ORICON NEWS
「なんだか快感!」安心を求める彼女に、言い寄る元カレの4コマ漫画に16万いいね
突然の大バズりに驚愕「代表作と呼べるものができたことが自信につながった」
モノモース 『心を動かす言葉』の四コマは、いわゆる言葉遊びと、漢字パズルと、あるあるエピソードをうまく組み合わせて、オチで全てが繋がることで驚きを生むという構成になっているのですが、この4コマがびっくりするほどウケて、2〜3日くらいかけて16万いいねを超えました。当時私のフォロワーは2,500人程度でしたし、漫画を投稿しても “バズる”こととは無縁だったんです。「次こそは1万いいね目指すぞ」という気持ちで漫画を描いていたので、はるかに上回る反響に驚きました。
――その後も漢字遊びの漫画を描かれていますが、エピソードだけでなくパズルの要素もある“言葉”をテーマにして描くのは大変じゃないですか?
モノモース もともと言葉遊びは好きなので、日々色々なネタを考えているのですが、漢字の4コマはさまざまな要素をピッタリ組み合わせなくてはいけないので、考えるのは楽しい反面、非常に難しいです。『心を動かす言葉』が16万いいねを集めてしまったがために、次のネタでウケなければまぐれだと思っていたので、次の『引き寄せる言葉』で2万いいねを集められたのには安心しました。何より代表作と呼べるものができたことがその後の自信につながりましたね。
――『タウンワークマガジン』で連載も行っていると伺いました。反響はいかがでしょうか。
モノモース タウンワークマガジンではTwitterで人気の漫画家が何人か連載を持っていて、担当の方が私の4コマを見て声をかけてくれたのがきっかけですね。「漢字の4コマで働く人たちを漫画にしてほしい」との依頼でしたので、考えるのが非常に難しいのですが、なんとか毎月ネタをひねり出しています。ありがたいことに好評をいただいていて、ほっとしています。
目標は書籍化「現時点ではまだまだ。目の前のことをコツコツやっていく」
モノモース 2年前に『雨の日』という漫画を描いたのですが、その時はフォロワーが2,000人くらいだったということもあり、いいね数は500程度だったんです。しかしつい先日、梅雨の季節に再投稿したところ、4万いいねを頂くことができました。旬なものを発信することの大切さを学びましたし、個人的にも好きな作品でしたので再評価していただいて嬉しかったですね。
――以前の取材でも「絵も記号も最小限でストレスなく読めることを意識している」とお話しいただいたように、シンプルな絵柄やわかりやすい内容がモノモースさんの作風の魅力だと思いますが、いまもそちらは意識されていますか?
モノモース かなり意識しています。Twitterは流し読みされてしまうメディアなので、たくさん描き込むよりも、パッとわかりやすい絵柄の方がウケ良いというのは、今も感じていることです。
――「誰かを不快にさせる表現がないかを気を付けている」ともおっしゃっていました。読者が増えたことで、変わった心がけや、気を付けることが増えたこと…などがあれば教えてください。
モノモース 自分ではギャグでやっているつもりが、ある人から見たら不快であったり、失礼な表現になるということは起こりえることなので、見てくれることが増えたことでより注意して描いています。単純に自分の知識が間違っていることもあるので、何事も興味を持って理解を深めることが大事だと思っています。
――お仕事も増えたのではないかと思うのですが、SNSに投稿を続ける理由を教えてください。
モノモース 拡散力はもちろんのこと、反応をいただけるのが良いところですね。Instagramや漫画サイトなどにも投稿していますが、リアルタイムに反響があるのがTwitter。投稿する媒体にはそれぞれの良さがあるので、今後面白そうなSNSが出てくればそこに投稿していくのも全然ありだと思います。
――読者の中には大変な日常の中でモノモースさんの漫画に元気をもらっている方も多いと思います。今後の目標などがあれば教えてください。
モノモース ひとつの目標として漫画の書籍化があるのですが、現時点では知名度もまだまだですし、ひとつひとつ面白い4コマ漫画を研究していきたいですね。まだまだ描きたいネタはたくさんあるので、できる限り投稿は続けていきたいと思っています。
モノモースさんTwitter:@mono_moosu