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“レベチ”の天才・鬼才が挑戦する『LOUD』沼へようこそ 次世代K-POPスター候補10人の名場面集【Vol.2】

この記事は、LINE初の総合エンタメメディア「Fanthology!」とオリコンNewSの共同企画です。
⇒この記事をオリジナルページで読む(8月10日掲載)

「今まで見たオーディションの中で一番レベル高い」「こんなレベル高いサバイバル見たことない!!」「レベチで鳥肌」「天才しか出てないのかってくらいすごい」と視聴者に大きな衝撃を与えている次世代K-POPボーイズグループ発掘オーディション『LOUD』(ラウド)。歌、ダンス、ラップのみならず、作詞作曲、映像制作までハイレベルな天才・鬼才少年たちが次々と登場し、韓国の芸能事務所「JYPエンターテインメント」代表パク・ジニョン(J.Y. Park)、「P NATION」代表のPSY(サイ)の両プロテューサーや視聴者を驚愕させ、とりこにしています。今からでも間に合う『LOUD』。後半戦に突入する前に、前半戦を盛り上げた10人のプロフィールと名場面を紹介します。

※敬称略
※年齢は2021年8月1日現在。放送内では韓国での数え年が使われていますが、文中では日本での満年齢で表記
日本人の少年4人が韓国でも大人気

アマル/MITSUYUKI AMARU

歌唱力No.1 15歳のオールラウンダー
生年月日:2005年10月21日
年齢:15歳
血液型:O型
特技:ラップ、歌、皿回し、サッカー、陸上競技
J.Y. Parkが自信を持って投入したJYP練習生3人のうちの1人。埼玉県出身のアマルは、2PMファンの母親の影響で幼い頃からK-POPアイドルの曲を聴いて育った15歳で、「いつしか韓国でアーティストになりたいと考えるようになりました」と明かします。
渡韓して「1年半〜2年くらい」といい、韓国語も完璧。表情豊かなリアクション王でもあるアマルの魅力はなんといっても、15歳とは思えないような美声と歌唱力、表現力です。第1ラウンドの「実力ステージ」でPost Maloneの『Hollywood's Bleeding』を歌い、ややハスキーでグルーヴ感のある魅力的な歌声を披露すると、J.Y. Parkは満面の笑みでガッツポーズし、PSYも満面の笑みで拍手を贈りました。

Post Maloneの『Hollywood's Bleeding』を披露したアマル

J.Y. Parkは「新人が既存の歌手っぽいとすごく危険なんです。既存の歌手っぽいけど少し違います。典型的なスタイルに見えるけど、オリジナルです。音程や感情だけでなくトーンまで変えてました。うますぎて少し心配ですが、すごくよかったです。ここで聴いた歌の中で最高でした」と絶賛。PSYも「ベテラン歌手でも難しい、クレーンカメラに目線まで送っていて、ステージでの振る舞いが本当に上手」と舌を巻きます。しかし、このあと、「既存の歌手っぽい」という指摘に葛藤することになります。
第2ラウンドではダンスの才能も発揮。J.Y. Parkの提案で未経験のハウスダンスに挑戦することになりましたが、表情豊かにWanna Oneの『Energetic』をパフォーマンスし、自作ラップも披露。J.Y. Parkは「アマルくんは参加者の中で基本的なスキルが最も身についています。激しく踊りながらも歌声が安定していました。すごく上手だった」と褒められます。

Wanna One『Energetic』をパフォーマンス

しかし、第3ラウンドでは、アマルに「エースになってほしい」と願うJ.Y. Parkが「実力は見えるけど、アマルくん自身が見えない。スキルは一度捨ててもいい」と辛口評価。壁にぶち当たったアマルは顔を曇らせます。それでも「プロ級の作詞能力がある」と新たな才能も見いだされました。

