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【ガルプラ Vol.3】日本人4人が最終ステージ進出  『Girls Planet 999』ファイナリスト18人決定までの軌跡

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(10月22日掲載)

9人組グローバルガールズグループのデビュープロジェクト『Girls Planet 999:少女祭典』(通称ガルプラ/全12話)が10月22日、いよいよ最終回を迎えます。日本、韓国、中国から33人ずつ計99人の参加者は18人にまで絞られ、日本人の坂本舞白、江崎ひかる、川口ゆりな、野仲紗奈の4人もファイナルステージ進出を決めました。午後8時からABEMAで生放送される最終回を目前に、第11話までの奮闘ぶりを振り返ります。(敬称略)

問題点続出「クリエーションミッション」開始

第8話で行われた「第2回生存者発表式」(Vol.2参照)で、開始当初99人いた参加者が26人に絞られました。ファイナリストを決める3つ目のミッション「クリエーションミッション」は、K(韓国)グループ、C(中国)グループ、J(日本)グループの割合に制限がない4チームに分かれ、それぞれオリジナルの新曲でステージを披露します。
用意された新曲は、アップテンポなEDM『U+Me=LOVE』、シンセウェーブと シンセポップの2つのジャンルを融合した『Shoot!』、神秘的かつパワフルな『Snake』、希望のメッセージが込められたポップダンス曲『Utopia』の4曲。プラネットガーディアン(視聴者)がそれぞれの楽曲のイメージに合う参加者を選択した“マッチング投票”の結果によって、チームが振り分けられました。
ミッションの準備は「第2回生存者発表式」前からスタートし、その時点で勝ち残っていた54人が、『U+Me=LOVE』『Shoot!』『Snake』(各定員7人×2班=14人)、『Utopia』(定員6人×2班=12人)に分かれてステージの準備を進めていました。しかし、「第2回生存者発表式」で計27人が脱落し、Cグループ8位のシュイ・ズーインが辞退したため、チームやパートの再編成を余儀なくされました。
中でも坂本舞白(J)がリーダーを務める『U+Me=LOVE』チームは、14人のうち10人が脱落し、定員7人に対して3人の欠員が出ることに。しかも、キリングパートを担当するはずだったキム・ドアとホ・ジウォン、ボーカル力に定評のあったチョン・ジユン、アン・ジョンミンの韓国勢4人が脱落する深刻な状況に陥りました。ここからはチーム別に振り返ります。

『Shoot!』:優しすぎる最年長リーダー・ユジンの苦悩

第8話暫定メンバー【定員7人×2班=14人】
【K】チェ・ユジン[TOP9/リーダー]、グイン・マヤ、ヒュニン・バヒエ、イ・チェユン
【C】チェン・シンウェイ、リャン・ジャオ、ヤン・ズーグァ、リー・イマン、シュイ・ニエンツー
【J】永井愛実、岸田莉里花、池間琉杏、桑原彩菜、新井理沙子
第9話確定メンバー【定員7人】
「ポップコーン」チーム
【K】チェ・ユジン[TOP9/リーダー]、ヒュニン・バヒエ、グイン・マヤ
【C】チェン・シンウェイ
【J】永井愛実、岸田莉里花、池間琉杏
「第2回生存者発表式」を前に行われたリーダー、パート決めでは、生存する自信がないメンバーたちが積極性を見せず、Kグループ最年長で韓国のガールズグループ・CLCのメンバーとして実績のあるチェ・ユジンがリーダーとメインボーカルに立候補。優しいお姉さんタイプのユジンが、年下メンバーたちの面倒を見ていきます。
生存者発表式では14人中定員ちょうどの7人が生存。7つのパートのかぶりがなかったため、立ち位置やパートの変更もなく、最も苦労なく練習を継続することができました。
明るく自信をもって臨んだ中間評価でしたが、チェン・シンウェイ、ユジンらメンバーが次々と音程を外し、マスターたちは「歌が大変なことになっちゃったね」とため息。ボーカルマスターのイム・ハンビョルは「ユジンさんがリーダーでメインボーカルですよね。しかもキャリアがあるのだから、優しいリーダーはこれ以上必要ないと思う」と、時には厳しさも必要であることを諭します。
ユジンとシンウェイが中間評価最下位となり、ユジンはVTRで「自分自身にいらだちました。恥ずかしいですし、申し訳ない気持ちです」と涙します。ユジンはメンバーたちにも奮起を促し、シンウェイには振り付けの手足の角度や発音など細かい部分まで指導。自身も部屋で高音部分をひたすら歌って自主練習を重ねました。
本番では全員が持ち前の明るさを発揮し、ポップに弾けるパフォーマンスを披露。K-POPマスターのソンミは「本当に感動的なステージだったと思います。もしこれがデビューステージだったら、私は何度でも繰り返し見ると思います」と絶賛。「マヤ、あなたは本当に宝物ね」と称えられたチーム最年少15歳のグイン・マヤは笑顔の花を咲かせます。
さらにソンミはユジンに対し「お疲れさま。中間評価のときに厳しいことを言いました。あんなふうに言ったのは、ユジンさんを信頼していたからです。その期待どおりユジンさんが、みんなを引っ張ってくれました」とねぎらいました。7人は舞台裏で飛び跳ねてステージの成功を喜び、メンバーたちは「全部ユジンさんのおかげです」と感謝。ユジンは「本当にみんなよかった」と胸を熱くしました。

