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映画『ゴジラ vs コング』小栗旬インタビュー:ハリウッドデビューに大河の主役…次に目指すものは?

(C)ORICON NewS inc.

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挑戦するために「準備しておかなければ」

 1994年11歳でデビュー。『GTO』(98年)、『ごくせん』(02年)といった今も語り継がれる学園ドラマで印象を残し、『花より男子』(05年)でブレイク。『花ざかりの君たちへ〜イケメン♂パラダイス〜』(07年)で人気を不動のものにした。『クローズZEROシリーズ』 (07年、09年)、『リッチマン、プアウーマン』(12年)、『信長協奏曲』(16年)といった主演作がヒットし、近年は、福田雄一監督とタッグを組んだ『銀魂』シリーズ (17年、18年)のようなコメディーから、すでに時効を迎えた未解決事件の真相を追う新聞記者を熱演した『罪の声』(2020)のような作品まで、幅広い役柄で結果を出し続けている。

 映像作品で活躍する一方、蜷川幸雄演出のシェイクスピア劇をはじめ、舞台作品にも挑戦して演技力を磨き、映画『シュアリー・サムデイ』(10年)で長編監督デビューも果たした。そして、2022年放送予定のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では主人公・北条義時を演じる。『ゴジラ vs コング』でハリウッドデビューも果たした。多くの俳優が目標としているもの、憧れているものを、片っ端から経験している俳優も珍しい。彼をスターたらしめる所以だ。次は何を目指し、どこへ向かっていくのか。私たちにどんな世界を見せてくれるのか。

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 「それは自分にとっても大きなテーマですね。若い頃に目標としていたことが、ありがたいことに一つひとつ叶っていき、そのたびに次は何をモチベーションにしていこうか、と考えてきました。大河ドラマの主役もいつかやってみたいと思っていたこと。となると次は本当に自分がまだ見たことのない世界へのチャレンジしかないよな、と思っています。日本国内にも自分が知らないことはまだまだたくさんあると思うし、それが海外にあるといった時に言語的な壁を乗り越えていけるように、チャンスが巡ってきた時に躊躇なく飛び込める準備をしておかなければいけないと思っています」

映画『ゴジラ vs コング』(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

映画『ゴジラ vs コング』(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

 この夏は、小栗が「スケールの大きさ、パワーに圧倒された」というハリウッド超大作の世界を我々も存分に楽しませてもらうことにしよう。

 『ゴジラ vs コング』は、ワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』(2014年)と『キングコング:髑髏島の巨神』(17年)の壮大な世界観をクロスオーバーさせた「モンスター・ヴァース」シリーズ最新作。前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』では、これぞゴジラ! というド迫力の怪獣バトルに世界中が熱狂し、大ヒットを記録。その前作で強大な怪獣たちとの死闘の末、王<キング>として覚醒したゴジラが今回対峙するのは、同じく映画史に君臨してきた究極のモンスター・コング。彼らはなぜ戦うのか。この最強対決の〈表〉では、前作を上回るスケールで怪獣バトルが描かれ、その〈裏〉では、地球と人間たちとの間の深淵をのぞかせる。

突然、出現したゴジラを見つめる芹澤蓮(小栗旬)=映画『ゴジラ vs コング』(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

突然、出現したゴジラを見つめる芹澤蓮(小栗旬)=映画『ゴジラ vs コング』(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

 「出来上がった映画は、最初から最後まで、息つく間も無い怒とうの迫力で、よくこんな事を考えるなぁと思うくらいアイデアに満ちていて、痛快。ここ最近、しばらく観ることができなかった圧倒的なエンタテインメントとしてとても楽しめる作品になっていると思います。同時に、ゴジラやコングのような圧倒的な存在というのには、どこか自然災害に例えられるような要素があるな、ということも感じますし、人間の愚かな行為に警鐘を鳴らす存在とも受け止められる。映画を観て、いろいろ感じてもらえるといいな、と思います」

ネイサン博士の元を訪れた蓮(小栗旬)=映画『ゴジラ vs コング』(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

ネイサン博士の元を訪れた蓮(小栗旬)=映画『ゴジラ vs コング』(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

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