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声優・仲村宗悟、誕生日にアルバムシングル同時リリース 作品で“等身大の姿”を表現

耳で聴くだけでは分からない歌詞の転換の妙「壊れた世界の秒針は」

シングルではシリアスな表情を見せる仲村宗悟

シングルではシリアスな表情を見せる仲村宗悟

 アルバムと同時にリリースされたニューシングル「壊れた世界の秒針は」は、アニメ「TIGER & BUNNY」の脚本を務めた西田征史が原作・総監督・全話脚本を務め、「呪術廻戦」でお馴染みのMAPPAが制作する水球アニメ『RE-MAIN』(テレビ朝日系)のエンディング主題歌として書き下ろした楽曲となっている。ピアノのリフが印象的なギターロックで、“後悔”という、いわばネガティブな感情をテーマにしており、仲村自身は「生きていくということはたくさんの選択をするということですから、これまでに『ああしておけばよかった』と思うことがあったと思います。でもそれもきっと間違いじゃなくて、それはもっともっと先でしかわからないことだったりして。そんなことを考えながら曲を書きました!」とコメントを寄せている。この楽曲の主人公は真っ暗な部屋で自分を見つめ、<痛い痛い痛いや>と過去を振り返りながら、その痛みを乗り越え、現実から目を逸らして逃げることなく、その場所に<居たい居たい居たいや>という結論に達し、未来の扉を開いていく。この歌詞の転換は、テレビから流れてくる曲を耳で聴いているだけでは気づかなかった。そして、最後には<これから先の景色は/自分次第だ>というフレーズに辿り着く。
  • 「壊れた世界で秒針は」通常版

    「壊れた世界で秒針は」通常版

 前述の「ナチュラル」でも<型なんて自分次第だ>と歌っていたが、悲しくて苦しい現状でも「素敵な世界」だと感じることができるのも自分次第であり、壊れた世界の秒針を動かすのも自分次第。それは、声優デビュー6年目、アーティストデビュー3年目にして、等身大の自分自身を存分に表現した彼が得た実感なのだろう。声優として、シンガーソングライターとして、彼がこれからどんな選択をし、どんな人生を歩んでいくのか。仲村宗悟という人間そのものに興味が湧いており、その道先が今から楽しみでならない。

(文/永堀アツオ)
仲村宗悟(Shugo Nakamura)
1988年7月28日生まれの沖縄出身。2015年ゲーム『アイドルマスター SideM』で声優デビュー。2019年第13回声優アワード新人男優賞を受賞。アーティストとしては2ndシングル「カラフル」が『スッキリ』(日本テレビ系)の3月マンスリーテーマソングになるなど、メディアから注目されている。
公式HP 
仲村宗悟公式Twitter:@ShugoAbc 
オフィシャルInstagram:nakamura_shugo_official
YouTubeチャンネル:仲村宗悟Official Channel♪ 
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