな仲良しなやさしい世界”が好きだとおっしゃる方が多く、漫画という形でその魅力がより伝わればと思っています」
かつてのキャラクターは単体で圧倒的な存在感を発揮するものが多かったが、昨今は『リラックマ』にしろ『ちいかわ』にしろ、チーム感で物語性を表現し、ファン層を広げているケースが目立つ。あたかも、アイドルがソロからグループが主流になった風潮とも似ているが、ポムポムプリンもそうした成功例を踏襲しているのだろうか。
「実はサンリオには昔から“サブキャラクター文化”があり、たとえばキティの妹のミミィもキティがデビューした翌年に誕生しています。ポムポムプリンのお友だちも、デビューの翌年から商品デザインの一環として活躍していて。イラストだけでは伝わらない『この子は誰?』という部分については、自社で発行する情報誌『いちご新聞』で紹介してきました」
「プリンのお友だちはハムスターやリス、ネズミ、カエルなど生物多様性に富んでいますし、性格もバラバラなので推したい子を見つけてもらえたらうれしいですね。そしてポムポムプリンが人と人を繋ぐ役割になれたら──。『私はリスのベーグル推し』『私はネズミのスコーン推し』というふうに、推しは違うけど一緒に同じポムポムプリンの世界を楽しめる、そんな存在になれることを目指しています」
新宿東口の街頭ビジョンでは、4月10日までポムポムプリンの3Dアニメーションが放映されている。昨年はプリンのみの登場だったが、動画を紹介するツイートは17.3万いいねがつくなど大反響を呼んだ。今年はお友だちも登場し、3面ビジョンをシンクロさせたパワーアップバージョンとなっている。
ちなみに、「おしりのしるし」はプリンだけでなくすべての友だちにも付いているそう。3Dで表現されたプリンの巨大なおしりを、ぜひその目で確かめてもらいたい。
(文:児玉澄子)
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