第3ラウンドでiKONの『AIRPLANE』を披露したアマル

ケイジュ/OKAMOTO KEIJU

脱落候補から1位に “かわいかっこいい”スター候補
生年月日:2006年10月4日
年齢:14歳
血液型:A型
特技:ダンス、料理
「歌とダンスと猫が好き」と自己紹介したケイジュの初登場は、両プロデューサーを戸惑わせるものでした。「どうして韓国に?」の質問には「飛行機で来ました」と答え、PSYは爆笑します。第1ラウンドの「魅力ステージ」では、K-POPアイドルの間で流行っている“愛嬌ソング”をキュートに披露。参加者たちからは「かわいい〜」の声があがるも、J.Y. Parkは「ファンの気持ちが理解できない」と苦笑い。それでも「僕たちの感覚じゃなくて応援するファンの気持ちで考えるべきだ」と思い直すなど、両プロデューサーを戸惑わせます。
しかし、「実力ステージ」でJustin Bieber『Intentions』に乗せて自作ダンスを披露すると、両プロデューサーの目の色が一気に変わり即合格。先にボタンを押してスカウト権を得たPSYは「僕が先に押せてよかった。踊ってるときの表情や目つきを見て感じました。これがスター性だと」と絶賛。J.Y. Parkも「予想を覆されました。かわいいだけじゃなくかっこよさも持ってる。それが合格にした最大の理由です」と称賛しました。

Justin Bieber『Intentions』を披露したケイジュ

MCND『Crush』をパフォーマンス

第2ラウンドのチームミッションでは、「女性をメロメロにする」コンビとしてムン・ヒョクジュン(15)とチームを組みました。特にPSYは「ケイジュがにっこり笑うと、見た人がみんな笑顔になる」とアイドル性を高く買っています。タイトなラップと激しいダンスのMCND『Crush』をパフォーマンスし、指ハートでフィニッシュする2人らしさを見せたもののチームワーク不足を指摘されて敗れてしまい、脱落候補8人のうちの1人になってしまったケイジュは必死に涙をこらえます。
個人点にチーム点を加算した合計点の上位3人が脱落を免れることになり、ギリギリの3位で九死に一生を得たケイジュはここから挽回することに。
第3ラウンドの「JYPラウンド」ではダンス創作組の1位となりました。J.Y. Parkは、ケイジュと愛弟子の人気歌手Rain(ピ)を重ね合わせて見てしまうといい、「あまりにもスター性がある」「スターが現れた」とケイジュの持つスター性を絶賛。番組の視聴者投票でも右肩上がりで、今後も台風の目となりそうな勢いです。

ケイジュが1位を獲得したパフォーマンス

コウキ/TANAKA KOKI

「天才」と絶賛の嵐 12歳のクランプダンスの神童
生年月日:2009年1月29日
年齢:12歳
血液型:A型
特技:クランプダンス
初回放送から話題騒然の12歳の天才クランプダンス少年。本人が付けたニックネームは「リトルプリンス」、自己紹介では「幼くても誰よりもダンスに自信があるタナカコウキです」とあいさつしたように、外見は幼いものの、4歳から始めたダンスは天下一品。特に6歳から始めたクランプダンスでは世界中の大会で優勝しているという神童です。

PLAYA『KILL THE STAGE ANTHEM』に乗せてゴリゴリのクランプを披露

第1ラウンドの「実力ステージ」でダンスを披露すると、J.Y. Parkは“最前列”で口を開けたまま絶句。「こんなに若い子のステージをコンサートみたいに見入ってしまった」「僕とPSYを観客にしてしまった。評価することを忘れて見入ってしまった」と言わしめます。歓声を上げながらファンのように目を輝かせて見ていたPSYも「コウキくん、このオーディションが終わったら僕のMVに出て」とラブコール。マイクを通さずに「天才」「すごい逸材」「信じられない」と興奮しました。