『Shoot!』

チームワークミッション
チーム再編成後には、4チームがそれぞれ目的地を知らされずにバスに乗車し、到着した場所でミッション曲を披露する「プラネットチームワークミッション」が行われました。『Shoot!』チームのバスは、とあるマンションに到着。実は『Snake』チームのキム・ダヨンの自宅で、ダヨンのお母さんの前で『Shoot!』を披露しました。パフォーマンス後には、ダヨンのお父さんの寿司屋でごちそうになり、7人は舌鼓を打ちました。

『Utopia』:シンチャオ、チェヒョンが大苦戦

第8話暫定メンバー【定員6人×2チーム=14人】
【K】キム・ボラ[リーダー]、キム・チェヒョン[TOP9]、カン・イェソ[TOP9]、チェ・イェヨン、イ・ヘウォン、キム・ヘリム
【C】ファン・シンチャオ、シュイ・ズーイン、ヂャン・ルォフェイ
【J】川口ゆりな[TOP9]、野仲紗奈、久保玲奈
第9話確定メンバー【定員5人】※1人辞退で定員1人減
「ユニコーン」チーム
【K】キム・ボラ[リーダー]、キム・チェヒョン[TOP9]、カン・イェソ
【C】ファン・シンチャオ[TOP9]
【J】川口ゆりな[TOP9]
このチームにはもともと、キム・ボラ、キム・チェヒョン、チェ・イェヨン、キム・ヘリム、久保玲奈をはじめ、メインボーカルを張れるメンバーがずらりとそろっていました。しかし、「第2回生存者発表式」でイェヨン、ヘリム、久保ら5人が脱落。シュイ・ズーインの辞退によって定員ちょうどの6人になったものの、スタッフから「1人辞退したのでこのチームの定員は6人から5人に変わります。パートはリセットされ、パートを獲得できなかった人は『U+Me=LOVE』に移動します」と告げられました。
「第2回生存者発表式」で新TOP9となったファン・シンチャオは、マスターたちから「歌とダンスでは別人」と言われるほどダンスが苦手とあり、「『U+Me=LOVE』はダンスが一番難しそうなので怖いです」と移動の恐怖に怯えます。パート再編成の話し合いが行われ、ボーカル2に立候補したシンチャオは、同じパートに立候補した野仲紗奈の歌声を聴きながら追い詰められて涙。それが影響したかはわかりませんが、多数決ではシンチャオがパートをものにし、すべてのパート争いで敗れた野仲がチームを移動することが決まりました。
シンチャオは残留したもののダンスの練習についていけず、リーダーのボラが付きっきりとなり、1つ目のミッション「コネクトミッション」(Vol.1参照)で同じセル(3人1組の運命共同体)だったカン・イェソも加わって教えます。しかしチーム全体の練習が滞ってしまい、チェヒョンらメンバーにも焦りの色が浮びます。

