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【ガルプラ Vol.1】『Girls Planet 999』江崎ひかる、川口ゆりな“1位”の大活躍 前半5話で見えてきた個性

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(9月24日掲載)
日本・韓国・中国で行われたオーディションを通過した各地域33人、合計99人の少女たちがグローバルガールズグループでデビューを目指すオーディションプロジェクト『Girls Planet 999:少女祭典』(通称ガルプラ/全12話)。各国から1人ずつ、異文化で育った3人組が協力し、「生存 or 脱落」の運命を共にする方式が採り入れられ、個人の実力だけでは生き残れない厳しいサバイバルが続いています。第5話までに約半数の45人が脱落するなか、日本勢はマスター評価やグローバル視聴者投票で1位になるなど大活躍をみせています。ABEMAで毎週金曜夜(午後8時〜)に放送されるたびにトレンド入りしている話題のオーディション『ガルプラ』。前半戦5話分を振り返り、見えてきたメンバーの長所、課題、個性をあぶりだします。

※敬称略

生存・脱落を共に “運命共同体”「セル」との出会い

日本・韓国・中国から33人ずつ99人が参加する『Girls Planet 999:少女祭典』初回放送は、前半戦の象徴ともなった3人1組のCELL(セル)の出会いから始まります。K(韓国)グループ、C(中国)グループ、J(日本)グループから1人ずつで構成される3人組は「演技派少女」「軟体少女」「マンネ」「語学の達人」「一緒にデビューしていたかも」「自分のアルバムがある」といった何らかの共通点でつながり、33組のセルが誕生。視聴者投票によって「共に生存するか、共に脱落する」文字通りの“運命共同体”となります。
セルのメンバーは確定ではなく、これから始まる参加者99人のお披露目を兼ねたパフォーマンスステージ「プラネット探索戦」で、マスター(『Girls Planet』で全てのことを議論して決める協議体)評価で「TOP9」に選ばれると、メンバーを再調整できる優先権が与えられます。プラネットマスター(番組MC)は俳優のヨ・ジング、参加者たちの憧れの存在でもあるK-POPマスターはソンミ(元Wonder Girls)とティファニー(少女時代)が、ボーカル・ダンスマスター(トレーナー)はペク・グヨン、チャン・ジュヒ、イム・ハンビョル、チョ・アヨンが担当します。

「ブラボー!」Jグループ1位・江崎ひかるに称賛の嵐

「プラネット探索戦」はセルごとではなく、同じ国の参加者同士による1〜6人のユニットでパフォーマンスを披露していきます。参加者たちにとっては、セルを組みたい相手を見定めるステージともなります。
最も大きな注目を集めたのは、シグナルソング(番組テーマソング)『O.O.O(Over&Over&Over,オ.オ.オ)』の個人評価でJグループ1位となった江崎ひかる。avex artist academy福岡校出身の江崎は「Jグループの実力が足りないという偏見を壊したい」という意気込みを胸に、野仲紗奈(のなか・しゃな)、嘉味元琴音(かみもと・ことね)、神藏令(かみくら・れい)との4人でBLACKPINKの『BOOMBAYAH』を披露します。
キレのあるダンスとラップを見せつけた江崎に対し、会場の参加者たちは「かっこいい」「ライブを見ているみたい」と大興奮。マスターたちも「クレイジーだね」「目力がすごい」「Jのプライド」「ブラボー!」と称賛の嵐で、江崎と歌唱力を評価された野仲の2人がTOP9候補に選ばれます。この動画は放送当日の8月6日にYouTubeで公開され、急上昇ランク1位、再生数は700万回超え(9月13日現在)の反響を呼びました。

