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【かけがえのない1本】WOWOW『斎藤工×板谷由夏 映画工房』スペシャル

(左から)板谷由夏、斎藤工 (C)ORICON NewS inc.

 お気に入りの映画の話から、気になるあの人の心の中を少しだけのぞき見る【かけがえのない1本】シリーズ。今回は、放送開始10周年を迎えたWOWOWの映画情報番組『斎藤工×板谷由夏 映画工房』スペシャル。MCの斎藤工さんと板谷由夏さんに“かけがえのない1本”を聞きました(※映画のネタバレ要素を含みます)。

動画

板谷由夏のかけがえのない1本『avec mon mari』

板谷“かけがえのない1本”というと、好きな映画を選びがちなんですけど、私の役者人生においてという意味あいで“かけがえのない1本”として選んだのが、大谷健太郎監督の『avec mon mari(アベック モン マリ)』です。

斎藤これは特別ですね。

板谷はい。私にとってデビュー作であり、映画の世界に入ったきっかけの作品でもあります。
■『avec mon mari』(1999年公開)

 大谷健太郎の監督デビュー作&板谷由夏の俳優デビュー作。夫が浮気した、しないのささいな痴話喧嘩が離婚の危機に発展。さらにはもう一組のカップルも巻き込んで複雑な四角関係になってしまう、恋愛をめぐる男と女のドラマをリアルに描いた作品。共演に大杉漣ほか。
斎藤見直したりするんですか?

板谷ここ10年はしていないかなぁ。

斎藤デビュー作って、見れないよね? 重いわけじゃないけど、すごく怖い。『avec mon mari』のおすすめポイントを聞いてもいいですか?

板谷オススメポイントは、棒読みの私のセリフ。

斎藤確かに。そこから現在地の板谷由夏という壮大なドラマもありますね。

板谷大杉漣さんと出会った作品でもあって、本当に大事な大事な作品なんです。この世界に入って初めて会ったプロの役者さんが大杉さんだったので、親鳥みたいな人だったんです。そういったことも含めて、かけがえのない、大事にしたい作品です。

斎藤すごく素敵なエピソード。

板谷好きな“かけがえのない1本”を選ぶのは大変。

斎藤一番困るよね。でもそういう企画なので…。私の選ぶ作品は何かというと、先に言い訳をしますよ。この作品に出会っていたかったなという意味で、誰かのきっかけになったらいいなと思う作品が『イントゥ・ザ・ワイルド』ショーン・ペンの監督作品です。

斎藤工のかけがえのない1本『イントゥ・ザ・ワイルド』

■『イントゥ・ザ・ワイルド』(2007年公開)

 衝撃の実話を俳優のショーン・ペンの脚本・監督で映画化。理想と現実のギャップに悩んだ主人公は、全てを捨てて旅に出た。その旅の終わりに彼が知った“真実の幸福”とは?  アラスカの壮大な自然、臨場感のある圧倒的な映像美や、映像とシンクロするエディ・ヴェダーのエモーショナルな音楽も秀逸。
斎藤僕はバックパッカーをしていたことがあるのですが、そのきっかけが、『青年は荒野をめざす』(著:五木寛之)や『深夜特急』(著:沢木耕太郎)といった本から影響を受けていたんですが、たぶんこの作品を学生時代の僕が観ていたら、見終わった後、とりあえず靴紐を結んで外に飛び出していただろうな、と思います。

 実話ベースなんですが、大学を優秀な成績で卒業した青年が、いろんな知識は得たけれど、自分の目で見て、確認していないことに気付き旅に出る。そこで肌感覚で実態を知っていって、本当に豊かに生きるということがどういうことか気づいていく。人の一生の縮図みたいなものがこの映画に詰まっている。学生の方はもちろん、セカンドライフに向かう方にもおすすめです。1本の映画で、見えている景色が変わる。そういう体験をもたらしてくれる、見終わった後の自分の人生に影響を及ぼす作品なんじゃないかなと思います。映画ってこんなにも人の起動力になるんだっていうエネルギーが充満した一作だと思います。

『斎藤工×板谷由夏 映画工房』

毎週金曜 夜9:30〜ほか
無料放送【WOWOWプライム】/ 無料トライアル【WOWOWオンデマンド】
https://www.wowow.co.jp/koubou/







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