中間評価でシンチャオは、イントロの待機しているポーズを間違えていることに気づかず、脇で見ていた他チームから「手は後ろだよ」と指摘されてしまいます。負の連鎖でメンバーのボーカルも安定せず、マスターたちは「新メンバーはいないよね? この歌を1週間前から練習していたということだ。ありえるか? もういい」と、さじを投げました。
中間評価では、リズムや高音の不安定さが指摘されたTOP9のチェヒョンが最下位に。チェヒョンは「ダンスや動線、うまく歌いこなすことなど、常にたくさんのことに追われてしまって不安です」と時に涙を見せつつも本番寸前まで歌い込みます。イェソはチェヒョンの両手を握り「絶対にうまくいきます。大丈夫です」と励ましました。
本番ではイントロのイェソの笑顔で控え室が沸き、無数の羽が降る中、妖精のようなパフォーマンスを披露しました。しかし、マスターたちを魅了するところまではいかず、ダンスマスターのチャン・ジュヒは「正直、全員よかったとは言い難い。ファン・シンチャオさん、ガールズグループに入りたいのであれば、今練習しているよりも何倍も練習しないとステージに立てないと思いますよ」とコメント。
ソンミは「この曲は表現するのが難しい曲です。イェソさんが本当によく表現できていました。ゆりなさんもとてもよかった」と2人を褒めます。本番でも実力を発揮できなかったチェヒョンに対しては「曲の雰囲気を上手に表現していたけど、どうしてそんなに怖がるの?」と優しく問いかけました。
ボラはシンチャオに教えるため、陰ではウェン・ヂャから中国語を教えてもらう努力もしていましたが、結果に結びつかず舞台裏で涙。力を出しきれなかったチェヒョンは「ごめん」「悔しい」と声を振り絞り、涙をこらえました。

『Utopia』

チームワークミッション
『Utopia』チームは登山をし、頂上でつなぎに着替えた5人がユートピアのようなステージで『Utopia』を披露しました。その後はパラグライダーで飛行し、「ステージでも飛び回ろうね」と誓い合いました。

