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世界中が虜!“ウ・ヨンウ”パク・ウンビンの魅力を味わい尽くすおすすめ韓国ドラマ3選【ハングクTIMES Vol.68】

「ウ・ヨンウ熱風」を巻き起こし、今韓国で連日話題の中心にいるのが、日本ではNetflixで配信中の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。初回0.9%でスタートした視聴率は、あまりの面白さにぐんぐん上昇! ENAというマイナーチャンネルにも関わらず、9話では15.8%を記録し、今話題を独占している超HOTなドラマです。そしてその人気シンドロームの中心にいるのが、主人公“ウ・ヨンウ”を魅力いっぱいに演じているパク・ウンビン。彼女をキャスティングするために、監督と脚本家はなんと1年の歳月を待ったと伝えられていますが、まさに「彼女以外のウ・ヨンウは考えられない」と思わされる程の圧倒的演技力を披露しています。

Netflixシリーズ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』独占配信中

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本記事では、今世界中が虜!“ウ・ヨンウ”パク・ウンビンの魅力を味わい尽くす、おすすめ韓ドラ3選『ストーブリーグ』『ブラームスは好きですか?』『恋慕』を厳選してご紹介します。

『ストーブリーグ』

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『愛の不時着』、『キングダム2』など並み居る競合を抑え、2020年「百想芸術大賞」で「作品賞」を受賞した本作品。「スポーツドラマはヒットしない」という概念を打ち破り、第1話で5.5%だった視聴率は見る見るうちに上昇。最終話では19.1%を記録するという、まるで『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』を彷彿とさせる爆上がりを成し遂げたヒット作です。この作品を選んだパク・ウンビンの選球眼はさすがの一言。これまでのイメージを見事に覆し、彼女のスカッとする物言いと“男前な姿”にすっかり惚れてしまう、必見の一作です。

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

【あらすじ】
万年最下位のプロ野球チーム“ドリームズ”は、またしても最下位でシーズンを終える。そんな中、責任を取って辞任したゼネラルマネージャーの代わりに新たに就任したのは、野球未経験で知識もない異色の経歴を持つペク・スンス(ナムグン・ミン)だった。早速チームの改革に乗り出したスンスはスター選手をトレードに出すと言いだす。それを聞いた運営チーム長のイ・セヨン(パク・ウンビン)をはじめフロントスタッフは猛反発するが、チームの強化に成果を見せるスンスを次第に信頼しはじめる。しかし、新たなる問題が発生。親会社の常務クォン・ギョンミン(オ・ジョンセ)は、赤字続きのチームを解散させようと企んでいて…。

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

【見どころ】
「ストーブリーグ」とは、プロスポーツ選手の契約更改や移籍の動きなど、表には見えてこないオフシーズンの話題のこと。選手やプレイ中心の「スポ根ドラマ」と思われがちの本作ですが、落ちこぼれ野球球団の運営チーム、分析チームといった“裏方スタッフ”たちの奮闘を描いた「組織改革物語」なんです。

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

これまで数多くのスポーツチームを優勝に導いてきた“優勝請負人”のナムグン・ミン演じるペク・スンスが、選手やフロント陣と対立しながらも型破りな改革を進めていくのですが、そこには給料交渉、経費の削減、上層部からの圧など、組織に属する人なら思わず共感してしまう“あるある”な問題が山積みなんです。ナムグン・ミン演じる孤高のヒーローから繰り出される名言の数々に、熱いものが込み上げ、静かに心震えてしまう…。誤った組織社会に痛快な一撃を与え、スカッとして共感して感動する。まるで名作『ミセン-未生-』のように、“お仕事ドラマ”要素が強く、多くの人々が共感できる物語だったのも、視聴率が爆上がりした要因の一つではないかと思います。

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

パク・ウンビンは、球団のために奔走する、男勝りで熱い性格の運営チーム長イ・セヨンを演じているのですが、これがもう女性でも惚れてしまうかっこよさなんです…! 選手との給料交渉の際に、スンス団長に失礼な行動をした選手に対して彼女が放った、「線を越えた!」というセリフは、屈指の名場面として本国のドラマファンの中で語り継がれています。