Stray Kidsの『神メニュー』をパフォーマンス

第2ラウンドのチームミッションでは歌にも初挑戦。チャン・ヒョンス(17)、ナ・ユンソ(11)との3人組「腹ペコ兄弟」として、Stray Kidsの『神メニュー』で激しいダンスを踊りながら安定した歌声を披露し、両プロデューサーを驚かせます。PSYは「コウキくんは本当に特別な存在です。デビューしてから身につくような重要だけど難しい力、ステージを掌握する力がある。人を引きつける力があります。コウキくんから噴き出る大きな火柱のようなものが見えて感動しました」と絶賛します。
中1ならではの無邪気さとともに、一途な努力もコウキの魅力です。「腹ペコ兄弟」の練習風景の映像では、ヒョンス“お兄ちゃん”の言うことを聞かずにユンソとの年少コンビで遊んで困らせたり、2人の元気さにエネルギーを吸い取られて眠気に襲われるヒョンスに抱きついたりと、チーム名どおりの「兄弟」ぶりに視聴者はほっこり。さらに、韓国語を猛勉強中のコウキの部屋の壁にはびっしりと韓国語のメモが貼られ、「アイドルになるためには必要不可欠なことだと思います」と語るなど、努力の人でもあることが伝わります。
第3ラウンドでは、ムン・ヒョクジュン(15)、キム・ジョンミン(14)の中学生トリオ「ヤングマウンテン」チームでEXOの『Obsession』に取り組みました。J.Y. Parkの中間チェックで、ヒョクジュンとジョンミンのダンスがそろっていないことを指摘されると、コウキが注意点を整理し、翻訳機やボディーランゲージでも積極的に意思を伝えて年上の2人をリード。さらには「顔が大事」と、自身の部屋では表情の演技にも注力します。本番のステージでは参加者たちから「すごい表現力だ」と声があがり、PSYも「コウキくんは本当に驚きの連続です。天使と悪魔を振り払うときの表情は圧巻でした」と表情管理も称賛されました。
SNSでも「コウキくんのダンス鳥肌がやばい」「コウキはレベチですね。日本の宝」「コウキ君のレベチダンスの沼にハマってます」「コウキ君の神ダンスは芸術的です」「ダンスだけじゃなくて歌声も良いし表情も良い……末恐ろしい12歳……」と驚きと称賛の声であふれ、韓国でも大人気。JYPの所属アーティスト・2PMにも認識されているほど評判が広まっています。

ハルト/MAEDA HARUTO

『ビリー・エリオット』主演歴も “背水の陣”の16歳
生年月日:2004年11月16日
年齢:16歳
血液型:AB型
特技:バレエ、タップダンス、ビーボーイング
日本ではバレエを題材にしたミュージカル『ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜』(2017年)で主人公・ビリーを演じた経歴もあるハルトは、「K-POPアイドルになりたい」という夢をかなえるため渡韓。自己紹介でも「アイドルという夢のために韓国に留学した16歳のマエダハルトです」と切実な思いを両プロデューサーに伝えます。
現在は、BTSのジョングク、EXOのカイらを輩出したソウル公演芸術高校 実用舞踊科専攻の2年生。高校を卒業するまでにデビューの可能性が見えない場合はK-POPアイドルになる夢を諦める約束を両親としているそうで、背水の陣でこのオーディションに挑んでいます。

ハルトの第1ラウンド実力ステージ

第1ラウンドの実力ステージでは、クラシックバレエをベースにした流麗なダンスから一転、白シャツを脱いでヒョウ柄のシャツ姿になると、鋭い目つきで野性味あふれる妖艶なダンスを披露し、ポップスにも対応できることをアピールします。J.Y. Parkは自身が最近一番好きな若手ダンサーとして、バレエ、タップダンス、モダンダンス、ヒップホップダンスも卓越しているケイシー・ライス(18)をあげ「ハルトくんは東洋のケイシー・ライスのような感じがします」と期待をかけます。
第2ラウンドでは、芸術中学で韓国舞踊を専攻しているカン・ギムクとの「どんぐり豆腐」チームで、iKON『KILLING ME』を自作ダンスで披露。踊りながら歌うことやラップにも初挑戦し「僕たちは舞踊科ですが、ヒップホップの曲もこなせることを見せたい」と意気込みます。

iKONの『KILLING ME』を自作ダンスで披露

J.Y. Parkは「プロじゃない人にダンスを作らせるとありきたりな振付になりますが、舞踊を専攻していることが活かされたステージでした」と称賛。ハルト個人のパフォーマンスについても「歌が安定していました。声量も十分だし呼吸法もよかった。音程も取れていたし、踊りながら歌っても安定していて驚きました。舞踊専攻に関してはK-POPダンスがすごく上手です。メリハリもあるし、リズムの乗り方にも慣れてきている」と高く評価しました。

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