『Snake』: リーダー/メインボーカル問題で激震

第8話暫定メンバー【定員7人×2チーム=14人】
【K】キム・ダヨン[リーダー]、キム・スヨン、ソ・ヨンウン、ユン・ジア
【C】シェン・シャオティン[TOP9]、スー・ルイチー[TOP9]、ツァイ・ビーン[TOP9]、フー・ヤーニン、ウェン・ヂャ、ワン・ヤーラ、ウー・タミー
【J】江崎ひかる[TOP9]、坂本志穂菜、島望叶
第9話確定メンバー【定員7人】
「メデューサ」チーム
【K】キム・ダヨン[リーダー]
【C】シェン・シャオティン[TOP9]、スー・ルイチー[TOP9]、ツァイ・ビーン[TOP9]、フー・ヤーニン、ウェン・ヂャ
【J】江崎ひかる[TOP9]
タイトルどおり、蛇のような動きを連想させる独特なダンスが特徴のこの曲には、TOP9のうちシェン・シャオティン、スー・ルイチー、ツァイ・ビーン、江崎ひかるの4人がそろい、14人中半分の7人がCグループの参加者で占められました。
リーダー決めでは、前ミッションでもリーダーを務めたビーンとダヨンが立候補。Cグループ勢が全員ビーンを推して6対6の同点となり、ダヨンが「Cグループのメンバーが多いので、ツァイ・ビーンさんが中国語で会話したほうが素早く進行できる」として辞退。しかし、前回のミッションでビーンと同じチームになったK・Jグループメンバーがダヨンを推し続け、交互にリーダーをやったうえで再投票することになりました。
ビーンがリーダーの時間帯は前ミッション同様、ダンス練習がうまくいかず、メンバーの顔が曇ります。一方、ダヨンは紙にダンスの動線を書いて整理したうえで練習に臨み、チーム全体が和気あいあい。再投票のためにメンバーが集合すると、ビーンは投票の前に「ダヨンがリーダーをやるべきだと思う」と辞退。シャオティンは「ダヨンは効率がよくて、動線もすぐに整理できていました」、ルイチーは「ダヨンのリードを前は知らなかったけど、一緒にやってみて上手だと思いました」と賛同し、ダヨンは「皆さんが大丈夫だと言ってくださるなら引き受けます。頑張ります」と意気込みました。
「第2回生存者発表式」で14人中9人が生存しましたが、パートは7つとあり、話し合いでパートを獲得できなかった2人は、欠員が出た『U+Me=LOVE』に移動になります。結果、ソ・ヨンウンとキム・スヨンのKグループ2人が多数決で敗れて移動が決定。ルイチーがミッションステージでは初めてメインボーカルを務めることになりました。
「第2回生存者発表式」で14人中9人が生存しましたが、パートは7つとあり、話し合いでパートを獲得できなかった2人は、欠員が出た『U+Me=LOVE』に移動になります。結果、ソ・ヨンウンとキム・スヨンのKグループ2人が多数決で敗れて移動が決定。ルイチーがミッションステージでは初めてメインボーカルを務めることになりました。
練習室でダヨンがメインボーカルの再考を切り出すと、ヤーニンは「スー・ルイチーさえよければやり遂げたいと思う」と意欲満々。しかし、「コネクトミッション」でもマスターからの指摘をきっかけにメインボーカルを降りることになったルイチーは傷つき、「(ヤーニン担当の)ボーカル2は一番やりたくないです」とシャットアウト。練習時の空気がリーダー決めのとき以上に険悪になってしまいました。
ルイチーはパート変更のことだけではなく、自分が思っていたほど実力がないことに気づかされて打ちのめされていることを打ち明けて泣き、ヤーニンが肩を抱きしめます。ダヨンは「みんなあなたの気持ちをよくわかっているよ」と苦しみを理解していることを伝え、ルイチーはVTRで「みんなのことを思うと、もう私の個人的な感情で時間を無駄にしないようにしたいと思います」と、パートチェンジを受け入れ、気持ちを切り替えました。
紆余曲折ありながらメインボーカルを交代したものの、マスターたちが期待していたほどにはヤーニンのリズム感や高音の調節がうまくはまらず、リハーサルでも不安を残したまま本番を迎えることになりました。それでもシャオティンが完璧なビジュアルで圧倒し、艶かしく腰を振ると控え室は悲鳴に似た歓声に包まれます。マスターたちは「シャオティンさんのパート、鳥肌が立ちました。ダンスブレイクをうまくこなしていた」と激賞。江崎やダヨンの表情にも賛辞が送られました。
一方、チーム内を激震させたメインボーカル変更は成功せず、ボーカルマスターのチョ・アヨンは「フー・ヤーニンさんがこの曲の強弱の調節を中間評価でうまくできたのでパートチェンジを提案したんですが、欲が過剰に出てしまった感じがします。それでリズムが崩れたんだと思います」と評しました。

『Snake』

チームワークミッション
『Snake』チームのバスは農村に到着。「タダでは場所を貸せないので働いてもらいます」と言い渡され、農作業スタイルに着替えた7人はサツマイモと唐辛子の収穫作業に汗を流します。その後、村の人々に『Snake』を初披露。ポカーンとする年配の人たちに「もう1曲あります」と告げると、7人はトロット(韓国版の演歌)を披露しノリノリにさせました。ステージ後には、Cグループの5人が年下のリーダー・ダヨンに「きつく見えるメンバーだからまとめるだけで大変だと思う。ありがとう」と感謝を伝える心温まる一幕も。