ITZY活躍に夢断ち切れず 元JYP練習生・坂本舞白の再挑戦

番組放送前にビジュアルやプロフィールが公開された時点で大きな話題を集めていたのが、JYPエンターテインメントの元練習生・坂本舞白(さかもと・ましろ)。2016年のJYP公開採用オーディションで2位となり、2018年までの2年間はJYP練習生として、現在は5人組ガールズグループ・ITZY(イッチ)としてグローバルに活躍するメンバーたちと一緒にデビューを目指していた過去があります。
また、NiziUのリーダー・MAKOは、昨年話題を呼んだグローバルオーディション『Nizi Project』の自己紹介で、自身がJYP練習生になった経緯について「私が中学2年生のとき、JYP公開採用オーディション12期で日本人の方が2位を取り、JYP練習生になったということを新聞で見て、来年は絶対、私が3位以内に入ってJYP練習生になるんだと決意しました」と説明。MAKOがJYP入りを目指すきっかけを与えた日本人こそ坂本だったのです。
坂本はJYP練習生を辞めたあと、日本でアルバイトをしたり、他の仕事を探したりしたものの、友達(ITZY)の活躍を見るたびにアイドルになる夢をあきらめられなかったことを切実に明かし、「あきらめたからと日本に帰りましたが、心ではあきらめきれていませんでした。私が挑戦できる最後のチャンス」と背水の陣でステージに挑みます。
シグナルソング評価Jグループ2位の坂本は、17位の比屋定和(ひやじょう・なごみ)と2人で(G)I-DLEの『DUMDi DUMDi』をパフォーマンス。マスターからは「練習をたくさんしてきた感じがします。あんなにパワフルなダンスなのに、ボーカルもうまくて驚きました」「うますぎる」と高く評価されました。
ちなみに、坂本がJYP公開採用オーディションで2位になったときの1位は、次世代K-POPボーイズグループ発掘オーディション『LOUD』でJYPからデビューすることが決まったばかりのイ・ゲフン。2017年にボーイズグループ・Stray Kids(ストレイキッズ)としてのデビューを逃し、JYP練習生として苦節5年を経たゲフンがようやくつかみ取ったデビューの座を、“同期”の坂本も射止められるか、今後に注目が集まります。

『Nizi Project』出身 岸田莉里花、国民的美少女コンテスト出身 川口ゆりな登場

そして、『Nizi Project』参加組も登場。東京合宿で脱落した岸田莉里花は、マスターのティファニーから「サバイバル番組に再び挑戦する理由は?」と聞かれ、「アイドルになるという夢をあきらめきれず挑戦しました」と答えます。
岸田と同じチームには『全日本国民的美少女コンテスト』ファイナリストで結成されたアイドルグループで、2018年に解散したX21の川口ゆりなの姿も。川口は「保育園の頃からBoAさんが好きで、小学校のときにはKARAさんや少女時代さんのファンクラブに入っていました」とVTRで告白します。岸田と川口のチームはTWICEの『FANCY』を披露。川口はファンだった少女時代のメンバーでもあるティファニーから「目線がいきました。とても褒めてあげたい」と称えられ、TOP9候補に選ばれました。

圧倒的なビジュアルで目を引くCグループ

Cグループの参加者たちは圧倒的な容姿が目を引きます。先陣を切ったのは、シグナルソング評価Cグループ1位のシェン・シャオティン。その美貌に参加者たちはざわめきます。上海の大会でダンススポーツモダン部門1位、イギリスの大会で6位に入った実績があるというダンスのみならずラップでも魅了し、マスターのソンミから「シャオティンさんは言うことなしです。すばらしかった」と絶賛され、TOP9候補となりました。
正統派のシャオティンとは異なるオーラを放っているのがChic Chili(シックチリ)の現役メンバー、スー・ルイチー。これまでにもオーディション番組に挑戦していますが、2018年の『創造101』は25位、2020年の『創造営2020』は11位に終わり、デビューを逃しました。青い髪で日本でも人気が出そうな容姿のルイチーは、チョンハの『Snapping』をソロで堂々と歌って踊り、マスターたちから「芸能人だ」「うますぎる」「殺気が感じられるような目力」と評され、TOP9候補となりました。

