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倉木麻衣「歌えなくなった時期あった」 “コナン”に救われ20年、今ではスケボーにも挑戦

 2000年から人気アニメ『名探偵コナン』のテーマソングを担当している倉木麻衣がこの度、24回目のコラボとなる楽曲「ZEROからハジメテ」を発表。2017年に「同じアーティストにより歌われたアニメシリーズのテーマソング最多数」としてギネス世界記録に認定されている彼女だが、長年、楽曲を更新し続けなければならないプレッシャーはあったのか。「コナンのお姉さん」と親しまれていることに対し、イメージが強くなりすぎることで自由なアーティスト活動の“足かせ”にはならなかったのか。彼女の“コナン愛”に耳を傾けるうち、彼女がコナンの影響で始めた、ある新しい趣味の話も飛び出した──。

『名探偵コナン』は成長をともにしてきた“家族”「コロナで前に進めない中でもきっかけをくれた」

 今月6日で放送1000回を迎えた『名探偵コナン』。その記念プロジェクト『再起動(リブート)される神回を当てろ!』において、1996年に放送された伝説の神回「ピアノソナタ 『月光』殺人事件」を新たにリメイクすることが決定している。その「再起動(リブート)」にちなみ、倉木麻衣も「ZEROからハジメテ」を、「これまでの私のイメージを一新する楽曲」と語る。

「今回24回目のコラボということで、まず非常にうれしく思いました。『ZEROからハジメテ』は『名探偵コナン』1000回記念のお祝いの気持ちと、コナンくんが危機的状況の中でも諦めず最後まで戦っていく姿をイメージした楽曲。また、コロナのこの大変な時期に、私も歌手としての活動が前へ進みたくてもなかなかできなくて。そんな中、今回のように進むきっかけをくれたのも『コナン』でした。そこで心機一転、新たにスタートできたらという想いで作らせていただいたんです」

 これまでもアップテンポやバラード、ミディアムと幅広い楽曲を提供してきた。今回はよりアグレッシブに。楽曲選びからこだわり抜き、そこに「大変な状況や不安がある中、一歩踏み出すのは難しい。でも踏み出せば無限の可能性が広がっていく」という想いの歌詞を乗せた。タイトルにカタカナと英語を混ぜたのも新たな試み。歌い方も変え、より声を張った力強い倉木麻衣の姿が伺える。

 そんな倉木にとって『名探偵コナン』は“家族”のような存在だと言う。兄と共にワクワクしながら原作を読んだ中学生時代。歌手デビューし、少女の頃から好きなアニメのテーマソングを作ることになった喜び。自身の楽曲の幅が広がってきたのも「コナンくんのおかげ」と笑顔を見せる。原作ファン時代・楽曲作りを通して刺激を受け続け、制作陣、ファンたちと一緒に成長を続け、『名探偵コナン』は倉木麻衣にとって“家族も同然”となったのだ。

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