『U+Me=LOVE』:途中加入3人とともに起死回生のドラマ

第8話暫定メンバー【定員7人×2チーム=14人】
【K】キム・ドア、ホ・ジウォン、チョン・ジユン、アン・ジョンミン
【C】チョウ・シンユー、ジアイ、リョン・チェクイン
【J】坂本舞白[TOP9/リーダー]、メイ、嘉味元琴音、山内若杏名、藤本彩花、櫻井美羽、早瀬華
第9話確定メンバー【定員7人】
「7 LOVE Minutes」チーム
【K】ソ・ヨンウン、キム・スヨン(ともに『Snake』から移動)
【C】チョウ・シンユー
【J】坂本舞白[TOP9/リーダー]、メイ、嘉味元琴音、野仲紗奈(野仲は『Utopia』から移動)
最も劇的な展開を生んだのが、坂本舞白(さかもと・ましろ)がリーダーを務める『U+Me=LOVE』チーム。前出のとおり、「第2回生存者発表式」で14人のメンバーのうち10人が脱落。残ったのはTOP9(3位)の坂本とJグループ8位のメイ、マスター評価による「プラネットパス」で復活した嘉味元琴音(かみもと・ことね)とチョウ・シンユーの4人だけとなってしまいました。
3人の欠員が出たため、他チームからメンバーが移動してくることがスタッフから告げられると、メイは「キリングパートもメインボーカルもいないから、それができる人が来てほしい」、坂本は「1人ずつ来るといいね」と願い、2人で「お願いです、私たちを助けてください」と祈りました。
ひたすら待ち続け、まず1人目のメンバーとして、『Snake』チームからソ・ヨンウンが合流。メイと坂本から熱烈なハグで歓迎されたヨンウンが「メインボーカルで落ちたの」と伝えると、坂本は「ここにはメインボーカルがいないよ」とにっこり。ヨンウンは「私がやる!」とやる気を見せます。
続いて『Snake』チームからキム・スヨンが加わり、ハグで歓迎した坂本は「本当に? 予想外だった。思ってもみなかった」とびっくり。さらに、『Utopia』チームから野仲紗奈が合流すると、ヨンウンがバンザイをして歓声をあげました。結果、「第2回生存者発表式」でマスター評価の「プラネットパス」によって復活したスヨン、嘉味元、シンユーの3人が勢ぞろい。実力者のヨンウンと野仲も加わったことで強力なチームが誕生しました。
パート決めでは、『Snake』チームでことごとくパート争いに敗れたスヨンがすっかり自信を失っていたものの、多数決でキリングパートを手にすると、「挫折感でいっぱいでしたが、重要なパートを任されたので責任感が生まれました。“スネーク”を捕らえて、蛇の鍋にして食べちゃいます」と笑顔を見せます。
しかし、移動が複雑なダンスにスヨンは大苦戦。混乱のさなか、この曲の振り付けを担当したダンスマスターのペク・グヨンがサプライズで立ち寄って急きょチェックすると、「全体的にこのダンスはかわいく見せたらダメだ」とだけアドバイスして去りました。ミスをして落ち込むスヨンに寄り添った野仲は「マスターはたった1日の練習を見て評価する人じゃないよ。できなくても平気。1日目なんだから」と励ましました。
そのスヨンが中間評価では堂々のパフォーマンスを見せ、マスター評価で最上位に。スヨンは驚いてへたり込み、ヨンウンと坂本が抱きしめると、メンバーたちは口々に「頑張ってくれてありがとう!」「私たちのキリングパート、ありがとう」と感謝し、スヨンは「みんなのおかげです」と感激しました。
チームのムードも和やかになり、休憩の合間にも全員で談笑。ヨンウンはスヨンがコンビネーションミッションで披露した『The Eve』の最後に見せた決めポーズのモノマネをしてスヨンが大照れしたり、メイが坂本の『Mafia In the morning』のモノマネをして爆笑の裏話を明かしたりと、遅れて結成されたとは思えないほどのチームワークを構築しました。
本番では完全に自信を取り戻したスヨンをはじめ、ヨンウン、野仲の途中合流組も美声を響かせ、リーダーの坂本、ラップ担当コンビの嘉味元とシンユーも見せ場十分。メイも抜群のスタイルを含めて存在感をアピールし、金の紙吹雪が降る中、きらびやかなステージを披露しました。
マスターも控え室の参加者たちも拍手を送り、振り付けを担当したグヨンは「心配をする必要はなかった」と笑顔。ソンミは「みんな本当にプロみたい」と興奮しました。7人は舞台裏で輪になって抱き合い、ステージの成功を称え合いました。

