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声優アーティスト・西山宏太朗、切ない「恋」披露 洗練されたサウンドとアートワークで世界観確立

西山宏太朗

 『あんさんぶるスターズ!』深海奏汰役をはじめ数々のアニメやゲームで活躍する人気声優・西山宏太朗が、2ndミニアルバム『Laundry』をリリース。演技力とともに歌唱力も求められる作品に数多く出演してきた西山の持ち味といえば、少年らしさを残した癒し系ボイス。前作のデビューミニアルバム『CITY』では洗練されたシティポップサウンドに乗せた爽やかな歌声を響かせ、声優アーティストとしても話題を集めた。

シティポップサウンドで世界観を確立、恋の終わりの複雑な思いを歌と演技で表現

 2018年にTVアニメ『学園ベビーシッターズ』で初主演を飾り、同年には第12回声優アワードで新人男優賞を受賞。その後も数々の作品のメインキャラクターを続々と務め、人気と実力を兼ね備えた声優として注目される西山宏太朗。『美男高校 地球防衛部LOVE!』や『A3!』、『アイドリッシュセブン』、『あんさんぶるスターズ!』、『B-PROJECT』など音楽を軸とした作品に携わることも多く、多彩なジャンルを歌いこなす歌唱力と一度聞いたら忘れられない声質は声優ファンに広く知られるところだ。
 
 待望の2ndミニアルバムのコンセプトはジメッとした切ない恋。タイトルの『Laundry』には<洗濯>と<選択>がかけられており、「あのときの<選択>は正しかったのだろうか…?」と少し感傷に浸った気持ちを<洗濯>して洗い流す、といった意味が込められている。甘く切なく、そしてほろ苦いさまざまな恋のシチュエーションを歌った全6曲を収録。

 アーティストデビューとなった1stミニアルバム『CITY』の流れを踏襲したシティポップを中心としたサウンドが、持ち前の爽やかな歌声にしっくりフィットする。当初は「(キャラクターを介さない)音楽活動をガンガンやっていきたい気持ちはなかった」と振り返る西山だが、1stミニアルバムから本作の制作を通して「アーティスト・西山宏太朗」が表現する世界観(=洗練されたシティポップサウンド)は自身の中でも明確なものになっていったに違いない。

 一方、ポジティブで人懐っこい楽曲が多かった前作とはやや異なり、コンセプトの通りどこかヒリヒリとしたセンチメンタルな楽曲が目立つのが本作の特徴だ。

 リード曲「Sweet Lemonade」の作詞・作曲は1stミニアルバムにも参加した岩越涼大が担当。2つのデートのシーンが描かれるMVでは、西山もコミカルなステップを披露したかと思えば切ない表情を覗かせるなど、終わりかけの恋の複雑な思いを演技でも表現している。

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