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KFC、『サンド』名称変更した真意を聞く 否定的な意見も『バーガー』売上が大幅増になったワケ

「普段使い」に至るには店舗数が足りない…テイクアウトに強いKFCならではの戦略

 「今日のランチはファストフードにしよう」「今日はバーガーが食べたい気分」…そういった消費者が、「KFCにもバーガーがあったよね」「毎日食べに行きたいよね」「家族やパーティ限定ではなく、一人でも気軽に利用できるよね」という流れになるのがKFCの目標。そうすることによって「ファストフード業界全体を盛り上げていきたい」という野心もある。

 とは言え、KFCとしては現時点でバーガーにチキン以外を扱う予定はない。ハンバーガーと言えば、ビーフのイメージだが、KFCとしてはチキン一択。産地も国内産を使用しており、言い換えれば、日本の畜産・鶏産業の発展にもつながっている。

 またKFCと競合他社の違いとして、イートインよりもテイクアウトの割合が圧倒的に高いこともある。これは外食産業に大ダメージを与えたコロナ禍にあって逆に追い風となり、コロナ禍でありながら、売上は成長し続けていた。「ケンタランチ」にしても同様、テイクアウトでの利用も多い。KFCの「普段使い」の目的は着々と広がりつつある。

 しかし、そうなるとまた1つ問題が生まれる。「普段使い」される為には近所にあるということが必須だが、「普段使い」に至るには店舗数がもっと必要なのではないかという課題だ。これに関しては、テイクアウト専門の店舗を出す等の取組みも始めている。イートインスペースがなく、低投資で店舗を出せ、“ついで買い”にもピッタリ。テイクアウトに強いKFCならではの戦略で課題を次々と改善を行っている。

 「価格面に関しては、国内産鶏といえども、その飼料や調理工程には輸入品も使用しているなど、現状の円安等の環境を勘案すると調整が難しい面が多くある。それでもKFCとしては、一から手づくり、カーネル秘伝の11種類のハーブ&スパイスもしっかりと味わえるバーガーづくりで、それに見合うKFCならではの“価値”を提供していきたい。またオリジナルチキンの一本柱だけではなく、バーガーをヒットさせ、二本目、三本目の柱を打ち立てて行きたい。『普段使い』も含め、いろんな方々に、いろんな機会で使っていただけるブランドを目指していきたいです」

(取材・文/衣輪晋一)

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