一期生の卒業が続き寂しさも「より仲が深まった」　新たな出会いには複雑な思い

――1st 写真集からの変化も楽しめる写真集ということですが、まだ欅坂46だった頃から、櫻坂46となった3年間で成長したことはありますか。

小林欅坂46のときから今まで、『with』のモデルとして、撮られるという経験もたくさんしてきているので、そこで学んだポージングなど、成長した姿を見ていただけると思います。あと、櫻坂46になってからのグループで過ごす時間の変化とか、自分の中での気持ちの変化とかそういう部分も本写真集で表情に出ているのかなと思います。

――1期生として欅坂46に加入した小林さんにとって、櫻坂46へ改名するということはこれまでにない大きな変化でしたよね。

小林櫻坂46としてスタートを切るとき、どんな楽曲で、どんな世界観なのか、そしてどういう方向性でグループが進んでいくのかも全くわからない状況でした。やっぱり欅坂46のときは私達1期生がグループの雰囲気や世界観を作ってきた部分があるんですが、櫻坂46になってからは、改めてみんなが足並みを揃え、1期生2期生も関係なく一緒にスタートを切ることができたということは、大きな変化の中でも良かったことだったと思います。

――櫻坂46となって2年、欅坂46から数えると7年目になる今年、ずっとキャプテンを務めてきた菅井友香さんが卒業を発表されました。ともに7年間を駆け抜けてきた小林さんにとっては大きな出来事ですよね。

小林そうですね…。ゆっかー以外にも今年は多くの1期生が卒業してしまい、また減ってくんだなと思うと、やっぱり寂しいです。ゆっかーがいなくなったら1期生が5人になるので、少なくなってしまったなと…。もちろん悲しさもあるんですが、より1期生間の仲の深まりも最近はすごく感じているんです。

――ずっとそばで見てきた菅井さんのキャプテン像とは？

小林ゆっかーのキャプテン像っていうのは、「ついてこい！」っていうタイプではなかったかもしれないですが、すごく菅井なりの優しく包み込んでくれる雰囲気を感じるんです。ほかに、グループの代表として表に立つときの礼儀や態度も必要な部分だなと思います。次に誰がなるのかはまだわかりませんが、誰がなっても支えてあげられたらいいなと思います。

――卒業するメンバーとの別れもありますが、櫻坂46では初めてとなる新メンバーオーディションも始まっていますよね。

小林どんな子が来るんだろうと楽しみではあるんですが、年少メンバーもいると思うので、2010年生まれが来るんじゃないかという怖さもあります（笑）。「そんな子がきたらどうしよう！」ってみんなで話しています。ちょっとジェネレーションギャップが怖いですね（笑）。

――よりグループを引っ張って行く立場としての意識は変わりましたか？

小林もちろん、1期生として経験値の違いで、私達ができることはもちろん引っ張っていけたらなと思いますが、私達が引っ張るだけじゃなく、後輩のメンバーがたくさん発言できるような環境にして、ちゃんと下からも支えられるようなグループにしていきたいと思うようになりました。