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森川葵、「不安だった女優の迷走期をバラエティが救ってくれた」 難関ミッション突破する“負けず嫌い”こそが女優魂

 バラエティの分野で今もっとも注目される女優と言えば、森川葵だろう。レギュラー出演中の『それって!?実際どうなの課』(中京テレビ)では、「森川葵の知られざる世界」というコーナーで、ビリヤードのトリックショット、皿回しやスプーン曲げまで、数々の難関ミッションを、達人も驚く脅威のスピードでクリア。アーチェリーのトリックショットを決めた際には、「おつかれ森川」というワードがTwitterのトレンドで世界1位となるなど話題を集めた。絶対に諦めないという根性と努力を見せるその様は、好印象がうなぎ登りのようだ。彼女に心境を聞いた。

「何かを変えるきっかけになるかも…」偶発的に“ドハマり”したバラエティ企画

――バラエティの法定速度を守らない“ワイルド・スピード森川”という異名で、まるで堺正章さんを思わせる芸達者ぶりも話題です。番組スタートから2年が経ってもなお続く反響をどう感じていますか?

森川葵この番組で私のことを知ってくださった方がすごく増えたので、本当にうれしく思っています。今までになかった世代の方々から応援のメッセージも届いていて、森川葵という認知度が上がったなと思っています。

――SNSのフォロワー数も増えていますね。

森川葵はい。女優の私を知らなくても、バラエティの森川は知っているという方々が増えて、ありがたいことに徐々にいろんな方に知っていただけるようになりました。以前、あるスタッフさんから「名前がもっと広く知られるようになれば、そのぶん仕事の幅が広がると思います」とアドバイスをいただいたことがあるんです。

――知名度アップが課題だったんですね。10代のころから映画やドラマに出演されてきましたが…。

森川葵今25歳で、20歳くらいまではがむしゃらに突き進んでいましたが、そこからこの番組が始まる23歳までの間は、自分の中で迷走していたような気がします。活動歴がある程度長くなって、仕事は楽しいと感じる反面、「このままでいいのだろうか…」という迷いと、ずっと走り続けてきた疲れですかね…。本気でお芝居と向き合うために必要な時期だったのかな、と思います。

――それがバラエティ番組のレギュラー出演で吹っ切れた?

森川葵そういう不安を感じていた中で、何かを変えるきっかけになるかもしれないと思って挑戦したら、めちゃくちゃ吹っ切れました! どバラエティに出るタイプではありませんでしたし、勝手に苦手だと思っていましたが、意外や意外、おしゃべりも好きだし楽しめていてとても向いていると思っています(笑)。

「できないことが嫌なんです」生来の“負けず嫌い”でポテンシャルが開花

――それにしても番組では、とんでもない集中力と絶対に諦めない貪欲さを発揮していて、視聴者も驚いています。

森川葵本当に負けず嫌いで、できないことがあるのは嫌なんです。たしかにメンタルは強いと思います。昔から女優のオーディションに行くたびに度胸があると言われてきましたから。

――10代のころから度胸があると言われていたのですか?

森川葵はい。あまりよくない意味だったんですけど(笑)。肝が座っているから、期待される10代らしいリアクションができなかったりして…。大人になって自立していくといい意味になりますけど、若いうちはかわいげがなかった気がします(笑)。人にあまり頼らない性格は、長所であり短所でもあるんでしょうね。

――難関チャレンジを成功させて、周囲の期待はますます高まっています。プレッシャーにはなっていませんか?

森川葵それはけっこうあります(笑)。はじめのころは本当に楽しくて、純粋にやってみたいという気持ちでいろいろなことに向き合っていたんですけど、回を重ねるごとにお題が競技っぽくなって…。どんどん難しくなっているので、毎回「できるのかな」という不安はあります。

――その不安にどう向き合っていますか?

森川葵番組的にも盛り上がってきていますから、それをさらに盛り上げたい、成功させなきゃいけない、という気持ちはもちろんあるんですけど、負担に思い過ぎるとできないことが増える気がします。なので、プレッシャーに気づかないふりをしているんです(笑)。いろいろな人からの応援を励みにしていますが、ロケに行くときはいったんすべて忘れて、チャレンジを楽しむ気持ちを大事にするようにしています。

――視聴者からの期待がモチベーションになっている部分もありますか?

森川葵もちろんです。番組が終わると「#おつかれ森川」ってたくさんの方が発信してくれて、私ががんばったことをまるで自分のことのようによろこんでくれます。Twitter世界トレンド1位になったり、応援してくれる人がこんなにいるんだというのが目に見えてわかったりするので、それが次もがんばるエネルギーになっています。

バラエティと女優業、「両方やって損はない」、人生経験を積むターン

――お芝居への還元という話もありましたが、バラエティでの負けず嫌いは女優業にも活きていますか?

森川葵そうですね。ただ、人と競うよりも、自分自身がどれだけ満足できるかどうか、自分の中で競っています。いまは自分のできることを必死でやるのに精一杯。バラエティにも女優業にも全力投球です。

――やはり女優業への思いも強いんですね。

森川葵長くやってきていますし、もちろんこれからも続けていくつもりです。この番組に出られているのも、女優の森川葵があったから。いまはお芝居に対する気持ちを構築し直しているターンで、それがいいエネルギーの爆発になったら、という理想を思い描いています。

――活動の軸が“バラエティタレントか女優か”という葛藤はありませんか?

森川葵ないですね。いまはすごくバラエティが楽しくて本気でやっています。でも、次にお芝居を本気でやりたいと思えば、戻れる場所だと思います。両方やっていて損をすることはないし、人生いろいろなことを経験している人のほうが強い。人生経験は、女優業でお芝居からにじみ出るものでもありますし、むしろいろいろな経験を積むことで演じられる役柄の幅が広がり、お芝居にも深みが出ると思います。

――では、バラエティのイメージがひとり歩きすることへの懸念は?

森川葵もしバラエティのイメージが強くなっても、女優として演じることに何も影響はありませんし、演じられる役柄が少なくなるとも思いません。もしキャスティングされなくなるようでしたら、それは私のお芝居の力不足のせいです。

――SNSでは素顔も包み隠さず披露していますね。

森川葵どんどん私のことを知ってもらいたいですし、興味を持たれないほうが寂しい(笑)。もっと仕事の幅が広がって、いろいろなことができるようになればと思っています。

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