『U+Me=LOVE』

チームワークミッション
『U+Me=LOVE』チームのバスは韓国で最も高いビル、ロッテワールドタワーに到着。11階の整体院でマッサージを受け、レストランではステーキを堪能。最もゴージャスな休日……と思いきや、地上541メートルの空中吊り橋「スカイブリッジ」でヘルメットに命綱を付け、夜景を見下ろしながら『U+Me=LOVE』を披露することに。高所恐怖症の坂本舞白は「ムリムリムリ」と泣きながらも吊り橋ステージでパフォーマンスしました。

坂本舞白がリーダーで全戦全勝の女神に

4チームのパフォーマンスが終了し、勝利チームを発表。プラネットマスター(MC)のヨ・ジングは「ベネフィットを獲得する1位のチームは、2位のチームとわずか1.34点の差で勝敗が決まりました」と僅差だったことを明かし、94.17点を獲得した坂本率いる『U+Me=LOVE』が勝利したことを告げました。大きなピンチを乗り越えて抱き合う7人に、他チームは「おめでとう!」と祝福します。
リーダーで3戦全勝の快挙を達成した坂本は「ベネフィットをもらえば生存できるメンバーが増えると思っていました。実際に獲得できて本当にうれしくて幸せです」と笑顔。『U+Me=LOVE』には、第3回視聴者投票締め切り(10月9日午前10時)前の24時間、投票数が2倍となるベネフィットが与えられました。

「O.O.O.ミッション」で個人動画対決

ジングは続けて、デビュー組が決まるファイナルに進むためにもう1つのミッションが残されていることを発表。「O.O.O.ミッション」を無事に終えて生存しないと、ファイナルに進出できないことを告げました。
このミッションは、番組のシグナルソング「O.O.O(Over&Over&Over, オ.オ.オ)」をデビューグループのバージョンとして生まれ変わらせ、1チーム(9人)、2チーム(9人)、3チーム(8人)に分かれてパフォーマンスするというもの。チーム分けは、プラネットガーディアン(視聴者)の投票結果と、K-POP専門家の意見によって構成されたことが説明されました。
「O.O.O.ミッション」収録後には26人の個人動画がインターネット上に公開され、24時間で最も多くね「いいね!」をもらった各チーム1人、計3人がベネフィットを獲得。9人組の1チーム・2チームで1位になると9万点、8人組の3チームで1位になると8万点が与えられます。結果をチーム別に振り返ります。

ユジンがキリングパート初挑戦

【K】チェ・ユジン[TOP9]、キム・チェヒョン[TOP9]、キム・ダヨン、カン・イェソ
【C】シェン・シャオティン[TOP9]、スー・ルイチー[TOP9]
【J】川口ゆりな[TOP9]、坂本舞白[TOP9/リーダー]、江崎ひかる[TOP9]
このチームが発表されると、他チームから「デビューおめでとう」の声が飛ぶほど、TOP9が7人もそろったオールスター軍団に。キリングパートにはシェン・シャオティン、チェ・ユジン、坂本舞白、カン・イェソの4人が立候補し、多数決によってチェ・ユジンが務めることに。初めてキリングパートを務めたユジンが「いいね!」数1位となり、ベネフィット9万点を獲得しました。

