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大家族のおかんYoutuber人気急上昇のワケ「大家族なのに家の中スッキリ」「お話上手、収納上手、料理上手!」

「せっかちかあちゃん」という大家族のママYouTuberが急上昇クリエイターとして話題に。家族は年子で生まれた4人の息子と5歳の娘、夫、8匹の犬。割烹着にすっぴん、ヘアバンド姿で生活し、見た目は“肝っ玉母さん”スタイル。でも投稿する動画では、いわゆる大家族ドキュメンタリーで見るような“生活感”を一切感じさせないスタイリッシュな自宅、整理整頓された収納が公開され、そのギャップあふれる生活スタイルに注目が集まっている。明るい大家族の日常が発信されているが、実は彼女がこのスタイルにたどり着くまでには、様々な葛藤があったという。“かあちゃん”になったことで経験できた喜びがある一方で、苦悩したこととは――本人に話を聞いた。

「太った自分を受け入れられなかった」友達のひと言がきっかけで今のスタイルに

 2020年9月から投稿を開始したYouTubeチャンネル「せっかちかあちゃん」。現在では登録者数が6万人を超え、彼女が軽快なトークとともに“昆布つゆ”一本の味付けでたくさんの料理を作っていく動画やこだわりの収納を公開する動画には「仕事、家事、育児にいっぱいいっぱいでイライラしていたけど、動画見て笑えた」「ハマって見漁った」「キャラが強い!」という反響も見られる。

――YouTubeに寄せられる反響について、どのように感じていますか?

せっかちかあちゃん喜びというよりも信じられないという気持ちが強かったです。たくさんの方からうれしいコメントをいただいたおかげで、「自分に自信を持ってもいいんだ」という気持ちも芽生えました。ちょっと泣けてくるような感覚でしたね。
――割烹着、すっぴん、ヘアバンドがトレードマークに。どのようにして、現在の「せっかちかあちゃん」になられたのでしょうか?

せっかちかあちゃん太ったときに、自分のことが受け入れられなかったんですよ。この体型を受け入れられるようになったのは、実は1年くらい前で。あるとき、友達から久しぶりに会おうって誘われた時、「太ったから会いたくない」って言ったんです。「じゃあ、写真を送ってみて」ってことになって、少しでも可愛く見えるように加工した写真を送ったら「自分のことを受け入れていなさすぎ!」って言われたんです。渡辺直美さんとか森三中さんとか、太っていてもオシャレをして魅力的な芸能人はたくさんいるんだから、そういう風にしてみたらって。

――それで実際に何か行動を起こしたのですか?

せっかちかあちゃんまずは前髪をパッツンにしてみたんです。そしたら、周りの人たちに「可愛い!赤ちゃんみたい!」って言われて、そのときに「このスタイルでいこう!」って思ったんです。そこから自分のことを受け入れられるようになっていきました。

“ママ友問題”で悩み苦しんだ過去「つらくても固執せず気持ちを切り替えていく大切さを知った」

――視聴者の方から、同じママとして悩みを相談される機会も多いと思います。育児や人間関係で壁にぶつかったとき、せっかちかあちゃんはどのようにして乗り越えてきましたか?

せっかちかあちゃん一番苦しかったのは、ママ友問題でした。4人目の子どもを産んだ21歳のころ、当時ママ友たちと毎日のように集まったりランチに行ったりしていたんです。そのうち子育ての仕方などで考え方ってそれぞれ違うから合わない部分も出てきて、気づいたら私が仲間外れにされてしまい、ランチにも全く誘われなくなってしまったことがありました。旦那に相談できないことをママ友に相談していたので、ひとりで抱え込むようになっていた時期が一番しんどかったです。

――どのようにして乗り越えたのでしょうか?

せっかちかあちゃん関係を修復するために、ママ友と話し合いをして、自分の悪いところは全部謝ったんです。でも、一度無理だと思ったものは、謝られたところで元のように戻るのはなかなか難しいみたいで…。悲しいけれどママ友と関わることはもうできないなと思って、気持ちの切り替えの練習をし始めたんです。「考えないようにする」だと逃げているだけなので、一時的なものでしかなくて結局はつらいままですから。

――「切り替える」というのは、具体的にはどういったことをしたのでしょうか?

