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野沢直子、還暦目前にして「貯金ゼロ」…育て上げた3人の子どもに熱弁し続けたことは?

野沢直子

「年相応の服を着ない」、“意識高そう”なアメリカの本当の姿は?

――本書にあった「年相応の服を着ない」という言葉がすごく胸に刺さりました。

野沢直子 例えば以前住んでいたニューヨークや、今住んでいるサンフランシスコのような都会に限っては、「歳をとればとるほど派手な服を着よう」っていう傾向はちょっとあると思うんですね。老いたからといって遠慮したり、周囲の目を気にするよりも、すごくいいことだと私は思っていて。白髪をピンクにしたり、カラフルな服を着たり、そこは真似しようと思っています。

――昨今では日本でもルッキズムやエイジズムが問題視されるようになりましたが、やはりその点、アメリカでは意識が高いんですか? 「アメリカではみんな自分の好きな格好をしている」「考え方が進んでいる」と、日本と比べる人も多いですが。

野沢直子 いえ。アメリカってすごく大きな国なので、50州あったら50州すべて個性が違います。内陸の方へ行くと、やっぱ考え方もコンサバティブ(保守的・控えめ)。アメリカ=自由なイメージがあるかも知れないですけど、意外とそうでもない。都会は確かに自由な考えの人が多いというだけで、一枚岩ではないですし、それは一面に過ぎないと考えた方がいいと思いますよ。

――なるほど。でも本当に、お話を聞いたりエッセイを読んだりしていると、老いても「まぁ〜いっか」と捉えられるような気がしてきました。最後に、同世代の方、これから年を重ねていく方に伝えたいことは?

野沢直子 老いについていろいろ書いていますが、消去法でもいいから、自分が肯定的に感じることを見つけてもらえればと思いますね。「幸せって何か」ということも触れているんですけど、100人いれば100通りの幸せがあると思うので。老いに限らず、いろんな世代の人が、何が幸せなのかと迷っちゃった時に、ちょっとしたヒントになればいいなと思っています。あと、この本で老後のための貯金をしたいと思っていますので、ぜひ買っていただければ。今、本当に貯金ゼロなので(笑)。よろしくお願いします!

(文:衣輪晋一)

エッセイ『老いてきたけど、まぁ〜いっか。』

著:野沢直子
ダイヤモンド社 刊
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