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芸能人、母、政治家…今井絵理子氏、いまだ止まぬバッシングへの思い「無知と言われても、失敗しても受け止める」

芸能人の政治発言、批判される風潮への思い「国民の誰もが自分の思いを発信することは良いこと」

今井絵理子

 政治家として活動するなか、著書を発表したのはどういった思いがあったのだろうか――。

 「コロナ禍で女性や若者が苦悩を抱えて生きていて、いろいろな壁にぶつかっていました。私のこれまでの人生を綴ることで、一歩踏み出す元気に少しでも繋がってもらえたら、という思いで書かせていただきました」

 政治家としては非常に若い世代である今井氏。先日の衆議院選挙の応援でも、以前から叫ばれている若年層の政治不信や投票率の低さについて、感じることは多かったという。

 「全国を応援で回る際、SPEED世代、私たちと同年代の有権者のみなさんがたくさん演説を聞きに来てくださったんです。同世代だからこそ同じ目線で意見交換ができるし、今後の日本を作っていくうえでは、若い世代が政治に関心を持つことはとても大切なことだと実感しました。私もできる限りわかりやすく発信し、若い方々にも興味を持っていただきたい。SNSはいろんな面がありますが、私自身は怖がることなく、多くの方の意見を聞くことのできるツールとして役立てていきたいです」

 芸能人から政治家に転身した今井氏だが、いまだに芸能人が政治を語ることに難色を示す風潮が存在することも事実だ。

 「政治は国民のものだと思っているので、芸能人だからということではなく、国民の誰もが自分の思いを発信することは良いことだと思っています。『勉強してから言え』という意見もありますが、しっかりと考えた思いならばどんどん発信すべきだと思います」

 2022年夏には、参議院選挙が行われる。自ら動くことで一歩一歩進んできた彼女は、今後どのような展望を持っているのだろうか。

 「障がい者政策はまだまだ多くの課題がありますから、積み残したものを一つ一つクリアしていきたいと思います。また、子どもの貧困や基地問題など、地元沖縄の問題にも取り組んで行きたいと思います。政治家の仕事って、短期的に解決できるものから長期的な視点で変化を促していかなければなないものもあります。議員になることが私の夢だったわけではありませんが、自分の掲げた目標である障がいのあるなしや、年齢・性別にかかわらず、すべての人がお互いに尊重する、笑顔あふれる社会を実現するためにこれからも活動したいと思います。仕事を離れれば、一人の母親として、息子をしっかりとサポートできるように頑張っていきたいと思います」

(文:磯部正和)
著書『動かなきゃ、何も始まらない 聴覚障がいのある息子を育てる母として、「SPEED」から政治家となった女性として』
光文社 刊
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