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菅田将暉に松本まりか…相次ぐ俳優の“休業宣言” 俳優に依存し過ぎないことが令和の正しい在り方に?
コンプラ強化に暴露系の台頭…セルフブランディングこそが“予防措置”として機能
またSNSの普及によりプライベートを露呈する機会も増えたことにより、炎上問題など、自制が求められ自分で自分を追い詰めるパターンもある。昭和の時代には破天荒な“伝説”として語られてきたが、今のご時世、ストレス発散のために繁華街で乱痴気騒ぎを起こそうものなら、即座にネットに晒されてしまい、俳優生命を脅かしかねない。
そういったストレス発散すらままならない俳優たちが長く活動するための予防措置として、俳優である自分を否定する(いったん立ち止まる)ことがより重要になってくる。菅田将暉もインタビューで「立ち止まったことで、周りの声が聞こえるようになり、よりエンタメに向き合えるきっかけとなった」と話しており、そうした意味では菅田は、例え旬の時期でも「未来のためには自ら立ち止まることは大切だ」ということを広く世に伝えた、エポックメイキングな存在と言えるだろう。
(文/西島亨)