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【美ボディ大会】就職活動とコロナ禍のストレスで激太り…孤独に打ち込んだボディメイクで約10キロ減量「半年間、自宅とジムの往復だけ」
トレーニングに出会い、仕事も心も前向きになれた
齋藤瑞葉さん 昨年、大学4年生だったのですが、3年生の頃から進路で思い悩んでいたうえにコロナ禍も重なり、そのストレスで太ってしまいました。それ以前にもダイエットをしたことはありましたが、今年2月からパーソナルジムに通うようになり、本格的にトレーニングを始めました。
――トレーニングを始めて、そこからボディメイクをするようになったのでしょうか?
齋藤瑞葉さん ジムでトレーニングを始めたことで痩せることはできたのですが、メリハリのある身体ではなくて。たまたまジムのチケットがたくさん残っていたので、ボディメイクをやってみようと思いました。
――コンテスト出場を決めた理由は?
齋藤瑞葉さん トレーニングに出会えて、仕事もがんばろうと思えるようになって明るい気持ちになれたので、もっと極めたいと思うようになりました。コンテストという目標があった方ががんばれるし、大学時代は何かに向かって一生懸命になることもなく過ごしてきたので、本気で取り組めることをやろうと思って出場を決めました。
齋藤瑞葉さん 当時は身長161センチ、体重54キロ、体脂肪率30%。いまは身長は変わらず体重45キロ、体脂肪率15%です。ダイエットでまずは50キロまで落として、筋肉をつけるために筋力トレーニングで55キロまで増量しました。今年の5月からまた減量を始めて、3ヵ月で10キロ落としました。
――具体的にはどうやって減量したのでしょうか?
齋藤瑞葉さん 最初は食事管理で食生活を変えて内臓を整えて。炭水化物を減らしながら、週6日ジムに通って有酸素運動のトレーニングを朝昼晩3〜4本ずつひたすらやりました。コンテスト前は毎日ジム通いです。泣きながらやっていました(笑)。
――「泣きながら」とは、身体的につらくなったのでしょうか?
齋藤瑞葉さん 精神的なつらさの方が大きいですね。例えば、リフトアップの重量を上げて筋肉はついているんだけど、増量していたから脂肪もついてきて見た目は太っているし、身体的にこれは大丈夫なのか?そこから減量して脂肪を落としたときにちゃんと筋肉があるのか?といった心配や、トレーニングの効果が目に見えない不安などがたくさんありました。
誰とも会わず、遊ばず、外食もせず…ひたすら孤独に打ち込んだトレーニング
齋藤瑞葉さん トレーニングばかりしていたのですが、ストイックな生活を褒められたり、スタイルに憧れると言ってもらえてうれしかったです。それでもっとがんばろうと思えました。同じ女性から共感してもらえたり、応援してもらえたことで、モチベーションがすごく上がっています。
――トレーニングにまつわる何かエピソードはありますか?
齋藤瑞葉さん この半年間ずっと自分との戦いでした。仕事も在宅ワークですし、自宅とジムの往復しかしていません。誰とも会わず、遊ばず、外食もせずにひたすら孤独にトレーニングをしていました。
――目標にしている人はいますか?
齋藤瑞葉さん 特にいないです。自分の身体の長所を活かした最高のボディになれたらうれしいです。昨年、『SSA』の「ビューティーフィットネスモデル」部門で優勝された方に5月までポージング指導をしていただいていたのですが、その方のスタイルに憧れています。
齋藤瑞葉さん お尻と背中です。すごく下がっていたお尻をステージに上がれるくらいには引き上げました(笑)。コンプレックスはお尻のトップがまだ足りないことと、大きさに左右差があること。トレーニングのときに、互い違いのまま大きくならないように意識しないといけないです。
――ボディメイクが自身のプラスになっていることは?
齋藤瑞葉さん 心身ともに強くなりました。これまでは夏なんて大嫌いで日焼けもしたくないし、外に出たくないし、運動もしたくなかったのですが、いまはとにかく動きたいです。ボディメイクを始めてから性格が明るくなりました。
――ステージに立つことに恥ずかしさはありませんか?
齋藤瑞葉さん この半年間でボディを仕上げるときに、仕事を減らしてほとんどの時間をトレーニングに費やして、人一倍打ち込んできました。ほかの人は仕事をしながらなのですごいなと思うのですが、私はひとつのことしかがんばれないタイプで…(涙)。ボディメイクに専念していたので、「結果を出さないといけない」というプレッシャーもありました。でも今回の結果に関わらず、この先もボディメイクは続け、さらに上を目指してがんばっていきたいと思っています。
(文/武井保之 写真/片山よしお)