モチベーション低下も酷評から奮起

【K】ヒュニン・バヒエ、キム・スヨン
【C】ツァイ・ビーン[TOP9]、ファン・シンチャオ[TOP9]、フー・ヤーニン
【J】メイ[リーダー]、野仲紗奈、岸田莉里花、嘉味元琴音
チーム全体のモチベーションが極めて低く、リーダー決めの際にも、これまで積極的に立候補してきたツァイ・ビーンさえ手を挙げないほど重苦しい雰囲気が漂います。Cherry Bulletの現役メンバーでもあるメイが引き受けたものの、練習もうまくいかず、中間評価ではさんざんな結果に。マスターたちからは「ここに初めて来たときよりも下手になっているのは衝撃的」と酷評されたものの、その後、3チームのすばらしいパフォーマンスを見て改心。ベネフィット9万点はバヒエが獲得しました。

マスターたちが泣いた! 感動的ステージ

【K】キム・ボラ[リーダー]、ソ・ヨンウン、グイン・マヤ
【C】ウェン・ヂャ、チェン・シンウェイ、チョウ・シンユー
【J】池間琉杏、永井愛実
ウェン・ヂャいわく「ビジュアルチーム」にはTOP9はいないものの、陽気なメンバーが揃い、顔を合わせたときから大盛り上がり。リーダーとメインボーカルはCherry Bulletのキム・ボラ、キリングパートは「O.O.O」Jグループの“パロナヤガール”(ソロパート)を務めた永井愛実が勝ち取り、あっという間にパートが決定。中間評価ではマスターたちが感涙するほど感動的なステージとなりました。ベネフィット8万点はヨンウンが手にし、クリエーションミッションに続いて2つ目の獲得となりました。

第3回生存者発表式 ファイナリスト18人が決定

そして、いよいよファイナリストが決定する「第3回生存者発表式」が始まります。第3回投票は9月24日午後10時40分〜10月9日午前10時まで実施されました。生存者は1位〜17位まで。最後のチャンスとして、マスター評価による「プラネットパス」で脱落者の中から1人が救済され、18人がファイナルステージに進出します。結果、生存者は以下のようになりました。
■第3回視聴者投票順位
※【】内は第1〜3回のTOP9推移
1位【2→1→1】:シェン・シャオティン(C)4,161,699点
2位【外→外→2】:キム・ダヨン(K)2,395,726点
3位【5→3→3】:坂本舞白(J)2,314,788点
4位【3→ 4→4】:江崎ひかる(J)2,185,083点
5位【4→5→5】:チェ・ユジン(K)1,747,716点
6位【1→2→6】:川口ゆりな(J)1,692,862点
7位【外→外→7】:野仲紗奈(J)1,621,602点
8位【外→外→8】:フー・ヤーニン(C)1,548,272点
9位【外→外→9】:ソ・ヨンウン(K)1,524,572点

10位:スー・ルイチー(C)1,369,169点
11位:キム・チェヒョン(K)1,308,669点
12位:カン・イェソ(K)1,248,877点
13位:ヒュニン・バヒエ(K)1,238,862点
14位:ウェン・ヂャ(C)1,121,791点
15位:キム・ボラ(K)1,023,271点
16位:ファン・シンチャオ(C)1,015,623点
17位:キム・スヨン(K)989,381点

