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倉木麻衣「歌えなくなった時期あった」 “コナン”に救われ20年、今ではスケボーにも挑戦

コナンに憧れスケボーにも挑戦「イメージがついてしまうのは怖くない、むしろありがたい」

 そんな倉木はデビュー10周年の頃にも、また音楽に救われる。「ちょっと歌がしっくり歌えなくなった時期があったんです。繰り返しの中でこれでいいのか、と。そして一度音楽から離れて海外に留学。そこで見たのは、自由でラフに大声で歌う人々でした。はっと気付かされましたね。もっとラクに、楽しんで歌ってもいいんだって」

 倉木を救ったのは音楽だけではないだろう。「台湾に行った時にファンの方と交流する機会があって『コナンのお姉さんって呼んでいいですか』と言ってもらえて。それが、すごくうれしかった!」。国を超えて大好きなアニメで気持ちが通じ合ったという喜びに、『名探偵コナン』という作品と“音楽”のすごさを改めて感じた。『コナンのお姉さん』のイメージがついてしまうのも「怖くない、むしろありがたい」と言う。「『名探偵コナン』もいつも新たなことにチャレンジしている。ジャンルに囚われず、いろいろなことに挑戦・発信したい私の考えと一致しているんです」

 その想いは音楽に限らず、最近ではスケボーに挑戦したのだという。正月から始めたとのことで「コナンくんがスケボーで危機的状況をすり抜けるシーンが、今の私の願望や心象とも重なって。コロナ禍で様々な企画のライブ配信など新たな活動もはじめましたが、これからも『コナン』くんの世界に寄り添いながら新しい楽曲を作っていきたい。ギネスを更新していきたいし、新一と蘭ちゃんの子どもが生まれても作品は続いてほしい。大好きなアニメですから、2000回3000回とずっとなくならないで続いてほしいです!」

(取材・文/衣輪晋一)

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