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

球団へのそのまっすぐな思いと情熱、芯の強さと、喜怒哀楽を体当たりで伝える彼女のパワフルな演技に心が震えてしまい、本作で彼女のファンになった人も多かったはずです!(筆者もその一人) オ・ジョンセ、ナム・ユンス、チョ・ビョンギュと日本でもおなじみの実力派たちが集結しているのも見どころです。

『ストーブリーグ』 (C)SBS

『ストーブリーグ』 (C)SBS

新人作家が手がけた本作品は、スター作家や有名監督が手がけた作品でなくても、優れた脚本と演出、そして俳優達の熱のこもった演技で、「名作」が誕生することを証明し、韓ドラの“底力”示した一作でもあります。野球ファンはもちろんですが、興味がない人も、きっとアツイ人間ドラマに胸がいっぱいになってしまうこと間違いなしの名作です。
▼配信情報
U-NEXT、dTV、Huluなどで配信中

『ブラームスは好きですか?』

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

視聴者の共感とときめきを同時に奪って、「ロマンスドラマの真価を再び知らせた」と、高い評価を得ているのが『ブラームスは好きですか?』。ロマンスドラマにいよいよ飽きてきている(笑)、韓国の視聴者からも絶賛された一作です。パク・ウンビン主演作の中でも派手さはないですが、本当に良作なので「ちょっとやそっとじゃときめかなくなってきたぞ…」という“韓ドラベテランさん”にも、ぜひおすすめしたい作品です。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

【あらすじ】
ヴァイオリンをこよなく愛するチェ・ソンア(パク・ウンビン)はソリョン大学の音楽学部に通いながら、オーケストラの一員として大舞台に立つことを夢みていた。しかし努力とは裏腹に実力を認められないソンアは、オーケストラから外されてしまう。一方、世界的なピアニストとして活躍するパク・ジュニョン(キム・ミンジェ)は、親友のハン・ヒョノ(キム・ソンチョル)の恋人イ・ジョンギョン(パク・ジヒョン)と再会する。ジュニョンは長い間ジョンギョンへの思いを心に秘めていたのだった。一方、卒業後の進路に悩むソンアは、キョンフ文化財団のインターンとして働くことを決め、そこで才能にあふれたジュニョンと出会う。それぞれに葛藤を抱えた2人は少しずつ距離を縮めていくが…。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

【見どころ】
親しい仲間だったシューマンの妻クララに一生片思いしたヨハネス・ブラームスをモチーフにして、世界的に活躍する天才ピアニストジュニョン(キム・ミンジェ)と努力家のヴァイオリニストソンア(パク・ウンビン)、親友の恋人を愛してしまった2人の切ない恋愛模様を音楽を通して描いた本作品。ドラマを執筆したリュ・ボリ脚本家が実際にクラシック専攻者だったため、音大生の悩みや現実がディテールまでこだわってリアルに描かれています。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

本作が他のロマンスドラマと一線を画しているのは、じれったすぎるくらいじれったくて、ちょっと手をつないだだけで、「ギャー!」と絶叫してしまう主演カップルの絶妙な距離感。消極的な2人の切ない感情を細かく丁寧に積み重ねているため、観ているこちらまで静かに息を呑んで見守ってしまうのです。初々しい“焦れキュン”ドラマでありながらも、決して子供っぽいわけではなく、むしろ静かで情緒ある大人なドラマに仕上がっているのもポイントです。繊細なストーリーと俳優たちの抜群のケミストリー、そして数々のクラシック音楽が織りなす世界観にあっという間に引き込まれます。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

パク・ウンビンが演じるのは、経済学部を卒業するも、ヴァイオリンを愛して夢をかなえるため、4回の試験を経て26歳で音楽学部に再入学したヴァイオリニスト、チェ・ソンア。ソンアは、『ストーブリーグ』や『恋慕』とは180度異なる、おっとりしていて繊細で清純、でも芯はブレずに強いというキャラクターなんですが、これがまた彼女のためにある役かのようにドハマりしているんです。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

努力とは裏腹に実力を認められず、夢と現実の狭間で揺れる心、そして恋の前では臆病ながら真っ直ぐな心を、繊細な表情演技で巧みに表現しています。言葉にはならないソンアの心の内が、その震える瞳から伝わってきて、驚くほどにどっぷりと感情移入してしまいます。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

さらに彼女は本作で、プロでも容易ではないというフランク・ヴァイオリンソナタ、ブラームス・ヴァイオリンソナタの一楽章を代役なしに演奏しているのも大きな見どころです。