プラネットパス復活:グイン・マヤ(K)
前回までは各国3人ずつ投票できたものの、今回からは各国1人ずつとなり、TOP9は激変。2位のキム・ダヨン(K)、7位の野仲紗奈(J)、8位のフー・ヤーニン(C)、9位のソ・ヨンウン(K)と4人が初のTOP9入りを果たしました。
ヨンウンは第1・2話で行われたプラネット探索戦でマスター評価によるTOP9(6位)に選ばれていたものの、視聴者投票で初のTOP9となり「こんなに多くのプラネットガーディアンの皆さんが私を応援してくださったおかげでTOP9に上がることができました。本当に本当にありがとうございます」と感謝。ヤーニンは「本当にうれしいです。夢のようです。私に投票してくださった一人ひとりのプラネットガーディアンの皆さん、本当にありがとうございます」と感激しきりです。
野仲は「私がTOP9に入るという想像は一度もしたことがないんですけど、TOP9に入って本当に幸せです」と満面の笑み。TOP9のペンダントの付け方に手こずり、ヨンウンとヤーニンが手伝ったものの、2人も「私も初めて付けるからわからない」と初TOP9の初々しさを見せました。
前回2位の川口は4ランクダウンで6位。「これまで本当に高い順位をいただいて、すごくありがたかったんですけど、この順位を私がもらってよかったのかなとか、怖かったりもしました」と涙を見せつつ、「ファンミーティングやメッセージ動画を見て、応援してくださる方がいると実感できて、皆さんのおかげで幸せな時間を過ごしています。これからも一生懸命頑張りますので見守ってください」とあいさつしました。
5位をキープしたユジンは「私を応援してくださっている皆さんをがっかりさせないように、ステキな姿をお見せしていきたいと思います」と気を引き締め、4位を死守した江崎は「4位という高い順位を獲得できたのはプラネットガーディアンの皆さんのおかげです。本当に感謝していますと伝えたいです。次はファイナルミッションなので、もっと集中して、いつも私を応援してくださっている皆さんのために最後まで頑張りたいです」と宣言。韓国語のスピーチの上達ぶりでも参加者たちを驚かせました。
TOP3候補3人が発表され、3位は前回と同じく坂本舞白。「プラネットTOP9という座を守ることができたのはプラネットガーディアンのみなさんのおかげです。ありがとうございます。私がこの番組に参加したときは自信もありませんでした。でもこんなに応援していただいて、今、とても幸せです」とトレードマークのえくぼを見せます。
2位は初のTOP9入りとなったキム・ダヨン。「とてもとても高い順位をいただきました。言葉で言い表せないくらい幸せです」と喜びをかみしめます。シグナルソング個人評価ではKグループ1位だったものの、プラネット探索戦でTOP9から漏れるなど苦悩していたダヨンは「正直私は序盤、自信をなくしていました。でも、皆さんの応援のおかげで自信を取り戻し、より私自身を表現できるようになったような気がします。ファイナルでもっと一生懸命頑張ってデビューできたらうれしいです」と語りました。
そして1位はシェン・シャオティン。韓国、アメリカ、イギリス、フランスなど77ヶ国で1位に輝き、2位に176万ポイントの大差をつけて堂々の首位キープとなりました。「プラネットガーディアンの皆さん、私と一緒に、私の夢を守ってくださったらうれしいです。これからもずっと頑張ります」とあいさつ。1位の席に着く前には川口とヨンウンが祝福し、TOP9に揃い踏みした「ケンチャナセル」の3人が抱き合いました。
一方、これまでTOP9をキープしてきたスー・ルイチーが6位→10位にランクダウン。ファン・シンチャオが7位→16位、キム・チェヒョンが9位→11位となり、ツァイ・ビーンは8位から最下位の26位まで急降下しました。
マスター評価によるプラネットパスはKグループ最年少グイン・マヤが選ばれて復活。これにより、ツァイ・ビーンはTOP9から一気に脱落しました。18位のチェン・シンウェイは涙ながらに「私たちの人生はスタートしたばかりです。光を放ち始めました。いつかまた会えると信じています。今まで私たちの夢を守ってくれて、ありがとうございます」と視聴者に感謝しました。
ファイナルステージは10月22日午後8時からABEMAで日韓中同時生放送。最終投票は、10月22日午前10時まで行われる1次投票と、22日の生放送中に行われる2次投票の結果を合算し、18人のうち全体順位1位〜9位までの9人が、デビューメンバーに決定します。
この記事について
この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
俳優・歌手・芸人・タレントらの趣味嗜好を深堀りしつつ、ファンの「好き」を応援。今後、さらに気になる人の「これまで」と「これから」をお届けしていきます。
⇒この記事をオリジナルページで読む(10月22日掲載)

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