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“くだらない”世界一に込められた「命の重さ」 66年続く『ギネス』がプロデュースする世界記録の価値とは

記録達成だけでなく“過程”にこそ存在する意義とは

  • 最大のロボット応援団/記録数値100 (C)ギネスワールドレコーズ

    最大のロボット応援団/記録数値100 (C)ギネスワールドレコーズ

  • 最も長い存命中の犬の耳

    最も長い存命中の犬の耳 (C)ギネスワールドレコーズ

 記録挑戦の際にはGWRの公式認定員が立ち会うケースがあるが、日本人初の公式認定員として、日本はもちろん、ヨーロッパ各国からアメリカ、インド、台湾、アラブ首長国連邦等、世界中を飛び回り、今まで約500の記録挑戦に携わってきた石川氏は、その豊富な実績から記録挑戦によって得られる効果をこう分析する。

「日常行っている活動も世界記録を目指すことでモチベーションが上がったり、自分が携わっている業界やスポーツの挑戦をすることで、世界レベルでの認知度の向上につながることもあります。また、海外では、チャリティーの目的で記録に挑戦することもメジャーですが、近年、日本でもその傾向は感じられます」

 「ギネス世界記録」というと、とかく記録達成に目が向きがちだが、「挑戦するまでの過程に効果を感じられた」という声も多いと石川氏は語る。

「例えば地域で記録挑戦を行った場合、若者とお年寄りのグループが交わるきっかけになり、その経験によってコミュニティができたり、一丸となって同じ目標に向かうことで一体感が生まれ、つながりが強化できたりというお話はよく耳にします。結果に関わらず、達成感や感動が得られたという声は多く、携わる者として大変ありがたく思っています」

 このように多くの効果をもたらす背景には、記録認定に対するGWRの厳しいこだわりがある。それこそが、ブランド価値を高め、継続できている理由でもある。

「ここまで長く世界中から愛されている大きな理由のひとつに、『ギネス世界記録』の認定は本物だという“信頼”があると思います。実際、審査は『ガイドライン』と呼ばれる公平な基準に従い、一つ一つの記録にルールを設け、それに乗っ取って、客観的に、厳格に、行っています。だからこそ、挑戦することに楽しさや面白さが生まれる。『ギネス世界記録』は真剣さ、厳格さから生まれるエンターテインメントだと思っています」

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