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

『ブラームスは好きですか?』 (C)SBS

そして本作、相手役である天才ピアニストを演じたキム・ミンジェが、物静かで知的、恋愛不器用な草食系と思いきや、ふとした瞬間に男気と色気を出してくるという、全女子沼入り必至のキャラなんです…! 静かに、でも熱く、徐々に近づいていく2人の恋が本当にすてきで、きっと恋愛細胞がガンガン刺激されるはず! ちなみ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の鬼キュンキスシーンが話題ですが、本作の“ピアノキスシーン”も後世に語り継ぎたいレベルで鬼キュンなので必見です(笑)。
▼配信情報
U-NEXTで配信中

『恋慕』

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

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「本作で彼女を知った!」という人も多いのではないでしょうか? 今韓国では“ウ・ヨンウ熱風”により、本作が再度注目を浴び、Netflix「今日のTOP10」にランクインしているのだとか! 彼女は、圧倒的演技力で“男装女性”というすでにありがちな素材に新鮮さと説得力を与え、本作で「百想芸術大賞」最優秀演技賞にノミネートを果たしました。愛らしい“ウ・ヨンウ”との振り幅に、彼女の表現力の凄みを痛感させられる一作です。

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

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【あらすじ】
双子として生まれ、女児という理由だけで宮外へ追放されたてしまったタミは、亡くなった兄の代わりに男装し、王世子(王位継承者)イフィ(パク・ウンビン)として自身の正体を隠しながら、激動の人生を歩んでいく。教育係であるチョン・ジウン(ロウン)は、イ・フィの本当の正体を知らないまま、次第に惹かれていく…。

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

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【見どころ】
社会現象になるほどまでに人気を博した『トキメキ☆成均館スキャンダル』や、『雲が描いた月明かり』のように“男装女子”という素材は、韓国のロマンス史劇において割とあるあるネタですが、本作に“現代らしさ”を感じるのは、その男装女子が権力を持つ王世子で、周辺の男性たちに保護される弱々しい存在ではないということ。ロウン演じるジウンが、フィの周りを花束を持って人懐っこく走り回ったり、フィから押し倒されたジウンが、「お戯れはおやめください」とのセリフを放つなど、男女逆転ロマンスなのも、史劇としてはかなり珍しく斬新なポイントです。

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

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男だと思っている世子に、やたらと胸がときめいてしまう自分に戸惑うジウンがかわいかったり、笑いとときめき溢れる“ラブコメチック”な展開をうまく盛り込んでいるので、史劇苦手さんでも見やすい作品ではないかと思います。「男装がバレるのか!?」という定番のドキドキはもちろん、史劇にはお決まりの熾烈な後継者争いや、宮中のドロドロも加わって、最後まで目が離せない展開が続いていきます。

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

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またジウンだけではなく、穏やかな笑顔でフィを照らし、王室の傍系のイ・ヒョン(ナム・ユンス)、フィを側で護衛する武士として存在感を放つキム・ガオン(チェ・ビョンチャン)など、イケメンかつネクストブレイク俳優祭りなのも見どころです。

Netflixシリーズ『恋慕』独占配信中

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そしてなんといっても本作の魅力は、登場から圧倒的存在感を放ち、惚れ惚れとしてしまう“男装姿”のパク・ウンビン様でしょう! ポーカーフェイスかつ冷徹な王として圧倒的なカリスマを見せながらも、愛する人の前では瞬く間に“恋する女性”に変身する彼女の演技力には圧倒されてしまいます。「あり得ないだろ〜!」とツッコミを入れたくなる非現実的なストーリーにも関わらずここまで視聴者を没入させたのは、やはり彼女の演技の説得力が大きいと思います。“ウ・ヨンウ待ち”の合間に、180度異なる凛々しいパク・ウンビンを堪能してみてはいかがでしょうか。
▼配信情報
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ライタープロフィール
Dramawriter Nana
韓国ドラマをこよなく愛するドラマライター。
WEB媒体を中心に、ラジオ、雑誌等で韓ドラ愛を叫ぶ記事執筆中。Twitterでは推しドラマ愛を暑苦しく配信中。
マニアックで隠れた名作なら任せて下さい。
Twitter:https://twitter.com/Nana_writer76

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