TXTヒュニンカイが実妹にビデオ通話でエール

放送前から最も話題を集めているのが、事前投票Kグループ1位のヒュニン・バヒエ。マスターのソンミが「名前に見覚えがありますが、もしかして……」と聞くと、バヒエは「そうです」と答え、韓国のボーイズグループ・TOMORROW X TOGETHERの米ハワイ出身メンバーHUENINGKAI(ヒュニンカイ)の妹であることを認めます。
「お兄さんがアドバイスをしてくれたことは?」と聞かれたバヒエは、HUENINGKAIとのビデオ通話の映像を公開。HUENINGKAIが「生き残るためには頑張らないとだめだぞ。大変そうだけど、君はうまくできるよ。もちろん僕よりはうまくできないだろうけど(笑)」と、冗談交じりに激励する様子が映し出されます。兄からのエールを受け、イ・ヘウォン、チョ・ハウン、キム・イェウンとの4人でApink『Mr. Chu』を披露したものの、「エネルギーが必要な曲なのに目が笑っていない」と評され、4人ともTOP9候補にはなれませんでした。

崖っぷちの最年長チェ・ユジンが涙の“オールパス”

もう1人、前半戦のストーリーの核となりそうな参加者が、2015年にCUBEエンターテインメントからデビューした多国籍グループ・CLC(シーエルシー)のメンバーで、参加者最年長25歳のチェ・ユジン。自身の出番前には、Cグループのフー・ヤーニンら5人がCLCの『HELICOPTER』を披露するにあたって「原曲アーティストの方がいますが、私たちは違う魅力を見せられると思います。原曲を超えることもできます」とヤーニンから挑発するような言葉を投げかけられ、一気に注目が集まります。
CLCはデビュー7年目。韓国では専属契約期間が最大7年と定められており、その壁を乗り越えられずにグループの解散やメンバーの脱退が相次ぎます。ユジンはVTRで「もうグループの活動はしないというふうに事務所から聞かされた」と涙をこらえながら明かし、「歌手をやりたいですし、ずっと続けていきたい。この番組を通じて、こんな魅力があったんだというのをお見せしたい」と強い決意をにじませます。
プレッシャーがのしかかる中、ヒールを脱いだユジンは、ヒョナ(元Wonder Girls/4minute)の『Bubble Pop!』をソロでパフォーマンス。マスターのティファニーから、TOP9候補であること、さらにはマスターの協議で「オールパス(全員合格)」だったことを知らされたユジンは、顔を覆って号泣しました。

江崎ひかるが全体1位 マスター評価TOP9発表

99人全員のパフォーマンス終了後、マスター評価による「プラネットTOP9」が発表されました。1位にはJグループの江崎が選出され、参加者最年少14歳の桑原彩菜(くわはら・あやな)が9位に食い込みました。桑原は、PerfumeやBABYMETALのSU-METAL、モーニング娘。OGの鞘師里保らを輩出した「アクターズスクール広島」内のユニット「革命少女」として活動していた経歴の持ち主。マスターたちは「天性の才能がある」と高く評価し「マンネ(末っ子)が作るセルに期待が高まりますね」と笑顔を見せました。
■プラネット探索戦TOP9
1位 江崎ひかる(J)
2位 カン・イェソ(K)
3位 シェン・シャオティン(C)
4位 スー・ルイチー(C)
5位 チョン・ジユン(K)
6位 ソ・ヨンウン(K)
7位 チェ・ユジン(K)
8位 ツァイ・ビーン(C)
9位 桑原彩菜(J)

※順位はマスター評価によるもの

プラネットマスター(MC)のジングは、「今回の“プラネットTOP9”はマスターたちの評価で決まりましたが、この順位は永遠ではありません。これからの順位はプラネットガーディアン(視聴者)の投票によって決まります」と説明。TOPに選ばれた参加者は、自身が望むセルのメンバーを熟考します。
1位の江崎は、K/Cグループのシグナルソング評価1位のキム・ダヨン、シェン・シャオティンとのセルを解消し、プラネット探索戦TOP9の4位ルイチーと5位のジユンを指名。続いて、2位のイェソはTOP9ではないファン・シンチャオ(C)と坂本舞白(J)を指名。その後も、自分たちで交渉しながら次々と新しいセルが誕生し、改めて33個のセルが完成(メンバーを変えずに維持もあり)し、ここから運命のグローバル投票がスタートします。
『プラネット探索戦』が終わると、参加者たちは「プラネットキャンプ」(寮)へ移動。セルごとに振り分けられた部屋で共同生活を開始しました。

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