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『全裸監督』新ヒロイン恒松祐里、出演を両親に相談「差別や偏見を受け入れる覚悟」

「今まで諦めてきたような表現も発信できる時代」自由度が高いからこその“重責”も

――本作監督の武正晴さんが、恒松さんの挑戦こそが『全裸監督 シーズン2』の真骨頂であると語っておられました。

恒松本作の撮影期間が半年ぐらいあったんですけど、それぐらい長く、大きな作品に関わることはありませんでしたので、この作品で演じきれたことは一つの自信になりました。この自信が今後の作品の現場での佇まいなどにつながっていくでしょうし、そうした意味でも女優としてまた一つ、ステップアップできたかなと思います。

――Netflixで配信される作品ですが、テレビドラマの撮影と違うところは?

恒松やはり自由度が違うと思います。ドラマだと、誰がテレビをつけて観ているかわかりません。ですから、より多くの人に受け入れられる表現やわかりやすいお芝居をしなければならないと感じます。でも、配信のドラマはユーザーの方がお金を払って、しかもご自身が観たいものを選択して観る方法ですので、観客が自分の意志で観ることができる分、こちらもより自由な表現ができます。でも、大きな制限がないからこそ、そこにはちゃんとアートであったり芸術であったり、そういった責任感は私たちについて回ります。そんな重責もありますが、より面白いものが作れる環境なのかもしれないと思いました。
――日本だけじゃなく、世界に自身の“挑戦”を観てもらえることについては?

恒松多分、昔の方々もこうしたチャンスを求めてもがき、自ら海外へ行ったりしていたと思うんですけど、VODですと、日本人だけで作る日本の作品で、世界で勝負ができます。さらには、今まで諦めてきたような表現もできるようになっていると思うので、これを機に、日本の芸術や職人芸を広めていけたら。その作品に携われているということは、私にとっても大きなチャンスだと感じています。

――今回の“挑戦”を経て、どんな女優になっていきたいですか。

恒松人生経験を生かしていかなきゃいけないなと。そのためにいろんな経験をしたいと思います。例えば私、デザインが好きなんですよ。なので、仲里依紗さんがYou Tubeをやったり、山田孝之さんがプロデュースや演出をやってらっしゃるように、私もいろんなモノづくりに関わって、そこで得たものを女優として表現していけたら、とも思っています。

(取材・文/衣輪晋一)

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