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「ボロボロの猫」が華麗に変身、ビフォーアフターに思わず涙…保護されてつかんだ猫たちの幸せ

 先日、2022年2月22日という“スーパー猫の日”を迎え、様々な猫の話題で盛り上がった。自分の愛猫、身近にいる猫のことを思った人も多いだろう。世の中には、野良猫などを保護し、幸せに暮らせるように奮闘する人々も多い。そうした人の手によって、過酷な外生活から安心した居場所を得て、見違えるようなビフォーアフターを見せる猫もいる。NPO法人『ねこけん』の事例とともに、そんな変身ぶりを見てみたい。

耳に腫瘍ある「汚い猫」、看護師に救われすっかり元気に

 「汚い猫がうずくまっている」。看護師である保護主は、そう聞いて気になり、猫を見に行った。そこにいたのは、真っ黒に汚れて痩せており、耳には血が飛び散る大きなこぶがある猫。何とかしたいと、泣きながら『ねこけん』に相談の連絡を入れたそうだ。

 保護主自ら引き取ることはできなかったが、おかげで命はつながり、『ねこけん』に保護されて「きーちゃん」と呼ばれるようになった。耳のこぶを病院で診察すると、原因は扁平上皮がん。耳を切って腫瘍を取り除いたことで、きーちゃんはすっかり復活することができた。今では、ほかの子猫の面倒を見るまでに元気になったきーちゃん。保護主が手を差し伸べてくれたからこそ、きーちゃんの今がある。

公園のトイレで暮らした地域猫、追われてたどり着いた穏やかな日々

 長い間、餌やりさんからご飯をもらいながら公園で暮らしていた花子。高齢でありながら、公園のトイレの横、ダンボールの物陰で眠る生活を送っていた。だが、そこは花子にとって決して安息の場所ではなかった。猫を追い立てる人から、危害を加えられそうになったこともあったという。

 そんな経緯もあって、花子は『ねこけん』で保護されることになった。これで安心して暮らせる…と思った矢先、花子に悪性腫瘍と転移が見つかった。花子の状態から、手術で取り除くことは不可能で、投薬治療が試みられた。せっかく保護されたものの、花子に長い時間はないかもしれない。だが、たとえ短かったとしても花子は今、穏やかに幸せに暮らしている。

「二度見するほどひどい…」妖怪のような見た目の猫、まさかの可愛らしい姿に

 地域猫として生きてきたその猫は、毛玉によるこぶがいくつもぶらさがった、妖怪のような姿をしていた。ボランティアメンバーが思わず二度見するほどの見た目だったことから、付けられた名前は「二度見ちゃん」。餌は与えられていたものの、それ以外のケアはされていない猫だった。

 「二度見ちゃんの運命を変えたい」と決意したボランティアにより、毛玉は慎重に刈られ、ケガを治療、懸命なお世話がされた。そのおかげで、二度見ちゃんは見違えるような可愛らしい姿に変身。晴れて「千代ちゃん」に改名された。だが、そんな千代ちゃんには極度の貧血と心臓の病気があることが発覚。厳しい外の世界で、ケアされることなく生きていたことが、影響していたのかもしれない。悲しい現実だったが、千代ちゃんは最期まで『ねこけん』で安心して過ごすことができた。

薬品かけられボロボロに、治療された虎吉はイケメン人気者に

 虎吉はもともと地域猫だったが、何者かにより薬品をかけられ、ボロボロの姿で発見された。毛はゴツゴツと固まり、まぶたの皮膚が溶けかかった酷い状態。さらに薬品のせいで急逝腎不全、急逝肺不全にもなっていた。そんな大変な思いをした虎吉だったが、保護され治療を受けると、徐々に元気を取り戻した。

 すっかり元気になった虎吉は、イケメンと呼ばれるほどに回復。ボロボロだった発見時とは打って変わって、毛はフサフサ、顔はデカめ。体も大きいが少しビビリな性格で、ブログでも愛される存在になった。それから約1年後、虎吉は新たな家族の元へと巣立った。今では、警戒心のかけらもない“へそ天”を披露するほど、元気に暮らしている。

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