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『アニメ塗りジム改』制作経過報告に1.5万いいね ガンプラ歴1年のモデラーも驚き「途中の物がなぜ…? 完成品も観てほしい」

 プラモデル好きで知られる俳優の本郷奏多のYouTubeをきっかけに、本格的にプラモデル作りを始めたというplamocrossさん(@plamocross)。ガンプラ歴は1年ほどというが、その近作がSNSで1.5万いいねを獲得する大バズリ。だが、その作品は『HGUC ジム改 アニメ塗り“進捗”』とタイトルにもあるように、制作途中の経過報告。「すごい!!」「脳がバグりました!!」などの賞賛の声が上がる一方、本人は「途中の物なんだけどなぁ…何で?」と驚きの様子。「完成品もぜひ観てほしい」と語る同氏語る、アニメ塗の魅力とは?

素組みのまま放置されていた『ジム改』…アニメ塗りで日の目を見る

――『HGUC ジム改 アニメ塗り“進捗”』がSNSで大バズリしましたが、どのように受け止められていますか?
plamocrossたくさんのいいねやコメントをいただけたことは、本当にうれしく思っています。ただ、自分のなかでは、完成報告ではなく、進捗状況をツイートしただけなのでこの反応にすごく驚きがありました。「途中の物なんだけどなぁ…何で?」と今でも思っています(笑)。よかったら完成品も観ていただければと思っています。

――制作途中の物とはいえ、二次元なのか三次元なのか、本当にパニックになってしまうほどの精巧さです。なぜアニメ塗りで仕上げようと思われたのですか?
plamocrossこの『ジム改』はアニメ塗りで仕上げたガンプラの4作目なんですが、作り始めた当初、自分の中でどのように完成させるのかイメージがわかず、素組みのまま放置していたキットでした。
 その頃は、プラモデルに関するツイートを投稿しても、いいねが1とか2しかついたことがなく、コメントはおろか閲覧数もほとんどない状況。そんな時、アニメ塗りを施した『EGガンダム』の途中経過をツイートしたところ、突然1,000を超えるいいねをいただきました。コメントには、「すごい!!」「脳がバグりました?!!」などの自分では思いもよらない反応がありとても嬉しく感じました。その時にアニメ塗りしやすそうな「ジム改」でもやってみようと思い作成するに至りました。

――本格的にやり始めて、ガンプラ歴が1年とのことですが、アニメ塗りとはどのように出会ったのですか?
plamocross昨年6月ごろ、プラモデルについていろいろと調べていた時、アニメ塗りのやり方を解説しているサイトにたまたま辿り着きました。「すごい発想の人がいるんもんだなぁ」と関心しつつ、「自分もやってみよう」と思い実践してみたのが最初です。私は、プラモデル知識が乏しいので、新しいことを生み出すというよりは「格好良い」とか「すごい」と思った作品を参考に作成をしています。アニメ塗りを作成したのも、その流れのうちのひとつでした。

アニメ塗りの魅力は、見る人に楽しみと驚きを与えるトリックアートのようなところ

――こうした「アニメ塗り」の作品を作る際に、心がけていることはどのようなことですか?
plamocrossアニメ塗りで重要な作業の一つがエッジに線を引くこと。この工程の時に一気にアニメっぽさがでてくると思っているので慎重かつ丁寧に作業するようにしています。本作で苦労したところも、やはりこの工程でした。気を抜くと簡単にはみ出したり太くなりすぎたりしてしまうので、アニメ塗りをする時にはいつも苦労しています。

――なるほど。本作において、一番こだわった点は?
plamocrossカメラアイの白い光の反射です。反射をいれたことでアニメらしさが増したと思っています。一番お気に入りのところでもあります。

――エッジの線といい、光の反射といい丁寧な仕事ぶりが作品の完成度をあげていますね。1年ほどの間に、アニメ塗り作品を4作も作っているとのことですが、ご自身が考えるアニメ塗りの魅力はどんなところですか?
plamocross見る人に楽しみと驚きを与えてくれるトリックアートのようなところが魅力だと感じています。自分自身トリックアートを見るのが好きなので、そのような感じのものが自分で作れる面白さもあります。

――確かに、「マットの上にセル画があるみたいw」「どう見ても平面にしか見えない」といったコメントも多かったですね。
plamocrossコメントの中には「カッターマットまで絵みたいに見える」といったものもあり、自分としては、思いもよらない反応だったのですごく驚きました。そう言われてから見返してみると、そのように見えてくるのが不思議です(笑)。他にも「ビルドファイターズのワンシーンみたい」というコメントもありました。自身ではアニメは見たことないのでよくわからないのですが、アニメを観た方やガンダム好きな方が錯覚するくらい、アニメっぽく見えていた思うと非常にうれしく感じました。

――こうしたフォロワーの方とも出会うことができ、素晴らしい趣味になりましたね。
plamocrossはい。実は、これまでいろいろなことを趣味にしようとしてチャレンジしてみましたが、どれもここまでのめり込むことも続くこともありませんでした。ガンプラをはじめてまだ1年ほどですが、常にどうしたらかっこよくイメージ通りに仕上げられるかを考え、時間を忘れるくらい夢中になって作成しています。
 また、ユーザ名の『plamocross』はプラモデルを通していろいろな繋がりが生まれればという思いを込めて付けたので多くの方に観て頂けること、こうして取材のお話をいただけたことは本望でもあります。ガンプラとは、最高の趣味であり、つながることです。
 そして、最終的には素晴らしい体験のきっかけを与え、導いてくれた本郷奏多さんに繋がり、お礼を伝えるのが目標です。

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