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新シリーズ『PUI PUI モルカー DRIVING SCHOOL』放送決定 見里朝希&小野ハナ、監督対談
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モルカーの魅力「手作り感」を継承
見里一番はモルモットの魅力について。やっぱり<モルカー>では、本物のモルモットらしさは大事にしたいと思って。だからこそ、モルモットはどこが魅力なのか、それを伝えることに最も力を入れた気がします。例えば、下唇のプルプルしたUの字の感じとか(笑)。
小野とても学ばせていただきました(笑)。その後、画像検索して、たしかにプルプルだ!と。 今回、アニメーターの方たちとも魅力を共有すべく、モルモットの写真をプリントしてスタジオに貼っていました。
――1期で絵コンテ3話分を小野さんに依頼した経緯は?
見里もともと『PUI PUI モルカー』は15分くらいの中編アニメーションで企画していて、1人で作るつもりだったんです。それが、途中でテレビシリーズになることが決まって、1話約2分半、12話分も作らなくてはならなくなった。それでいろいろな方に声をかけて、協力を仰いだんです。そんな中、別の作品の打ち上げでたまたま小野さんとご一緒した時があって、そこで「造形と絵コンテを並行してやっているけど、時間がない」といった話をしたら…
小野絵コンテ、やりましょうか?ってその時は軽い気持ちでお声がけしたのを覚えています。
――コマ撮りアニメの魅力をお二人はどのように感じてらっしゃいますか?
見里これは、いろんな取材で話してることではあるんですけども、最大の魅力は「手作り感」だと思います。最近のCGアニメーションは技術がかなり発達して、リアルに表現できるようになってきて、あえてフレーム数を落とすことによってコマ撮りっぽく見せることもできる。実際、そういう作品が出てきて、コマ撮りはピンチになるんじゃないかと危機感を抱いていた時期もありました。逆に、コマ撮りで、リアルに再現しようと頑張りすぎると、見る人によってはCGと間違えられてしまう可能性もある。どうしたらいいか、というところで僕が考えたのは、完璧をあえて目指さず、手作り感を出すことだったんです。
<モルカー>は、パッと見ただけで、いかにも羊毛フェルトで手作りしました、というのがわかる。手分けして撮影するため、同じキャラクターで複数体の人形を用意している場合もありますが、全部手作業なので、全く同じものは作れません。ミリ単位で顔が違うなど個体差が出てしまうんですが、それがむしろ手作り感につながって、味になる。あえて完璧を目指さなくていいことでコマ撮りらしさが表現できるというのは、すごく気が楽で、制作していて楽しいところでもあるんです。
小野その柔らかい“隙き”と言いますか、遊びがあるところに生身感が出るんですよね。人間でも「今日、調子悪いな」みたいな時はちょっと顔が違って見えたりするじゃないですか。人形にも個体差があるし、誰がどう動かすか、どういう光を当てるか、そういったことでも違った表情に見える。思いがけない効果が生まれるなど、生モノなところが魅力だと思います。