せっかちかあちゃん県外に新しい友達を作ったんです。『あつまれ どうぶつの森』を当時やっていて、そのゲームの掲示板で、私と同じ4人の子どものママで県外に住む同じ歳の女性と仲良くなりました。その子のおかげで、ママ友のことを考えなくなっていきました。そこからブログも始めて、コメント欄でたくさんの人たちと絡んだりもするようになって。とにかくつらいことがあったら、そこに固執せず、新しいところに目を向けたり、気持ちを切り替えることが大事だなって気づきました。悩んでいても何も変わらないので、強制切り替えが一番です。

子どもたちにも家事を分担「『家事は母親がするもの』と言われたこともあった」

――Youtubeを始めてから、ご家族はどのような反応をしていますか?

せっかちかあちゃん子どもたちはあまり気にしていないかも。もう慣れてるというか、カメラに向かって喋っていても、「あ、YouTube撮ってるんか」みたいな感じでいます。たまに配信した動画も見ているみたいですけど、特に何も言ってきてこないですね。学校で言われたら恥ずかしいから、自分は絶対に映りたくないという気持ちは強いみたいです。

――大家族というと、家の中が汚くなりがちというイメージを持つ人も多いかもしれませんが、せっかちかあちゃんのお宅はすごく綺麗に整理整頓されています。

せっかちかあちゃん映していないだけで、ぐちゃぐちゃです(笑)。子どもたちは基本的にやったらやりっ放しなので、私がそれを怒って毎日片づけはさせていますけど、子どもが帰宅してから夜ご飯にかけての間にものすごく散らかります。

――家事の中で最も大事にしていることは?

せっかちかあちゃん面倒くさがり屋なので、暇を作らないことです。「退屈やな〜」って感じてソファに寝転がったりすると、そのまま何もやらなくなっちゃうので…。いつも友達と一日中ずっと電話をしているんですけど、「一緒にやろうか」って感じで話しながら、家事をやっています。

――お子さんたちに洗濯を担当させていると聞きましたが、それはいつ頃からやっているのですか?

せっかちかあちゃん長男が小学校4年生くらいの頃からですね。私が一週間ほど入院していた時期があって、そのときに「この子たち、私がいなかったらどうやって生きていくんだろう」って、ふと思ったんです。当時、周りの人たちからは「子どもに洗濯をさせるなんて」と言われたり、年配の人からは「家事は母親がするもの」って言われたりもしました。でも、言われるのはどうせ私だし、いつか絶対子どものためにはなるから別にいいかなって思っていました。
――洗濯のほかにも、お子さんたちがやっている家事ってありますか?

せっかちかあちゃんお風呂洗いとゴミ捨てと掃除。あと、ワンちゃんのオシッコとウンチの掃除ですね。洗濯と掃除は全員が毎日やることで、お風呂洗いとゴミ捨てとワンちゃんの掃除は、一日ずつの交替制にしています。

――YouTubeを通して、今後はどのようなことをしていきたいですか?

せっかちかあちゃん「売っているようで売っていないものを開発したい」というのが最近できた目標です。日々家事や育児をしていると、「これが丸じゃなくて四角だったらいいのに」とか、「これが邪魔なんだよな」って感じるものがたくさんあるんです。ネットでも探すんですけど、どこにもない。だから、そういったものを自分で商品化して、主婦の方の家事を楽にしたり、子育てを楽しいものにしたりするというのがやりたいことですね。YouTubeでも見ている方から感謝の声をいただくようになって、「もっと私の知っている情報をみなさんに教えたい」という気持ちになってきています。
せっかちかあちゃん
上から15歳の年子の息子4人と5歳の娘、33歳同い年の夫と8匹の犬という大家族のかあちゃん。家族との思い出を記録するために2020年9月にYoutubeチャンネルをスタート。
Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCrj1X62uiQ5vUpN7yfj5yXA/featured
Instagram:母ちゃんグラム
母ちゃんショップ:https://skkcn.shop/

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